老人介護についての個人的HP- 介護基本原則(3)

寝食分離を図りましょう

 具体的に望ましい介護生活をイメージする時に、最低限守るべき条件としてあげられるのが「寝食分離」です。高度経済成長の頃は住宅事情を改善するための「目標」だったようですが、今では「最低限、寝る場所と食べる場所は別にして寝たきり化を防ぎましょう」というスローガンとなっています。

 寝る場所と食事の場所が別であるということ、それは健常な私たちにとっては極めて当たり前なことですが、起居動作や移動に介助が必要になったり障害はなくても高齢になって他者との交流が乏しくなると、「寝具の上で食事」ということになりかねません。

 しかし、それは「寝たきりの第一歩」であることを銘記すべきです。食事が寝具の上で、ということになると、食事以外の日中も大体寝具の上で、ということになってしまいます。そうると、昼も夜もずっと寝具の上ということになり、これでは心身機能が衰えない方が不思議です。

 例えどんな障害があっても、寝食の場所はしっかり区別すること。それが寝たきり防止の第一歩になります。

 ただし、施設内処遇の場合で食堂が狭い時は、食事時間以外は自由に移動できている方には食事は自室で我慢してもらい、介助を受けなければ離床できなような方々こそに食堂で食事を摂ってもらう、ということはあり得ます。より重度の障害で意識して離床してもらいたい方にこそ、原則を当てはめるわけです。

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