老人介護についての個人的HP-2 介護福祉機器-(48) 一般社会にみる福祉意識〜車椅子への態度

一般社会にみる福祉意識〜車椅子への態度

  今でもよく覚えていますが、私がPT資格をとった頃、つまり今から15年〜20年ほど前1980年代なかば頃ですが、当時は車椅子を街中で見かけることは、大変に珍しかったものです。今では少しも珍しいことではなくなりましたし、子供たちも小学校や中学校での授業で、福祉関連で体験的に車椅子を触ることが当たり前になっているようです。

 そのような状況に応じて、例えば大型ショッピングセンターの入口などにも自由に使える車椅子の置いてあることが一般的になっています。ただ、残念なことに一番安価な車椅子がタイヤ空気抜けの状態で放ってあったりして「お飾りかな〜?」なんて感じてしまうこともあります。(ちなみに、各お店の入口車椅子の“状態チェック”が、私のショッピングの楽しみの一つです。○のところはいつも○、×のところはいつも×ですね。(^_^; )

 ところで最近ウチの近所に開店したスーパーマーケットの「入口車椅子」が、とてもよくできたものですのでここに紹介します。

 上の写真をご覧ください。車椅子自体は一番安価な鉄車椅子ですが、様々に改造が施してあります。これは「車椅子に乗った人を押しながら買い物をするため」の車椅子ですね。
 AのかごとBのテーブルは、買い物かごを載せるところですね。写真ではちょっと分かりにくいですが、Bのテーブルもはね上げることができると同時にセットされた状態ではガタツキも少なく強度が確保されています。ともに、部品を付け足してありますね。
 Cの部分は、これは拙HPでも掲載している「後方転倒防止バー」ですね。Aに載せたかごが重くなれば、確かに危ないかも?感心したのはDの部分で、「車椅子前方突っ込みお辞儀防止バー」とでも言うべきものです。皆さんもご経験ありませんか?車椅子に乗っている方が、そのまま深くお辞儀でもすると、大車輪が浮いてガタ〜ンと車椅子が前のめりにお辞儀しますね、そのまま前方転落の危険もあります。Bに重いかごが載ることを想定してDがつけてあるわけです。これも、車椅子部品を改造してあります。

 いかがですか?これは『スーパーマーケット内で車椅子を押しながら買い物をする介助者のために特化』させた車椅子ですが、同時に車椅子に乗っている方の安全も確保されています。このような改造を、スーパーマーケット関係者だけでプラン作成したとはちょっと思えないですね、福祉関係者やメーカー関係者さんあたりのアドバイスもあるのではないでしょうか?

 ただ私がこのページで申し上げたいのは、「こんな工夫の仕方があるよ」というノウハウではありません。『福祉とは直接の関係のない一般サービス業界でも、車椅子に対してこのような目的に応じた対応がされだしている』ということをご紹介したいのです。福祉の現場ではどうでしょう?皆さんの現場では『目的に応じた対応がされ』ていますか?負けないようにしたいものです!

 p,s,新潟県人さん方へ:このスーパー、県内では大手チェーン店のCMソング『ショッピング♪は・○・し〜ん』てとこです。(^_^; もちろん、このような対応は新潟県の「は○しん」さんだけではなくて全国的にも増えているのかもしれませんが、確かに「は○しん」さん、色々な面で「先進的」ですよね〜。


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