老人介護についての個人的HP-2 介護福祉機器-(10) 車椅子上大腿外側の当たり
続けて車椅子の小ネタを一つ。もっとも小ネタとはいっても、人によっては「重大な問題」になっていると思われる内容です。
※「車椅子座位での大腿外側部の当たり」とは?
車椅子の側板:スカートガードの構造は、大体どれも写真1のようになっていると思います。フレーム棒と板の境に「段差」があることが普通です。(写真の←)完全にマヒしている足がダランと外側に倒れるような方や股関節が外旋拘縮(がに股で固い)を起こしているような方の場合、大腿部の外側が写真1の「←」のフレーム棒に押しつけられることになります。さらに前ページで説明した「フットプレートが高すぎる」という状況があると、なおさら押しつけは強くなってしまっているはずです。
写真1
写真2をご覧ください。これは実際に、座位で大腿外側部が車椅子の縦フレーム棒に押し当てられている状態です。(写真の→)ちょっと見た目では何気なく見過ごしてしまいそうですが、ズボンを脱いでもらって肌を直接確認すると、写真3のような状況になっています。写真ではコントラストが落ち縮小もしてあるので分かりにくくなってしまいますが、かなりはっきりと窪んで「押しつけられていた痕」がついてしまっています。このまま放置しておくと、「傷」や「褥瘡」の原因にもなりかねません。

写真2 写真3
こんなに痕がついてしまうほど押しつけられているのかどうか?それは車椅子に座っていらっしゃる方の大腿とフレームの間に、自分の指を挟んでみればすぐに分かります。(時には指が痛いです)そのような場合には写真4のように発泡スチロールの板で、側板と縦フレーム棒の段差を埋めてしまいます。見た目は貧乏クサイですが姿勢もお肌もすっきりします。(写真5)よかったよかった。(^_^;

写真4 写真5