老人介護についての個人的HP-4 知識 - (20) 脳梗塞の早期発見と予防

脳梗塞の早期発見と予防について

 最近の脳卒中は、相対的に脳出血よりも脳梗塞が大変に増えてきています。でも、突然に発症することも多い脳出血よりも、脳梗塞は「前触れ」がみられることが多いですから、その時点で適切な対応(治療)が行なわれれば、重度な片麻痺になるようなことは避けることができるかもしれません。そんなことをまとめてみます。

脳梗塞の前触れ「前駆症状」について

 中には、「ハッキリ片麻痺状態になったが数時間で治ってしまったので放っておいた」という方もいらっしゃいます。これはTIAという状態で今すぐに積極的に治療すべき状態です。放置しておいては、やがて大発作を起こす可能性が大ですからきちんと治療しなければいけません。

 そして実際に脳梗塞になった方々のお話をおうかがいすると、事前に前触れがあった、とおっしゃる方が実に多いです。その実際の様子は…

 などなどです。このような状態がみられたら、すぐに内科・神経内科・脳外科などの診療科目さんを受診すべきです。

 これらTIAや前駆症状は、ご本人さんも不安に感じながらもその場面では緊迫したものではないためか、見過ごされがちです。そこで、ご家族の皆さんやヘルパーさん介護職の皆さんの役割が大きくなってきます。ぜひきちんとサインを把握して、大発作を未然に防いでいきたいものです。

脳梗塞(狭心症・心筋梗塞)の予防について

 それから長期的な疾病(脳梗塞)予防について、これはほとんど「高脂血症の予防と管理」ということになります。できれば30代40代から、遅くても50代からしっかり管理していけば、脳梗塞や心臓病はかなり予防できるはずです。今の段階でも、同じ高脂血症でもT型・Ua型・Ub型・V型・W型などと分類されて、タイプにより「大して心配ない」とか「予後不良」とか、簡単に鑑別できます。そして、卵やイカを減らすといった食生活上の注意や、薬でコレステロールを下げるような内服治療ですね、これをきちんと続けること、そんなことが大切になってきます。高脂血症治療薬は、睡眠薬や血圧降下薬のような「習慣性」はなく、副作用も強いような怖い薬ではないと聞いています。

 このような長期的な疾病予防や健康管理については、高齢者本人さんだけではなく、むしろ介護にあたるご家族や介護職員さん方にとって、より重要な事柄かもしれません。

 ちなみに私も高脂血症なんですが、割合に心配なタイプのものではないせいもあって、予防管理に本腰をいれていません。(^_^; でも、とりあえず次回の職場健診の結果をみて考えなきゃ!と思っています。

前駆症状についての追加情報

 さて、このページをご覧になった岡山で訪問看護婦さんをしていらっしゃる「ピカチュウ母さん」から、前駆症状についての体験的なアドバイスをいただきました。『あと、経験上ですが、目の異常(違和感)を話される方も多いです。(老眼鏡が合わなくなったとか、目が疲れたとか)』とのことです。私は成書で読んだことはありませんが、いかにも…という気もいたしますので、ご参考までに紹介いたします。

コーナートップへ ◆HPトップへ ▲総目次へ