老人介護についての個人的HP-1介護 How to -(19) 自動車への乗り降りのコツ
例え移動に車椅子が必要な方であっても、時には自動車に乗る必要があるでしょう。むしろ自動車にのって外出する機会を沢山持ちたいものです。
でも、車椅子を使っている方や、場合によっては立つことさせままならない方に自動車に乗ってもらう方法は、慣れてしまえば何ともないことなのですが初めての場合や慣れないうちはなかなかに面倒なことのようです。
そこで、このページでは場合によっては介助しながらでも自動車へ乗り降りする方法のコツについて、まとめておきます。
まず、乗っていただく座席ですが、ズバリ助手席を一番後ろまで下げてそこに乗り降りするのが一番楽です。そして、ドアを一杯に開け、窓ガラスも一番下まで下げておきます。(写真1)さらに言うと、写真のような窓枠のあるタイプよりも、ハードトップの窓枠のないタイプで、窓ガラスを完全に開けきった方が、より楽に乗り降りできます。そしてドアや座席にピッタリ車椅子を寄せるのではなく、少し離して車椅子をセットします。(その隙間は、立って身体を回したり、介助者が入りこむスペースとなります。)
写真1
次いで、とにかくそこで立ってもらいます。(写真2)写真の方には「横介助」で済んでいますが、場合によっては正面から抱きかかえる必要もあります。その場合には、もっと車椅子を後ろにセットしなければいけません。また立つ時に、窓ガラスを開けきったあとのドアや助手席の頭の上の方についている「取っ手」をつかんでもらいます。(窓ガラスが開けきっていないとドアをつかめません)ドアをつかまる場合には、ドアが動いて閉まってこないよう、介助者さんの身体で押さえておきます。
写真2
そこからクルンと身体を回してお尻だけ横向きに座席におろしてしまいます。(写真3)この段階では、浅くともお尻が座席に乗っているだけ、で構いません。全介助の場合も同じです。頭から入りこもうとしたり足を先に入れようとしては、あとが苦しくなります。まずは横向きでお尻から、です。
写真3
確実にお尻が座席に乗ったら、自力・もしくは介助で片足ずつ車の中に入れます。これで大体乗れましたね。両足ともおさまったら、座席に浅く腰かけずっこけた状態でしょうから、改めて上半身をお辞儀してもらってお尻を後ろに下げます。(→ How to(15)ズッコケ座りの直し方)
写真4
なお、降りる場合には以上の順番の全く逆でよろしいです。こんなふうに自動車を利用することにも抵抗を少なくし、どんどん外へ出かけましょう!