第22話 ブッチャー最後の日
脚本 五武冬史
絵コンテ 貞光紳也
演出 貞光紳也
作画 金田伊功
富沢和雄
鍋島修
飯島正勝
美術 メカマン
背景 マスコット
仕上 ディーン
長谷川洋
南雲久美子
特殊効果 土井通明
編集 鶴渕友彰
小谷地文雄
整音 中戸川次男
撮影 旭プロダクション
坂東昭雄
制作進行 草刈忠良
メカ・ブースト 赤騎士デスカイン
青騎士ヘルダイン
ゲスト・キャラクター 大滝社長 渡部猛
船長 田中崇
次回予告 ガイゾックの反撃に、勝平は父に続いて2人の従兄姉も喪ってゆく。必殺の一撃がガイゾックの止めを刺すことができるか?戦いの果てにあるものは…
次回ザンボット3『燃える宇宙』。
さて、どう戦ってくれるかのう?
ストーリー 神ファミリーが女子供を救命カプセルで地球へ送っている頃、ブッチャーはガイゾックの死の騎士、デスカインとヘルダインを復活させていた。カプセルを守るため、源五郎はビアルV世で死の騎士へ特攻をかける。最後に残ったバンドックの頭部へはザンボット3がイオン砲で止めを刺す。死に瀕したブッチャーは勝平に問い掛ける。おまえ達は何のために戦ったのか、誰が感謝しているのか、と。
コメント 相変わらず神ファミリーの武器は決定的な破壊力を持ちません。妻と息子を守るため、ついに源五郎も散っていきます。家族への愛を気合に変えて、デスカイン、ヘルダインへ特攻していく様は鬼気迫るものがあります。ただ、「いけぇー!!」で源五郎の目が光るのは良いのですが、特攻を受けたデスカインの顔があまりにもギャグ過ぎていて、どうにもいただけません。
そして、ブッチャーの辛辣な問いが印象的です。
「おまえ達は一体何のために儂と戦ったのだ?」
「何のため?…そりゃ、地球の平和を守るために決まってるじゃねえか!」
「ホ?一体誰がそんなことを頼んだのだ?」
「…だ、誰も頼みゃしない!」
「おまえの身内の者は戦いのために次々と死んでいった。地球を守ると言って。だが、何処の、誰が、有難がってくれるんだ?誰があそこで感謝している?誰が喜んでくれるんだ?」
多くの作品で当然のこととして扱われてきたことですが、あえて、人々から非難を受けていたヒーロー、神ファミリーに問うことが「当然のこと」とされているものが非常に価値のあるものに見えてきます。
また、父の死に戦意を喪失し号泣する勝平にかける恵子の「勝平!お願い、戦って!」という台詞は、類似シチュエーションですが『トップをねらえ!』(1988年 ガイナックス)にも使われています。