The 一人勝ち!Part3



<駿河湾のカツオ>

「ハイピッチショートジャーク」

今では死語になってしまったこの言葉。
ベイトタックルを使用し、高速でワンピッチ・ワンリーリングを繰り返す技。
ジグにハオリジグ等のスパイラル系を使えば、見事なスパイラルジャークとなるわけです。 (別にストレート系のジグを使っても良いのですが)
私がジギング始めた当初は、これが定番でした。
猫も杓子も「ハイピッチショートジャーク」!
しかし、翌年にはそんなこと言う人はいなくなり、
「スローがの方が良い」
などなどの情報が交錯・・・。
現在に至っては、スパイラル系のジグすら売ってない。
今の流行は「平戸ジャーク」に代表される「スライドジャーク」 (スパイラルジャークって今でも結構釣れるんだけどなぁ・・・)。

しかし、魚にとっては人間の流行なんて関係ない!
今回の一人勝ちは、この見捨てられた(訳ではなくてこういう表現をしなくなったという方が正解でしょうか) 技術がキモになるわけです。

話は、初めてのトカラ釣行が決まった頃になります。
実は今回のは1人勝ちと言うか、餌釣りと同船して餌釣りに勝ったと言うお話です。

・・・・

トカラ釣行を数週間後に控え準備も忙しいのだが、トカラに行く前に一回しゃくっておきたい気分。
それは、私と私の友人で一番高学歴の人とのこんな会話から始まる。
電話「プルルル」

高学歴「はい」

コブ「どっか行きませんか」

高学歴「う〜ん、行っておきたい気もするんだけどねぇ〜」

コブ「焼津でキハダ釣れてるらしいですよ。しかも結構良いサイズです」

高学歴「ホントにぃ〜?どうしよっかなぁ〜」

コブ「カツオも釣れてるそうですよ」

高学歴「え!?マジで?行く!」

この方「一番高学歴」と言うことあって、一発では食ってきませんでした。
でも、ちょっと誘いを入れただけで即ヒット!
まあ、所詮釣り人なんてこんなもんでしょう。
我々は釣られることない人間だから生きていられるのであります。
しかし、雑誌に載っている景気の良い話や、釣り道具には簡単に釣られるのでありまして、 もし空から「ステラ40%OFF」や「玄達でブリ爆釣」なんて書かれているフック付の紙が落ちてきたとすると、 その真偽のほどを確かめることもなく簡単にパクリといってしまうような判断力に欠ける人種なのであります。

話はそれましたが、そんなこんなで焼津の「幸進丸」にて出撃であります。
船は駿河湾を横断し一路伊豆方面へ!


良いですねぇ〜。
富士山を見ながらの船旅ってのも。

そうこうしているうちに最初のポイントに到着&アタリ無し。
ま、いつも通りですな。
次のポイントは、駿河湾の湾奥。
陸がすぐ近くに見えるようなところ。
駿河湾は急深の地形なので、こんなに陸が近くても相当な水深がありそうです。

この場所には「一体どれほどの数の船がおんねん?」って言うほどの、 真剣に数えても数えきれないくらいの船が密集しています。
東京湾のタチウオよりもたくさんです。

そんなところで、今回のキーワードとなる「ハイピッチショートジャーク」を繰り返す私。
ジグは大好きなマリア アモールパス 2oz。カラーはピンク。

すると、何と私に船中ファーストヒット!
水深は何メートルだったでしょうか?
確か船長指示ダナ+10mまで落としてからのシャクリで、指示ダナくらいでヒットしたと思います。
心地よい引きを堪能しながら上がってきたのは、マグロの王様クロマグロ!
ってのは大げさな表現で、いわゆるメジです。
クロマグロの子供の子供、赤ちゃんサイズの約2キロ。

そしてこの後、私のハイピッチショートジャークが火を噴きます!

またちょっとして、同サイズのメジをゲット!
隣でしゃくっている、私の友人で一番高学歴の人もこれを見てベイトタックルに変更。
ジグはハオリの2oz程度だったでしょうか。
すると、高学歴の人にもヒット!
なんと!今度は4キロほどのカツオです。
そしてそして、私にも同サイズのカツオヒット!

エサ釣りの人達もちょくちょくヒットさせているが、ヒット数はわれわれの方が多い。
さらにキャッチ率もわれわれの方が高い。
エサ釣りの人達は、バラシ,ブレイクが多かったような気がします。

その後しばらくは食い渋りで、のほほんとした時間が流れます・・・。

そして、最後にポイント移動。
ここでも、ハイピッチショートジャークが炸裂!
カツオ・カツオ・メジっ!てな感じでルアー軍団釣りまくり。
メジは2キロ程度なので、引っこ抜きです。
船長「これも君ら釣ったんか?」
って驚いてました。


そう言えば、予約の際、船長が「餌釣りと同船した方が釣れるよ」って言っていました。
普通、餌(特にコマセ)が入ったらルアーで釣るのは難しいと言うのが常識だと思っていたので、 「ホントにぃ〜」ってかなり疑っていたのですが、今回船長の言うことが本当だと言うことを証明した形になりました。
ただ、やはりルアーが餌を上回ることは珍しいらしく、当時の幸進丸のHPにも「めずらしいことだ」 と書かれていました。

今回釣れた理由としては、餌釣り師によって巻かれたコマセに魚が寄って来ていたからだと思います。
そして、そのコマセに寄って(酔って?)来た奴らをルアーにて横取り40萬! って感じで頂いた次第であります。
これがハマチだったらば、食わせるのは難しいと思われますが、 カツオ,マグロの場合は結構ルアーにもアタックしてくると言うことなのでしょうかね?

帰港後の餌釣り師の悔しそうな感じに「してやったり!」と思ったひとときでありました。

珍しく胃袋に収まる直前のお魚さんを激写。


右側のピンクというか白っぽいのがメジです。
あんまり美味しくなかったですね〜。
カツオも遠州灘のよりも劣っていましたし。
もちガツオでないカツオはタタキで食った方が旨いです。



戻る