老人介護についての個人的HP:雑記帖(12)新潟日報連載コラム7
豪雪の処理疲れで、こちらへのアップが遅くなってしまいました。
あと、こんな形で紹介させていただいた♪どれみ♪さんの掲示板、事情があってしばらく閉鎖、ということになってしまいました。残念ですが仕方ありません。
2年半に渡る7000を超える書き込みを見ることはできますので、未見の方は改めて是非!
さて、介護負担のお話の続きです。
『…♪どれみ♪さんには、忘れられない記憶がある。長い介護の終盤、赤ちゃんのように寂しがり甘えるようになった母は、片時も彼女の側から離れなくなった。その時、「どこに行くのー、どこに行くのー」ととりすがるその母を思わず突き飛ばしたことがあったのだ。「なにするん」と言った悲しそうな母の声が今も消えない…。』
♪どれみ♪さんは奈良県在住で、私自身インターネットを通じて多くの教えをいただいた方、でもあくまで一般の方です。また大宅壮一ノンフィクション賞受賞作家、久田恵さんの『家族だから介護なんかこわくない?!』(海竜社刊)には…
『「介護」をしていて一番つらいのは、物理的な大変さよりも、本当は「介護」という場面に思わず映し出される「自分のおぞましさ」を見なければいけないことだ。「ああ、なんて、私っていやな人間なんだろう。ああ、エゴイズムの塊だあ」私は自分の中にある悪意にがく然として、そういう自分が許せなくて、深夜に一人、号泣したりしたのだ。…』
と、あります。実は文頭の♪どれみ♪さんについての文章は、ご自身も13年間の介護経験をお持ちの久田さんが谷さんに直接インタビューして書かれた文章なのです。(“清流”2001年1月号)久田さんは実体験のない私と違って、真の共感を持ってインタビュー・執筆されたのではないでしょうか?
もしもこのささやかなコラムをお読みの在宅介護にあたるご家族さまの中で、このお二方と同じように「自身の中の“魔”に向き合う」ことに辛さを感じている方がいらっしゃるとしたら…決して貴方一人ではないですよ、多くの方々が味わってきたお気持ちなんですよ!と、声を大にしてお伝えしたいと思います。そして、自身の魔に向き合うことはそれだけの勇気と優しさをお持ちの証拠なのだし、そのお気持ちは恥ずかしいことでもなんでもなく、むしろその本音を吐き出せる場や相手をぜひ見つけてください!とお伝えしたいのです。
でも、きっとそんな場や相手はなかなか見つからないでしょうね。そんな点からも心から貴重な場だと思えますので、谷さんのインターネットホームページアドレスを紹介させていただきます。介護にまつわる掲示板にて♪どれみ♪さんや久田さん、それに沢山の仲間や不肖ながら私自身もお待ちしております。そうそう、私と同じような職業者の皆さまも是非!

谷さんのホームページ:http://www.mahoroba.ne.jp/~tani/matiai.html
新潟日報平成13年1月21日