スナイパーY

突然だが、「例の一件」でもご存知のとおり、俺は「彼女」を守るため
出来る限り陰から見守っていた。……「例の一件」以来は「奴」の目を盗んで。
しかし、まさかあの場に「高校生の兄貴」が出てくるとは思わなかったが……。

♪ダダ!ダダダダ!ダンダンダンダン!……(オープニングテーマ)

予想どおり「二人」は夏祭りに来た。

そして……

奴:「要するに的当てだよ。」

一発目、「彼女」の弾はパンダの脇を通過した。
どうやら「彼女」は生まれて初めて射的をやるらしかった。

……俺は「この時」を待っていた。今こそ俺の出番だ!
俺は気持ちを落ち着かせるため、煙草(型のチョコレート・ハーフビター味)をくわえた。
そして、愛用のグナックMFのロシア版寒冷地仕様(の模造品)を構えて考えていた。

……素人にアドバイスしてもそう簡単に当るわけでもないし(そんなことになったら
オヤジはたまったもんじゃない(^^;)、だいたい「奴」は銃の扱いを心得ているのか?
噂によると「花輪」は作れるらしいが……。

二発目。

パン!

俺の撃った弾は栄養価の高い特大キャラメルに当るも、距離が遠すぎて倒れなかったようだ。

俺は「二人」に気づかれないように近くに寄り、三発目……

パン!

彼女:「きゃん!」
Y:「ん?……くくく……。」

俺は苦笑した。「スナイパーY」ともあろう者が、思わず雑念が出てしまったのだ。
今は「彼女」に当ててもそれをゲットできるわけではないのに……。

♪ルールール、ルー(アイキャッチ)

パン!

Y:「ちっ!」

ミスった!四発目はジッポライターに当たってしまった。

Y:「くそ!倒れるな!!」

ジッポライターなど、「彼女」が喜ぶわけがない。
俺はどうしても「彼女」の喜ぶ顔が見たいのだ。

そして、最後……

パン!

……俺の弾は吸い込まれるように携帯用ゲーム機ソフトに当たった。

Y:「やった!」
彼女:「やった!」

思わず上げてしまった俺の声は、雑踏と「彼女」の声にかき消された。

しかし……

彼女:「はい、お兄ちゃん。」
奴:「ありがとな、もらっとくよ。」
彼女:「ふふ……。」

……最終的に喜んだのは「奴」だった。

Y:「ふう。」

俺は溜め息とともに再び煙草(型のチョコレート)をくわえた。
……しかし、それが少しほろ苦かった理由は、
恐らくそれが「ハーフビター味」だったから……だけではないと思う。

♪ラララ、ラー、ルルララー、……(エンディングテーマ)

 

コメント:すみません、何かよくわからないもの作ってしまいました……。

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