ED3続編「『あのとき』はもう一度」

夕美ちゃん人形 浴衣編
僕的に、夕美の浴衣全画面
CG
が無かったのはヒジョーに
残念であります(^^ゞ
あのとき以来実は未だに完全には立ち直れていない俺を、
夕美は夏祭りに誘った。

隆道:「……夏祭りか。そう言えば、あのとき以来行ってないな。
でも、あのときは……。」

こんなことしか考えられない俺でも、夕美は付き合ってくれている。
……俺の唯一の女友達として。

その夜、待ち合わせ時間に夕美は遅れた。
まあ、女性が遅れるということも別に珍しいことではないが。

夕美:「ごめーん、ちょっと昔の浴衣をさがしてて。
これ、どうしても着てきたかったんだ。……胸がちょっときついけど。」

言い訳の仕方も夕美らしい。

神社の境内は例年以上の人込みだった。
「最近ある小説の舞台になった(注1)」ということも原因らしい。
それで俺達は、あまり人気(ひとけ)のない境内裏に出た。
そこはわりと暗くなっていて、足元もおぼつかない。

その時!

夕美:「きゃ……!」
隆道:「夕美?……危ない!」

夕美が足をもつれさせたらしい。
反射的に、俺は夕美を支えようとした。
……まるで、そうすることが俺の義務であるかのように。
そして、夕美はそのまま俺の胸に倒れ込んだ。
……まるで、そうすることが夕美の義務であるかのように。

夕美:「…………。」
隆道:「…………。」

俺達はそのまま見詰め合った。俺は、こういう状況は記憶にある。
しかし、そのときの相手は夕美ではなかったが……。

夕美:「……藤堂君、覚えてる?前にもこんなことあったよね。」
隆道:「え?」

「こんなこと」……「夏祭りで夕美と」……。
実は、俺はすっかり忘れていた。そのとき俺には「加奈」がいたから。
しかし、夕美はそんな些細な出来事も覚えていたのか……。

夕美:「あのときも、藤堂君、手を差し出したでしょ?
私って馬鹿だから、自力で持ちこたえちゃって。
もしあのまま倒れてたら、藤堂君、どうしてくれてたのかな……って……。
私……、ずっと、空想してた……。」

そのとき、夕美の目から光るものが……、涙!?

隆道:「お……、おい、夕美……。」
夕美:「……でも、あのときの空想が、実現しちゃった……。」

夕美は微笑み、……目を閉じた。
俺は……。

夕美:「ん……。」

夕美の唇と俺の唇が重なる。
どーん。……ぱらぱら……。
遠くで花火が聞こえる。
花火……、俺達を祝福しているのだろうか……。

しばらく経って、夕美の唇と俺の唇は離れた。
しかし、離れたのは、まだ唇だけだ。

見物客A:「たーまやーっ!」
見物客B:「かーぎやーっ!」

花火も、盛り上がっているらしい。

見物客C:「……おーい!こっちも盛り上がってるぞーっ!」
隆道:「……え?」

夕美も気づいたらしく、あわてて俺から離れた。

見物客A:「いよっ!見せつけてくれるねえ、お二人さん!」
見物客B:「おいおい、夏だからって、あまりはめをはずすなよ?」
見物客C:「彼女!ピルはもう飲んだのか?」

俺達を冷やかす野郎どもが三人。しかし、よく見ると……。

隆道:「……やっぱりお前らか。」
智樹(見物客A)・育郎(注2)(見物客B)・雅俊(見物客C):
「「「まあ、お約束ということで。」」」(見事な三重唱)

本当にこいつらは……。
しかし、このときは俺は三人を憎めなかった。

隆道:「……そうだよな?夕美。」

俺は振り向いて、目元をこすりながら笑っている夕美の方を見た(注3)

注1−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ネタバレ掲示板で「大宮が舞台」という話がありましたが、
こういう神社も実在するのでしょうか?>大宮の方々
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注2−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「育郎(だけ)が隆道の幼なじみである」ということを
知らない(忘れている)人って、案外いるのではないでしょうか?
そう言えば「キミステ」でこんなキャラいましたね、「育美」。
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注3−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「なるべく夕美に優しくして、隆道が加奈に覆い被さって(直後の
加奈とのキスシーンが夕美に見つかる)、最終的に加奈は助からない」
という条件では、ED3のみに行くと思いましたが……。
また屁理屈つけてすみません。
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