老人介護についての個人的HP-3 施設家屋-(10) 浴室のフロア
私があえて指摘しなくても、施設職員さんならば多くの方が感じておられると思いますが、これから建築にあたろうとされている方々で「どうしようか?」と迷っていらっしゃる方もいるかもしれませんので、あえてまとめておきます。
それは、「浴室は療養棟と“同じフロア”内に配置しなければいけない」ということです。
浴室は「水まわり部屋」なので、療養棟が2階・3階などの場合には浴室だけ1階に作ったほうが建築コストは安く済むのかもしれません。しかし、その結果は「悲惨」なものです。写真1をご覧ください。これは2階・3階が療養棟で浴室が1階という施設さんの、入浴日の浴室前の状況です。車椅子で廊下にズラ〜と並んでいるのは「入浴待ち」の列です。

写真1 廊下で入浴待ち
ただでさえ足りない介護職員さんは療養棟と1階浴室とに別々の階に振り分けられ、浴室内介助で手一杯で廊下で順番待ちの方々は「放置状態」です。入所者さん方の移動も、いちいち3・4人ずつエレベータを使わなくてはいけません。時間もないのに、そのエレベータ待ちの時間の長く感じられること!
これが同一フロアで、しかもディルームや食堂に隣り合わせで浴室入り口があれば、お茶でも飲みながら順番待ちができます。「入浴当番」以外の職員さんも行き来しているし、同じ「入浴」でも全然違ったケアとなります。
これは断言します。多少のコスト高でも敷地面積が手狭でも、「絶対に」浴室と療養棟は同一フロアにしなければいけません。ウソは言いません。(^_^;