老人介護についての個人的HP-1介護 How to -(16) ブリッジング

臥位でのお尻上げ(ブリッジング)

 さて、そろっと「起居動作の説明」の仕上げを意識して、順序は無視してこれまで説明し残してきたいくつかの項目についてまとめていきます。まずは「臥位でのお尻上げ動作」です。

臥位でのお尻上げ動作の意義

 臥位でのお尻上げの動作は、実際の介護場面では既に述べたとおり「オムツ交換への協力」と「臥位のままでの自力でのズボン下着の上げ下げ動作」をするのに役立ちます。しかしそういう実際的なこともさることながら、この動作は安全に下肢(殿筋部)伸展や体幹の伸展筋力を維持増進させるのに役立つ動作です。ですから「機能訓練の動作」としてもよく行なわれます。例え歩ける方でも、「訓練動作」として行なうことは大変に意義深いことです。

自力で行なう場合と介助で行なう場合

 まず、しっかり上を向いて寝ます。そこから両膝を立てます。その際の膝の角度は90度以上、でも踵がお尻から離れている程度にします。(写真1)そこからなるべく両膝頭が離れてしまわないようにしながら、お尻を上げます。(写真2)

 

写真1               写真2

 介助の場合、まずは立てた足先が滑って伸びてしまいお尻が浮かない場合には、本人さんの足もとから足くびをしっかり抑えておいてあげましょう。(写真3)特に片麻痺者の場合、悪い方の足がピョンと伸びてしまいがちです。さらに介助を要する場合には写真4のように、お尻を浮かすのを介助するようにします。この程度の介助状態なると、「日常生活起居動作」というよりも「機能訓練動作」というべき状態です。でも、一日何回かでも、「イチニ、イチニ」とこんな練習を行なうことは、とてもよいことです。

 

写真3             写真4  

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