ED1続編サイドストーリー「別居中の加奈の日記」

「加奈〜いもうと〜第二章」ベストエンドより、
ブランコに乗って隆道を待つ加奈
この話は、ED1続編「加奈告白バージョン」に関連しています。
ゲームシナリオ作成の練習のつもりで作りました。
いろいろご不満の点もあるかもしれませんが、
大目に見てください。僕は「プロ」ではありませんから(^^;
シナリオライター氏の意図はわかりませんが、
僕は、「加奈が本屋に就職した」という事を、けっこう重視しています。
つまり、本屋には「いけない本」のコーナーもあるわけで、
しかも、老夫婦以外の店員は加奈だけ(らしい)ですし、
仕事上、そういう本を無視するわけにもいかず、
嫌でもその手の情報が目に入るからです。
基本的に、「あの年頃の女性(しかも加奈は処女ではない!)が、
愛する人と別れて暮らしたままその手の情報を見続けたらどうなるか」
という考えを元にしました(そういう考え方が良いか悪いかは別にして)。
あと、当然、抜粋した形になってます(^^;
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○月○日
ついに引っ越しした。これから、お父さん、お母さん、
そしてお兄ちゃんと離れて暮らすことになる。
おじいさん、おばあさん、優しい人達でよかった。
美樹さんとか、私の周りはいい人ばかりで、結構恵まれている。
お兄ちゃん、別れ際に泣いてくれた。
当分、あの姿は忘れない。
お兄ちゃんの「愛してる」の一言をもっと聞きたいけれど、
それでは私の決心が揺らいでしまう。
まだ始まったばかり。まだ何も変わっていない。
○月○日
私からの電話、せっかくお兄ちゃんが受けてくれたのに
またすぐに切られてしまった。
お兄ちゃん、もしかして私を避けてる?
いいえ、お兄ちゃんは私に気を使ってくれている。
……そう考えていたい。
ところで、私がお兄ちゃんが家にいる時間を見計らって
電話しているの、お兄ちゃん、気づいてくれているのかな?
○月○日
男の人から突然デートの申し込みを受けてしまった。
今回(注1)はお兄ちゃんもいないし、
困ってしまって、つい、こんな言葉が出てしまった。
「私には、将来を誓い合ったフィアンセがいますから。」
以来、その男の人は店に来なくなった。
この手、なかなか使える。
でも、数少ない常連さんが一人減ってしまった。
おじいさん、おばあさん、ごめんなさい。
こんな話したら、お兄ちゃん、嫉妬してくれるかな?
私、お兄ちゃんが嫉妬するところ見たことがないから。
○月○日
駅前で、久しぶりにお兄ちゃんを見かけた。
でも、遠くから見ているしかなかった。
あの時、お兄ちゃんの前に出たら、多分、私、
そのまま「お兄ちゃん!」と叫んで抱き付いてしまうから。
人前でそんなことをするわけにはいかない。
そうしなくなるように、私は、
お兄ちゃんと距離を置くことにしたのだから。
○月○日
私、お兄ちゃんの姿ばかり探すようになってしまった。
お父さんやお母さんが会いにきてくれても、うわの空。
会いたい、お兄ちゃんに会いたい、そればかり考えている。
いっそお兄ちゃんが会いに来てくれれば、と思ってしまう。
でも、距離を置きたいと言い出したのは私。
それを、お兄ちゃんは見送った。
泣きながらでも、結局私を見送った。
今来てくれるくらいならあの時私を引き止めてくれたほうが
よかった、とも思ってしまう。
私が距離を置きたいなんて言い出さなければよかったと、
いつの間にか後悔してしまっている。
○月○日
本屋で仕事している以上避けられないことだけど、
最近、「いけない本」に目がいくようになってしまった。
以前は興味本位で見ることもできたけれど、
今の私には、正直言って辛い。
お兄ちゃんは、私がいない間どうしているのかな?
私は、自分で、慰めるしか……。
あの時(注2)のように、お兄ちゃんを想いながら……。
○月○日
今日も「いけない本」を見てしまった。
そこで「テレクラ」というものの広告を見つけた。
「女性無料」「淋しいあなたにも素敵な彼氏を」
そんな文字を見ていると、
知らず知らずのうちに、目が電話器の方にいってしまう……。
私、このままだと、どうかなってしまいそう……。
○月○日
お兄ちゃんに手紙を出した。電話をしても切られてしまうから。
でも、このまま会いに行っても、結局元に戻ってしまう。
私が変わる、何かきっかけが欲しい。
私が変わらなければ、今まで離れて暮らした意味が無い。
だから手紙を出した。
これは、藤堂加奈から藤堂隆道に送る手紙。
生まれて初めて出す、愛する人への手紙。
そんな手紙を出す気持ち、離れて暮らすまで知らなかった。
その気持ちを踏みにじった夕美さん、やっぱり許せない。
○月○日
いよいよ明日。今日は何も手に付かなかった。
仕事も、まるで初日に戻ってしまったように失敗の繰り返し。
おじいさん、おばあさん、ごめんなさい。
明日帰ったら、改めてお詫びします。
あの人に会えたら、きっと私も変わるはずだから。
もし、あの人に会えなかったら、……その先のことは考えていない。
その後の私がどうなってしまうのか、想像もできない。
だって、私には、あなたしかいないのだから、……隆道さん。
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注1−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
当然、「勇太にデートを申し込まれたこと」が前回です。
ED1になるためには、勇太の申し込みを
隆道が拒否しなければならないと思いましたが、
ここらへんは確認していません(^^;
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注2−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ちょっと過激な表現も入ってしまいましたが、
あながち大袈裟ではないと思っています。加奈は過去に、
「自分の自慰行動を兄に見せ付けた」ということすらしてますし。
見られて困るなら、扉を半開きにするなんてことしません。
少なくとも僕は(自爆!)
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