老人介護についての個人的HP-2 介護福祉機器-(49)「車椅子不良姿勢現象と原因の整理」試案
今のところ、拙HPのこのコーナーでは車椅子に関する話題が、バラバラに出てきます。車椅子座位についての基本的な知識や考え方、不良姿勢と対応など、そろっときちんと体系立ててまとめたいな〜と考えていました。ちょうど日総研さんから車椅子に関する研修会のお話をいただき、そして実行することで、こないだまでの「まとめたいな〜」がようやく具体的な形になってきています。このページも、そんな中の一部、です。
以下にまとめてみたのは、『車椅子不良姿勢の“具体的な様子”と、“その原因”』関係図です。とりあえず、一番最初にまとめてみたVer,1です。左側に、『車椅子不良姿勢の具体的な様子』を個条書きにまとめ、右側にそれぞれの原因をさらに『車椅子規格による原因』と『使用者身体要因』に分けながらまとめてあります。
すぐに分かることは、『一つの不良姿勢に対する原因は、一つとは限らない』ということです。逆に見ると、『一つの原因が、複数の不良姿勢を作り出していることもある』という理解もできますね。
さらに注意していただきたいのは、一人の車椅子使用者さんにおこっている不良姿勢は、以下の表のどれか一つだけとは限らない、ということです。具体的に言うと、『辷り座りになりながら下肢は左右どちらかに偏移し、体幹も左右不安定になっている』なんて方は、ザラにいます。(^_^;
一人の方に複数の不良姿勢現象が同時におきてしまい、それぞれの不良姿勢現象に複数の原因があり得る、となると、『何だかおかしいのは分かるけど、どうしてよいものやら訳わからねぇ。』ということになってしまいがちではないでしょうか?
以下の表は、そんな混沌とした現場の現象を、少しでも整理しながら観察し考察して、対応を考えてみる、そのとっかかりにでもなれば・・と、作ってみたものです。ですから、不良姿勢として以下のようなあげかたで良いか?原因としてこのようなまとめ方で良いか?それは絶対的なものではありません。どんなふうにでも表現できるとは思います。ただこれはあくまで、「分かりやすくとっかかりになるように」というコンセプトでまとめられた図表ということです。
で、具体的な現象や原因の一項目ごとがイメージできるとして、イメージできるだけではなくてしっかりとした知識として知っていないと、具体的な対応には結びつきません。例えば、『座面奥行きは、標準ではどれくらいなのだろう?利用者個人ごとにちょうどよい奥行きサイズはどのように見るのだろう?円背で背中が後ろに逃げている人の奥行きはどう考えたらよいのだろう?』という具合です。
その上で、『じゃぁサイズがこれくらい大きそうだから、“あんなふうに縮めてみよう。”』という『現場での工夫・対応』が行なわれるわけです。この『現場ならではのちょっとした工夫』についてはいくつか具体例を、すでにこのコーナーでも紹介しています。
でも、本当は『ちょっとした工夫の具体例』をいくつか知っているというだけでは、現場で臨機応変に対応していくことは難しいでしょうか?やはり、基本・根本から、ですね。繰り返しになりますが、以下の図表は、『そのとっかかりになり得るか?』というところです。
どこぞの社で、全体を本にまとめさせてくれないかな?・・・(^_^;
