老人介護についての個人的HP-4 知識 - (25) 集団体操
このページ、あまりにまとめがなっていなくて気になっていました。このたび勉強会用にきちんとまとめたので、収録しておきます。なお、マイクロソフトワード文書としてダウンロードできるようにもしておきました。こちらはA4用紙に打ち出して、1/4ページずつ綺麗に切り分けられるように配置してあります。小冊子にしたり並び替えコピーなど、ご活用ください。 → 右クリックして、「対象ファイルを保存する」選択してください。→ taiso.doc (1.3MB)
ただし、体操の効果などは全て私自身の考察です。まとめ方としてヘンなところもあるかもしれません。「考えるヒント」くらいにして、学術的?には扱わないでください。(^_^;
ディサービス○○職員研修会
日時:平成16年2月19日 16:30〜17:30
於
:ディサービスセンター○○
担当:□□課PT大渕
●機能訓練という言葉について
略
●県行政の見方と解釈
略
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●集団体操の身体運動機能に対する「目的」と「手段」
目 的 |
手 段 |
| 関節可動域の維持、改善 | ストレッチ運動、自動運動、自己他動運動、全身動作。 |
| 筋力維持、増強 | 可能最大限の筋肉運動、筋トレ。 |
| 運動協調性改善 | 末節部としては、巧緻運動、反復運動。全身的には動作。 |
| 重心移動とバランス 姿勢調整 全身動作の滑らかさ |
自力または介助による姿勢調整体験。 全身動作練習。 |
| リラクセーション(力抜き) | 呼吸法とプログレッシブリラクゼーション法。 |
その他の目的(効果)として、内科循環器的効果〜心臓予備力改善(心臓に余裕があって、より激しい運動/動作に取り組める、ということ。一般に年をとると余裕がなくなっていく)、血圧恒常性(身体を動かしたり気温が上下してもあまり血圧が変動しない)、内科呼吸器的効果〜肺活量の増加/一回換気量の増加(1回の呼吸で肺を出入りする空気の量の増加)/呼気1秒率1秒量の改善(ドッ!と激しく息を吐き出す力と量)/発声状態の改善など、嚥下状態の改善、社会心理面での好影響など。
●実施上の注意点
「楽しい雰囲気」を優先すること。
それぞれの運動種目において、運動動作中に『息をつめないこと』、あるいはなるべく息をつめないように注意を促すこと。(血圧上昇の予防)
基本的に急激急速な動きは避け、ジワリと行なうこと。(外傷の予防)
指導者やスタッフは、個々の運動種目の「意義と目的」についてよく理解していること。解剖学/運動生理学/運動学などについての知識により、さらに理解が深まる。
指導者は、個々の参加者の状態に気を配ると同時に、グループ全体をまとめグループの雰囲気を作り出していく「レクリーダー/グループリーダー」の意識をもつこと。
運動動作をできるだけ理解してもらい、必要に応じて誘導介助を行なえればよい。個々への誘導介助が忙しくなりすぎるときは、指導者〜リーダーとは別に、誘導介助担当者をおくのもよい。
指導者は、片麻痺/パーキンソン/円背などの「障害特性」や、それに応じた運動の得意/不得意、さらには個々の参加者の身体機能障害状態まで理解して指導に臨めれば、より有意義な内容/時間としうる。
音楽/テープなどを用いて一定の速度で流してしまうのも雰囲気作りには役に立つ面もあるが、反面、流れからおいていかれてしまう人を生じさせやすい。指導者が個々の状況を見ながら、種目によって特に丁寧に行なったり時間をかけるのもよい。
●集団体操におけるリスク
不適切な呼吸パターン(息つめ)や、頭部位置の変動による、血圧の急変動。
急速な運動による捻挫や痛みの発生。(ジワッ!と動く範囲でしっかりと)
全身動作による椅子からの転落や転倒の恐れ。
運動苦による拒否的態度や、実施後の筋肉痛発生の恐れ。
●この研修会と資料の活かし方
運動種目の解説ページについては、1/4ページに切り離して小冊子にしたり並べかえられるよう配慮した。(ダウンロードワード文書)
ただし、資料通りに実施しないといけない、ということではない。体操全体と運動種目ごとの「目的や手段」といった考え方を参考にしていただければ、新しい運動種目を作り出していくこともできるし、難易度の低いものから取り組む、ということでもよい。
●椅子体操運動種目の例
以下のページに参考例として、種目ごとに最低限体操の動きを知っていることを前提として大まかではあるが前ページの表に沿って、「体操の目的」「体操の手段」さらに「実施上の留意点」「声かけの例」をまとめた。動き方を知っている、というだけから、理解を深める一助となれば、と考える。
実際に行いながら、自ら感じる難易度をメモるのも良い。
運動種目は、主に身体部位ごとに並べたが、実施順番とは関係ない。実施の際には、種目を一覧にした上で、筋トレ→ストレッチや、腕→足といった交互の順番とすればよい。
「種目名」はイメージしやすいように私個人が適当につけたもの。既に広く公表されている体操や行なわれている体操種目と、私個人が試みているものなどが混在している。
最初の体勢つくり |
最初のバンザイ〜深呼吸 |
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| 目的: | 目的: |
| 手段: | 手段: |
| 留意:足の裏がしっかり床について体重がかかるように座る。小柄な方の場合は、最初から「浅かけ」になるが、極端な浅かけになる場合は、低い椅子を準備した方がよい。 体操をより効果的に正しく行ない、転落などの事故を防ぐためにとても大切。 |
留意:この時点では、姿勢や行ない方はこだわらない。参加者それぞれに行なっている様子全体を俯瞰して、グループ全体の運動レベルの把握や、特に運動障害の目立つ方/姿勢変化の著しい方の把握に努める。 |
| 声: | 声: |
座位背すじ伸ばし |
座位片尻持ち上げ |
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| 目的:姿勢・筋力(背筋)・可動域(脊柱) | 目的:筋力(腰方形筋、腹斜筋) |
| 手段:筋トレ・姿勢体験 | 手段:筋トレ |
| 留意:円背のある方で、すでに真っすぐまで伸びるだけの脊柱可動域のない方・伸びても時間のかかる方もいる。急激に伸ばすと脊柱捻挫の危険もあるので、特にじっくりと。 | 留意:最初は運動の理解が難しいかもしれないので丁寧に。筋力的に難しければ、手を座面に着いても良い。 |
| 声:「両手を椅子の横について!」 「肘を伸ばして真上に伸び上がれ!」 「後ろに倒れないように」 |
声:「足ごとお尻を片方持ち上げてみて!」 「お尻の下に手のひらが入るかな?」 |
座位腹筋運動 |
お辞儀で床さわり |
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| 目的:筋緑(腹筋群) | 目的:重心移動 |
| 手段:筋トレ | 手段:全身動作 |
| 留意:なるべく体幹の前傾を保たせる。(のけぞると腰を痛める可能性あり)ゆっくりと持ち上げるようにし、保持が難しければ続けてゆっくり下ろすようにする。できるだけ大きく持ち上げさせる。また、特に息をつめやすいので注意を促す。数えながら大きく行なう。 | 留意:事前に両足を広めに広げやや後方にしっかり床を踏ませておく。最初は床を指先で触る程度にし、次いでゲンコツ・手の平をつける。息を詰めないように注意。前方転落にも注意。 |
| 声:「下を覗きながらね!」 「のけぞらないで!」 |
声:「ゆっくり両手でね!」 「顔は無理に前を見なくてもいいよ。」 |
お辞儀でお尻あげ |
立ってバンザイ(高這いからの起立) |
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| 目的:重心移動・筋力(抗重力筋全般)・可動域 | 目的:重心移動・筋力(抗重力筋全般) |
| 手段:全身動作 | 手段:全身動作 |
| 留意:頭が下がるので、高血圧の方には注意。お尻が高く持ち上がるかどうかは、筋力のほか関節可動域の程度による。 | 留意:可能ならば高這いから、膝に手をつかないように立位へ。難しいようならば、いったん膝に手をついても良い。 座る時は逆に。 |
| 声:「床を触ったままで、少しでもお尻を持ち上げてみて!」 「息は詰めないで!」 | 声:(高這い位から)「そこからゆっくり大きくバンザイしよ〜!」 ※お辞儀で床さわりからバンザイまで、最初はそれぞれまで、最後に続けて行なうとよい。 |
体幹飛行機 |
体幹ひねり |
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| 目的:筋(背筋群) | 目的:可動域(脊柱) |
| 手段:筋トレ・全身動作 | 手段:ストレッチ |
| 留意:背中を丸める床さわりと異なり、背すじはなるべく伸ばしたままで、上半身だけ前方に倒れるように誘導する。腕は楽な範囲で前下方へ。息はつめさせないように。 | 留意:胸を張って腕をしっかり前方屈曲してからゆっくり身体をひねる。お尻は滑らせないように。一般に片麻痺者は患側方向へは不得意。 パーキンソン者もひねりの動きは少なくなっていることが多いし、円背でも減少する。 |
| 声:「背中丸めるな〜!」 「なるべく下見るな〜!」 「息つめるな〜!」 | 声:「背すじ伸ばしてねー。」 「ゆっくりねー。」 |
体幹ひねり横おし |
上肢バンザイ |
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| 目的:可動域(脊柱)・筋力(腹斜筋、背筋群) | 目的:可動域(肩、肩甲帯、体幹) |
| 手段:ストレッチ・全身動作 | 手段:ストレッチ |
| 留意:体幹を自己ストレッチでひねりきったところから、身体全体で側方へ「押す」。特に足がしっかり床を支えていないと転倒の危険あり。 | 留意:最初のバンザイと異なり、できるだけ胸をはってあごも引き、できるだけゆっくり大きくまっすぐにバンザイを誘導する。 |
| 声:「隣の人の肩をゆっくり押して〜!」 「息は詰めないで!」 | 声:「いい姿勢になってから大きくバンザイ〜!」 「できるだけ肘も伸ばして〜」 |
バンザイから頭の上〜頭の後ろへ |
腰で背中で握手 |
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| 目的:可動域(肩外旋、肩甲帯) | 目的:可動域(肩内旋、肩甲帯) |
| 手段:ストレッチ | 手段:ストレッチ |
| 留意:できるだけ大きくバンザイしてから、続けて両手を頭の上〜頭の後ろに下ろして、肘を左右に大きく広げる。その時に背中が丸まらないように。 | 留意:胸をはった良い姿勢から、腰の後ろで握手して改めて姿勢を正す。余裕があれば、手を背中の方へあげていく。(その時、背中が丸まらないように)片麻痺者の患手は無理しなくてよいが、可能なようならば、患手のセットを介助する。 |
| 声:「像の耳〜!」 「背中丸めるな〜!」 | 声:「お辞儀するな〜!」 |
腕折り |
肩回し |
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| 目的:可動域(肩水平内転、肩甲帯) | 目的:可動域(肩、肩甲骨) |
| 手段:ストレッチ | 手段:ストレッチ |
| 留意:上肢を折るだけではなく、肩(肩甲骨)を前に引っ張り出すようなつもりで。肘はなるべく伸びたままの方が、効率が良い。 | 留意:上肢だけを動かすのではなく、肩甲骨ごと大きく動かすように誘導する。早すぎないよう、ゆっくりていねいに。 |
| 声:「肘曲げるな〜!」 「肩をあごの下に入れるつもりで〜」 | 声:「腕だけじゃなくて、“肩”を回せ〜!」 ※上肢〜肩甲帯の運動をここまで行なって、改めてバンザイしてみて、最初よりも楽に大きくバンザイできることを実感してもらうのも良い。 |
椅子に膝曲げ |
足バンザイ |
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| 目的:可動域(股、膝) | 目的:可動域(ハムストリング) |
| 手段:ストレッチ | 手段:ストレッチ |
| 留意:体重をかけずに膝を曲げる練習。(正座練習では体重がかかって危険)余裕のない人は途中まででもよいし、お腹が邪魔になる人は多少横斜めに逃げてもよい。 | 留意:柔軟性のほか、下肢を持ち上げるにあたっての体幹の固定性(体幹筋力)、上肢の持ち上げる筋力など、総合的に必要とされる。余裕にない人は足首あたりを持って格好だけでもよい。足がしっかり床を支えていること。 |
| 声:「かかとがお尻に食い込むまで〜!抱え込め〜!」 「痛い人は無理しなくていいよ〜」 | 声:「できるだけ膝を伸ばして〜!」 「頭の上まで〜!」 |
片股割り |
四頭筋セッティング |
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| 目的:可動域(股) | 目的:筋(大腿四頭筋) |
| 手段:ストレッチ | 手段:筋トレ |
| 留意:弾むように勢いをつけてはいけない。(危険)ジワッとゆっくり力をかける。おろしている足は地面に垂直に立て、なるべく足部先を膝の上に乗せることで大きく外転させる。 | 留意:何気なく膝を伸ばすだけではなく、伸ばしたところから「さらに伸ばしきるように力を入れる」ことが大切。自分の大腿触って固くなる様子を確認させるのもよい。5秒間がんばる。 |
| 声:「ジワリと押して〜!」 「内股が引っ張られる感じは分かるかな〜?」 | 声:「しっかり力入れて〜!伸ばしきれ〜!」 |
足趾尺取虫 |
両足持ち上げ |
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| 目的:筋手 | 目的:筋(腹筋、膝伸展筋) |
| 段:筋トレ | 手段:筋トレ |
| 留意:踵がしっかりつく範囲で足部をできるだけ後ろに引き、そこから足趾の屈曲運動だけで足部を前に引きずり出してくる。膝を伸ばす力を使ってはいけない。中年者には立位で。 | 留意:難しい人は、椅子座面に手をつく〜深く腰かける〜背もたれにもたれるなどしてもよい。(それぞれしないのは難しい)息をつめてしまいやすいので皆で声を出して数を数えるのもよい。 |
| 声:「ゆびをしっかり地面に突き立てて〜!」 「しっかり握って〜!」 「地面をつかむように〜!」 | 声:「息つめないで、数えるぞ〜!」 |
連続座位高足ふみ |
グーパー突き出し |
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| 目的:運動協調 | 目的:運動協調 |
| 手段:反復運動、全身動作 | 手段:巧緻運動、反復運動 |
| 留意:ゆっくりでも大きく交互に足を動かす。腹筋や体幹機能も必要なので、手で椅子座面を支えてもよい。 | 留意:左右の手をかけ声とともに交互に突き出す。手指を開きながら突き出し〜握りながら胸、と、握りながら突き出し〜開きながら胸、では、後者の方が難しい。最初は一動作ずつでよい。段々早く、あるいはパターンの切り替えを行なう。 |
| 声:「大きくゆったりと〜」 | 声:「いち、に、いち、に・・」 |
非対称性回内外 |
ひし形とハート |
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| 目的:運動協調、可動域 | 目的:運動協調 |
| 手段:反復運動 | 手段:巧緻動作 |
| 留意:協調運動としてはやさしい。その分、前腕の回内外を左右交互にリズミカルにしっかり行ない、肘は体幹にくっつけて肩関節の運動が起こらないようにする。 | 留意:伝統的スナック芸で協調運動としてはごく難しい方。左右それぞれに同時にひし形とハー ト型を描く。ともに「1・2・3・4」のリズムで描けることがヒント。最初は1画ごとに動かすとよい。 |
| 声: | 声: |
トントンすりすり |
指あわせ |
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| 目的:運動協調 | 目的:運動協調 |
| 手段:巧緻動作 | 手段:巧緻動作 |
| 留意:左右同時に、拳骨はトントン・手のひらはスリスリする。かけ声とともに、左右を切り替える。最初はゆっくり、段々早くする。 | 留意:指先同士をしっかりぶつける。最初は「顔の前」でゆっくりと、スタート位置も大きくは広げずに。段々とスタート位置を大きく離し、早く動かすようにする。 |
| 声: | 声: |
足パタパタ |
大口開け |
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| 目的:運動協調 | 目的:可動域 |
| 手段:反復運動 | 手段:自動運動 |
| 留意:足関節底背屈を左右交互と、左右同時との2パターン。早くパタパタさせることよりも、大きく低背屈させることをより優先する。 | 留意:大きくゆっくり口の開け閉めを自動で行なう。 |
| 声: | 声: |
下あごの突き出しと引っ込め |
下あごの左右運動 |
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| 目的:可動域 | 目的:可動域 |
| 手段:自動運動 | 手段:自動運動 |
| 留意:最初はどう動かしてよいのか分からないことも多いので、モデルを見てもらったり時間をかける。 | 留意:前後運動よりは行ないやすい。咀嚼のためには、アゴの開け閉めだけではなく、前後左右の滑らかな動きが大切なことを説明し理解してもらうこと。 |
| 声: | 声: |
ほっぺた膨らませ〜両方・片方 |
ほっぺた押し |
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| 目的:筋力 | 目的:筋力 |
| 手段:自動運動 | 手段:自動運動 |
| 留意:口唇をしっかり閉じて、ほおに左右同時〜左右別々に空気を溜めて膨らませる。口唇から空気が漏れないように。 | 留意:口唇はしっかり閉じて、アゴは軽く開き、ほおや口唇の裏側を舌でしっかり撫で回す。 |
| 声: | 声: |
プログレッシブリラクセーション |
頚回し |
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| 目的:リラクセーション | 目的:リラクセーション |
| 手段:プログレッシブリラクセーション | 手段:自動運動、ストレッチ |
| 留意:体操の最後に行なう。鼻で息を吸いながらしっかり両肩を持ち上げ、口で息を吐きながらストンと力を抜いて肩を落とす。 | 留意:体操の最後に行なう。可動域よりもリラクセーション目的なので、力まずに極めてゆっくりと、頚がクキクキ鳴るのを自分で聞こえるくらいにていねいに行なう。 |
| 声: | 声: |
以下はH13夏にアップした「旧版」ですが、一応残しておきます。
以前、掲示板の方でお約束した「集団体操」について、とにもかくにも日ごろ私自身が行なっている様子をご紹介します。
ただ、こういうのは本来、どんな内容でも良いと思うんです、常識の範囲内でね。三好春樹さんも体操の紹介をしていたと思うし、大田仁史先生も「生活いきいき体操」でしたっけ?まとめていらっしゃいますね。NHKの「ラジオ体操」「みんなの体操」だって良いと思います。
私が集団体操を行う場合は、ラジオ体操のような「音楽」は用いません。参加者の様子を見ながら、難しそうな方がいたら待ってあげる・できないけどやりたそうな方がいたら手伝う、そして以下の各項目で説明しているような声かけや運動の意義・注意点なんかを大声で話しながら、やっています。そうなんですね、こういうのは何よりもリーダーによる「雰囲気つくり」が大切なんですね。「○○さん、凄いね〜!」「××さん、口閉めろ〜!」「□□さん、パンツ見えてるぞ〜!」説明することはしながらも、雰囲気つくりのためには何でもアリ?の世界です。(^_^;
まずは、全ての体操に共通する注意点です。
無理はしない。痛いことは我慢しない。
動作はゆっくりと行なう。勢いをつけては動かさない。
決めどころでも息は詰めない。なるべく皆で声を出す。
それぞれの動作をゆっくり2・3回ずつ繰り返す。左右のあるのはもちろん左右とも。
では…まずは「椅子座位体操」から、これだけでもちょっと丁寧に行なうと、30分近くかかります。
今回は椅子体操と集団腹筋だけですが、あと「立位体操」「床体操」も写真が撮れたらアップします。
くれぐれも、今回アップ分も先の分も、「これが全て」ではありません。例えば以下の椅子体操の中では、肘・手首・手指の運動は全然含まれていません。どんどんオリジナルな内容を追加していって構わないものだと思います。
1、椅子体操 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1,両肩バンザイ

肩と肩甲帯、脊柱の自己他動関節可動域訓練
『肘を伸ばして〜耳をはさむつもりで〜!』
『胸は張って〜!』
『できる人は手の指を組んでから手のひらをひっくり返してみよ〜』
『片麻痺で上がらない人は、良い方の手で手首を持ってあげて〜』
『○○さん、“なんまいだぶ〜”じゃないんだぞ〜!!』
2,両肩バンザイ肘張り

肩と肩甲帯、脊柱の自己他動関節可動域訓練、特に肩関節外旋
『バンザイした手を頭の上に下ろして〜』
『左右の肘を大きく開いてみよ〜』
『胸を張って〜、顔は下向くな〜!』
3,背すじ伸ばし

脊柱の伸展、可動域と筋力訓練
『お尻の横にゲンコツついて〜』
『しっかり肘を伸ばして床を押しながら、背すじを伸ばして〜』
『急にやるとボキッ!って言うから、ゆっくりね〜』(←凄い音がして真っ青になったことアリ!)
4,お辞儀で床さわり

重心前方移動練習と体幹筋力強化
『しっかり足踏ん張って〜、少しがにまたにして〜!』
『しっかり床を触って〜』
『そのまま、向ける人は顔を前にあげてみよ〜!』
『息は詰めるな〜!血管切れるぞ〜!』(息詰めると本当に血圧上がっちゃうよ(^_^;
)
『これが上手は立つのも上手、下手糞は立つのも苦労するぞ〜!』
5,お辞儀で腕を前伸ばし

重心前方移動練習と体幹筋力強化
『手を届くだけ前に伸ばせ〜!』
『少しくらい尻が浮いてもいいぞ〜』
『でも、息は詰めるな〜』
6,腰捻り

体幹回旋の自己他動運動ストレッチ
『手も顔も胸も右(左)向け〜』
『隣の人の後ろ頭が見えるかな〜?』
『片麻痺の人は、特に悪い方の側に丁寧にね〜!』(患側方向に捻りにくくなりやすい)
7,肩の水平内転

肩の水平内転自己ストレッチ
『今度は胸を前に向けたままで、二の腕を喉の下の触って〜!』
8,頚の伸展

頚の伸展自己ストレッチ
『天井の模様見ろ〜!』
『ゆっくりね〜!腕が痺れたりする人はお休み〜』(←頚椎変形とかある人は要注意!)
『○○さん、口は閉めろ〜!』
『××さん、目玉しか上がってないぞ〜!』
9,頚の屈曲

頚の屈曲自己ストレッチ
『下向いて〜あごを胸につけてみて〜!』
『背中は丸めるな〜!』
10,頚の側屈

頚の側屈自己ストレッチ
『前を向いたままで、耳を肩につけろ〜!』
『ゆっくりやらないと、ボキッて言うぞ〜!』
『片麻痺の人は、特に悪い方に頑張れ〜!』
11,頚の回旋

頚の回旋自己ストレッチ
『ゆっくり横向け〜!』
『隣の人の後ろ頭は見えますか〜?』
『片麻痺の人は、特に悪い方に頑張れ〜!』
12,頚のグルグル回し

頚の総合ストレッチ
8から12までの頚部の運動は、ちょっと時間をかけてていねいに行ないます。
片麻痺やパーキンソンの方、脊柱に円背のある方など、多くの方々にとって大切な運動です。
頚部の動きの硬さは、寝返りや起き上がりも悪影響します。
また、肩こり症だ!という方には、朝・夜の施行をお勧めします。
『ゆっくり、ていねいに、大きく回そ〜!』
『自分のクビがクツクツ言ってるの聞こえますか〜?』
『急に硬くなる方向はありませんか〜?』
13,足抱え

股関節と膝関節の屈曲自己他動関節可動域練習
『足をまっすぐに、椅子の上に踵を乗せて〜!』
『余裕があったら、踵をお尻につけて〜!』
『まだ余裕があったら、膝頭を胸につけて〜!』
14,股わり

股関節外旋自己他動運動
『足首を反対の膝の上に、横に乗せて〜!』
『痛くなかったら、膝を上から下に押して〜!』
『急に押すと、ボキッと言うぞ〜!』
『ついでに、足首も少しグリグリしてあげよ〜!』
15,股わりでお辞儀

股関節内転筋のストレッチ
『(14から)そのまま、前に腕を伸ばしてお辞儀して〜!』
『内股が張るか〜?痛いか〜?』
16,足の曲げ持ち上げ

下肢屈曲外転外旋方向ストレッチ
『(14から)そのまま、足首を下から上に持ち上げて〜!』
『顔の上まで行ったら、サーカスに行ってよし〜!』
『ボキ言わすな〜!!』
17,足の前持ち上げ

下肢の屈曲筋力・腹筋力訓練、下肢のハムスト筋腱ストレッチ
『できるだけ膝を伸ばしたまま、手で足を前に持ち上げろ〜!』
『できるだけ高く〜!』
18,両足前伸ばし

腹筋・大腿四頭筋強化!
『椅子に浅く腰かけろ〜、背中を離せ〜!』
『両手を前に伸ばせ〜』
『そのまま両足を前に浮かせろ〜!』
『息は詰めるな〜!皆でゆっくり50数えるぞ〜!』
『どうしても難儀かったら、1,腕を組んでよし!
2,背中ついてよし! 3,椅子をつかんでよし!』
『片麻痺の足が上がらなかったら、いい方の足で下からすくってやれ〜!』
『下ろしたら、パタパタ太ももを叩いてあげよ〜!』
締めの体操、集団腹筋運動 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1,皆で仰臥位臥床して、手をつなぎます。
2,皆でかけ声をかけて、いっせいに起き上がります。
3,余裕のある人は先に起き上がって、左右の人を引いてあげましょう。
4,余裕のない人は、遠慮なく隣の人の手を引かせてもらいましょう。
※最初から、余裕のありそな人。なさそな人を交互にするのがコツです。
※できない人・腰の痛い人は、最初から起きていて、「引っ張り役」に徹しましょう。
※何度かやると、まとまりよく楽に行なえるようになります。
※何度やっても変らず苦しそうな場所があったら、そこにスタッフが入りましょう。
(上の写真で、ピンクの服は保健婦さんなんだけど…遅れてる…(^_^;
)
※締めにふさわしく、盛り上がります!(^_^;