「ラブレター事件」の真相
隆道:「……見つかっちゃった、だって?」
その時、俺は初めて人を憎んだ。そのため、頭に血が上り
冷静な判断ができなくなりはじめていた。しかし……。
男子A:「おい、今日学校終わったらゲーセン行こうぜ。」
男子B:「待ち合わせはどこにする?」
男子C:「じゃあ……体育用具室の裏で!」
どっ!
男子A:「おい、一緒に帰ろうぜ。」
男子B:「いいぜ。でも忙しいから待っててくれよ。」
男子C:「じゃあ……真剣に待ってます!」
どっ!
……いやいや、短気は損気。ここは冷静になろう。
AとかBとかじゃなく、とりあえず誰なのか特定しよう。
あとで俺の親友と一緒に仕返しができるように……。
男子C:「……おい、次だ次。」
男子A:「今、一番恋に熱い男、それは藤堂!」
男子B:「わー、ラブ菌が感染るー、逃げろー!」
人の……、真剣な気持ちを……、踏みにじった……。
ギリッ。歯が鳴った。俺は睨みつけた。
男子A:「あ、こいつ泣いてる!」
男子B:「マジで?マジ恋?泣くほど悲しいのかよ?」
男子C:「うっわー、超ジューショーじゃん!」
違う。悲しみの涙なんかじゃない。これは……。
隆道:「……おい、お前ら何やってるんだ?」
智樹(男子A)・育郎(男子B)・雅俊(男子C):「「「あ。」」」(見事な三重唱)