老人介護についての個人的HP-2 介護福祉機器-(24) 片麻痺者車椅子患側ブレーキの延長
小ネタですが、うまくいったのでご報告がてら…。
最近、私が在宅者さんにご自宅で関わるのは、市町村の老人保健事業の「訪問指導」へのお手伝いの場面がほとんどです。この事業による訪問は、ホームヘルパーさんや訪問看護婦さんの訪問と違って、高頻度に繰り返し訪問できるものではありません。ですからせっかくの訪問の機会には、評価やニーズの掘り起し作業とは別に、ご本人ご家族さまにとってささやかであっても目に見える形で、何らかの「お土産」を持っていくなり残してくるように心がけています。
で、このケース、片麻痺の方ですが家屋内での実用的な移動手段として普通型車椅子の自力駆動を行なっています。(さいわいにもそれが行なえる、広々した住環境でした。)ところが肝心の車椅子は本当に「標準型」で、左右のブレーキレバーも短いままです。(写真1の赤←までの長さ)右片麻痺のこの方は、身体を大きく捻らせ屈むようにしながら患側右側のブレーキを操作されていました。
本来このような場合は「患側のブレーキレバーを延長」するべきです。まぁ現状も、良い柔軟体操になっている(^_^; とも言えなくはありませんが、あまりに大変そうなので、“訪問のお土産”として部屋の中にある道具でブレーキ延長してあげました。
写真1をご覧ください。これは「針金ハンガー」を、“えいっ!”とばかりに4つ折りにして、ヒモで短いブレーキレバーにつけたし縛りつけたものです。ちょうどスカートガード(側板)の上端くらいまでの長さとしました。ぴったり写真2のように、とっても操作が楽になったと喜んでもらえました。(^。^)/
こんなのでも、強度は十分です。でも…耐久性は自信がないなぁ…。(^_^; それでも、このケースには日頃から、ディサービススタッフさんや在宅介護支援センターさんも関わっているケースです。そのおかげで療養ベッドや車椅子の準備もできているのですが、ブレーキレバーは見落とされていたわけですね。こんなビンボ臭い細工をスタッフさん方にもご覧いただいて、ニーズに気づいていただけたり、もっとしっかりした改造を施行するなり、そんなふうにスタッフさん方に受けとめていただけたら…、そんな気持ちから1時間の訪問時間内でできることはしているのです。

写真1 写真2
さて、鉄工所ボランティアさんのご紹介ページでも書いたとおり、ブレーキレバーが丸棒タイプならば純正の延長オプション品がありますので、以下にそれをご紹介しておきます。
写真3がそれです。実際のセットの仕方は次の通りになります。

写真3
まず、短いレバーがあります。(写真4)丸棒レバーには大抵、先にゴムの握りがついていますから、それを引きながらグリグリ回すと、やがてスポンと取れてしまいます。(写真5)

写真4 写真5
棒の先まであらわになったところへ、写真1の延長レバーをくるくるねじ込みます。(写真6)しっかりついたら、写真5で一旦外したゴムの握りを先にねじ込みます。(写真7)これでOKですね。(^。^)/

写真6 写真7
延長レバーは、車椅子の販売店さんやメーカーさんに声かけ・相談すれば、きっと準備してくれるはずですし、少し気の効いたところなら取りつけもしてくれるでしょう。大きな声では言えませんが、私はいつも馴染みの業者さんに「わけて」もらっています。(^_^;