スロットル洗浄

 いまさら書くことではありませんが、4A-Gエンジンは、通常の使用においてもスロットル側への吹き返しが結構多いため、スロットル側はオイルミストやらカーボンやらで汚れやすかったりします。これらの汚れが体積すると、混合気(燃料と空気)の燃焼室への入り方が、当初の設計からずれてきたり、あるいはインジェクターそのものの汚染により気化効率が低下したりと、あまり良いことはありません。

 ですので、『気持ちいいエンジンを維持』するためには、1年に1〜2度ほど、スロットル洗浄を行うのが好ましいと思われます。

 私のエンジンもOHしてはや1年、それまでエンジンに関してはノーメンテだったのですが、今年、気温が高くなって以来、どうもアイドリング時の回転が低めに推移することがたまに見られたので、ここいら一発、原因究明をかねてスロットル洗浄をすることにしました。

 
この作業は、エンジン内にゴミやホコリが入らないよう、注意して行ってください。でないとエンジンブローの原因になります。
 ここではAE101(純正インマニ)を例にして書いてますが、形式やチューン内容によっては作業方法が若干異なりますのでご注意ください。

 必要な工具
 洗浄剤、ウェスorキッチンタオル、5mmヘキサ(長め)、ラジェット、コマ(10-12mm)、エクステンションロッド


 純正のインダクションBOXの場合、社外のタワーバーを取るはずすことなくできると思います。今回ははずす必要ありませんでしたが、社外インダクションBOXの場合はタワーバーの取り外しが必要になると思います。

 まずは5mmヘキサをつかって、インダクションBOXにとめられてるネジをすべてはずします。またインダクション側に繋がっている吸気パイプも緩めてはずしておきます。
 全部取れたらインダクションBOXの上半分がはずれて以下のようになるはずです。



 上に見えるのが通称『象の鼻』と呼ばれるインテークパイプですね。
ここで、これをはずす前に、かならず各パイプの場所を確認しておきましょう。

 パイプの取り外しは、1番から(タイミングベルト側)から順番にはずせるようになっています。逆からでは非常に外しにくいのでここは素直に1番からはずしていきましょう。

ちなみに外す際には、上写真ぐらいの長さのエクステンションがあるとちょうどいいですね。

1番を外したら2番、3番、と順に外していけば、問題なくすぐできるはずです。

全部外したら、いよいよ洗浄剤をぶち込みます。
手でコマを回し、スロットルを全開にし、そこへ洗浄剤をスプレーします。スプレーする量は1回あたり2〜3秒ぐらいで、少なすぎてもあまり多すぎてもいけません。

 通常スロットル洗浄で勧められているものは
『SOFT99のキャブジェット』です。しかし、なかなか一般のお店で見られないのが欠点なんですよね。ですので今回はホルツのキャブクリーナーを使用してみました。このホルツの洗浄剤も、SOFT99と同様、アミン系溶剤を使った洗浄剤です。

すべてのスロットル口から洗浄剤を吹きかけたら、とりあえず5分ほど待ちます。これは洗浄剤成分をカーボン層へ十分に浸透・軟化させるためです。その時間にインダクションBOXの方も洗浄剤でよく洗っておくのも良いですね。洗浄したらキッチンタオルかウェスでよくふき取ることを忘れずに。

その後、このインダクションBOXを取り付け、ネジ2本ぐらいで仮止めします。


 そしたらエンジン始動です。最初はかかりにくいはずなので、アクセルを踏みつつ、やや長めにセルを回してみましょう。そうするとボボボッって言いながらエンジンがかかると思います。
 エンジンがかかり始めたら、5000rpmぐらいまで煽って、マフラーから煙が出なくなるまでアクセルを煽ってやります。そしておおよそ煙が出なくなったらエンジンを切ります。

 もしここでどうしてもエンジンがかからない場合は、洗浄剤の入れすぎにより燃焼室内がビチャビチャに濡れているのが原因だと思われますので、そのときはプラグを外し、暫く放置して燃焼室内が乾くのを待ちましょう。

 エンジンをきったら、もう一度同じようにスロットル全開で洗浄剤をぶっこみます。この作業を2〜3回繰り返すことで、スロットルに付着したカーボンを除去することができます。

 あとは、取り外したインテークパイプを元に戻すだけです。外したときとは逆に、4番から順に取り付けていきます。
このときパイプには写真のように、番号が書いてあります。この番号が取り付け場所ですので間違えないようにしましょう。

 またついでにエアフロを外して汚れとか確認しておくのもいいですね。


 装着する際は、各種ホースがちゃんと取り付けられているかよく確認しましょう。そしてOKだったら、エンジンを始動し、街中を10〜15分ほど、少し高めの回転数で走っておけば、残った洗浄剤もすべて燃やしきることができます。
 その後はバッテリーの+端子を外し、CPUのリセットを行います。

 以上で終了です。

 スロットル洗浄をした車としてない車は、インマニの汚れ方が全然異なります。これはヘッドのOHをして実際に見て確認してるので間違いないでしょう。トヨタの車は10万kmぐらいスロットル洗浄をしなくても、決して壊れることはないと思いますが、『気持ちよく回るエンジン』を維持するとなると、やはり日頃のメンテが重要になりますね。

 ちなみにこの作業の途中で・・・大変なことが発覚しましたが、その様子は
トラブル記〜アイドリングアイドリング不調編〜を参照してね(^^;

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