老人介護についての個人的HP-2 介護福祉機器-(29) 注目の新発売既成品車椅子
介護機器の(7)のページについては、抑制の問題も取り扱うと同時に「車椅子の調整」について、繰り返し取り上げています。本来ならばその人ごとに相応しいサイズと形状の車椅子をオーダーメイドで作るべきなのですが、特に介護保険制度が始まってから「基本的に個人に対してはレンタルサービス」「施設利用者の車椅子は施設側が準備」ということになって、個人個人に車椅子を準備をすることはかえって難しい状況になっています。(このことについては、次回のアップで“介護保険制度下における車椅子オーダーメイド作成について”とでも題して、まとめておきます)ですから、“手作り”で対応しなければいけないわけです。もちろん、その前に「必要性」に気づくことが前提で、その気づきを「解決」しようという意欲が必要ですが…
そんな中、この平成12年10月に、ある車椅子メーカーさんから新しい車椅子が「介護保険サービス対応品」として新発売されました。『簡易モジュラー型車椅子』です。
写真1の左は「高さ調節のできるキャスター」、真ん中は「高さ調節のできる車軸」(写真は一番高い状態で、自力駆動用に高中低の3段階、一番下の穴は介護型車輪用)、右は「上下2分割で張り具合を調整できる背シート」です。これだけ調整できれば、座面高や座面の傾き、背中の逃がし具合が個人ごとに調整できますから、機器の(7)で取り上げているような対応がきちんとできそうです。
これで定価が14万円、介護保険レンタルサービスの場合は月々800円の負担です。施設にも2・3台は準備して、座位姿勢に問題のある方に調整を試みたりしてみたいですね。

写真1