◆ レーザー治療は穴があくか ? !(2001-2-22更新)

ここではレーザーを使用した2つの治療方法について説明します。
「レーザー治療は、かなりあとが残る」というウワサがかなり広まっているようで、実例を見たり聞いたり、また、実際に体験してしまった方も多いようです。
確かに症例や方法によってはウワサのとおり,かなり目立つあとがのこります。
しかし、ほとんどあとが残らない方法があることも事実です。ここでは、あとが残りやすい方法と残りにくい方法の2つを紹介します。
■ あとが残りやすい方法の例

ほくろの模式図です。治療前です。

炭酸ガスレーザーを照射。線の上の部分を蒸発させます。
(普通10発以上照射します)

治療直後です。黒い色素はとれましたが、穴ができました。

1〜2週間で表皮が再生してきましたが、穴が残りました。
■ あとが残りにくい方法の例

治療前の状態。これにQスイッチルビーレーザーを1発照射します。

色素は蒸発してふくらみ、その直後、温度が下がって戻ります。

ふくらんだあとがきずになり、血液その他の液がたまり、はれてきます。

4〜7日後,液が吸収されて色素もなくなり、ほぼ平坦になりました。
(一回では完全にとれない場合もあります)
炭酸ガスレーザーはかなり昔から、非常に多くの病院で使用されているので、レーザー治療でできた穴の数も相当に多いと思われます。また、現在でも最新型の炭酸ガスレーザーで同じようなことが行われているそうです。従って「レーザー治療は穴があく」というウワサがたつのも無理はありません。

Qスイッチルビーレーザーによる方法はこれに比べ、桁違いに簡単で、仕上がりも平坦に近く

以上2つの例をあげましたが、他にもいろいろ方法があり,炭酸ガスレーザーを使用すれば必ず穴が残るということではありません。ただ、炭酸ガスレーザーで、Qスイッチルビーレーザーに近い仕上がりを目指すと、非常に手数がかかるため、料金も高額になる傾向があります。

● ほくろ治療の実際

色素の層が薄い場合は1回の照射で終了する例が多く、ほぼ平坦な仕上がりになります。
色素の層が厚い場合、はじめの数回は、色がだんだんうすくなる程度です。この場合、約1か月に1回照射します。かなり色素の層の厚い場合でも、多くの場合4回以内に終了します。
色素の層が非常に厚い場合、Qスイッチルビーレーザーを使用しても、わずかにくぼみが残ることがあります。
なお当院の装置は、ほくろの大きさにあわせて照射の直径が連続的に変化できるので、小さいほくろの場合でも、普通の装置のように大きい面積に照射しません。
また、直径3mm以内のほくろの治療後は通常ガーゼをあてません。それ以上の大きさの場合は3日前後ガーゼをあてておきます。

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