老人介護についての個人的HP-2 介護福祉機器-(28) 折りたたみ杖

折りたたみ杖について〜長さ調節とメンテナンス〜

 一本杖の種類として「折りたたみ杖」というものがあります。杖の途中3ヶ所程度で折れて、四つ折りにできる、というものです。(写真1・2)中に丈夫なゴムが通っていて、引っ張りながら折りたためると同時に、カタカタカタと真っ直ぐになってしまえば、容易にたたまってしまうことはありません。何らかの事情で杖を「持ち歩く」場合にとても重宝します。この「折りたたみ杖」について、2つばかり話題を提供します。

写真1

写真2

※折りたたみ杖でも長さ調節はきちんと!

 折りたたみ杖でも、きちんと長さをあわせて使うべきです。「“気をつけ”に立った時の手首の高さ」ですね。ところが同じような折りたたみ杖でも、「長さ調節できる」ものと「できない」ものがあります。

 写真1・2は、実は長さ調節できないタイプです。長さ調節できるタイプのものは、四つに折れる中で一番上の部分で、ポッチボタン形式で長さ調節できるようになっているものが多いようです。

 では長さ調節できないタイプの場合はどうしたらよいか?実は写真1・2がその“答え”になっています。四つに折れる部分のうち、一番杖先側が短くなっていることが分かるでしょうか?写真2の伸ばした状態で、あえて先だけちょこんと曲がり残してある部分です。ここは本来、他の部分と同じ長さがあったのですが、一旦ゴムキャップを外して体格に合わせてパイプカッターで切ってしまったわけですね。

 図1をご覧下さい。折りたたみを実現する中のゴムは、図の赤線のように通っています。ゴムの通っていない手もとのアの部分にポッチボタン長さ調節機構が組み込んであればそれでよし、なければイの部分を適当にカットして使う、ということになります。


図1

※折りたたみ杖のメンテナンス〜ゴム切れについて〜

 折りたたみ杖の最大の弱点は、おそらくゴムが切れてしまいやすい、ということでしょう。頻回に使えば使うほど、金属性の本体部分よりも先にゴムが参ってしまいそうです。

 このことに関して以下のようなお手紙をいただきました。

 昨日、母が使っていた伸縮折りたたみ杖のゴムが切れてしまいまして、買い求めた販売店を訪ねて修理をお願いしたところ「できません」「メーカーでも修理できません」と、軽くあしらわれてしまいました。新しいのを買うしかないと言われました。「こちらでメーカーに問い合わせてみるから」と連絡先を聞きましたら、しぶしぶ教えてくれました。
 買って1年余り、地面につくゴムも殆ど減っていないくらいの使用頻度で、中のゴムが先に切れてしまうなんて。しかも母のおぼつかない記憶とはいえ、値段も5〜6000円なり。
 本体のアルミが何年持つのか分からないけどそんなの意味ない。折りたたむ頻度は?ゴムの耐久性は?と、ひとりで怒っていました。しかし一寸みるともしかして出来そう。修理に取り組んでみました。なんと、!簡単な仕組み!ゴムさえ新しいものを買ってくるだけ。
 年寄りの買い物だと思って、馬鹿にしないで!といいたい。そこで、もしそういう羽目に陥った方にアドバイス。
 1、ゴムを抜く
 2、ボッチを外す(一寸仕組みを考えて)
 3、ゴムを変える おしまい
本体のアルミがだめになるまで使いましょう。

 そうですね、上の図で構造が理解できれば、ご家族でもその気があれば簡単に修理できるでしょう。それにしてもお手紙の販売店の態度はいただけないですね。PL法の絡みもあるのかもしれませんが、それを踏まえても、もう少し「まとも」な対応をしてもらいたいものです。いや、これからの時代、由々しき問題というべきですね。Kさん、その販売店にこのページアドレスを教えてあげませんか?(^_^;

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