老人介護についての個人的HP-平成15年度介護福祉士国家試験実技問題について

平成15年度介護福祉士国家試験実技問題について私の解釈

 平成16年3月7日(日)に、標題試験が行なわれました。受験した方から設問をお聞きして、「面白い!」と思ったので、私なりの解釈をまとめてみました。特に実際に受験した方や、それ以外の方々も、ちょっと一緒に考えてみませんか?↓の試験問題を読んでご自分なりの回答をしっかり考えてから、続きを読んでみることお勧めします。

●今年度の設問

『右不全麻痺の方に、できるだけ自立を促すような形で、お手玉・折り紙・ボールを使ったレクリエーションをしましょう!』

↑何せ、複数の方々からそれぞれに断片的に聞いているので、実際はこうだ!ということだったら、ご教示ください。

●私の解釈

 ほほぅ、14年度設問とそれに対する回答の「大混乱」に懲りて、ちょっと方向性を変えてきたな、というのが最初の感想。次いで思ったのが、今年の試験に「how to 的にこうすれば正解!ということはない。受験者さんの、“思考過程・判断・それをどう相手に伝えるか?”といった点を見ているな・・」ということでした。

●回答チェック!項目(ただしあくまでPT大渕の場合、クニが何をどう考えてどう合否判定してるのか?本当には分かりません。)

 受験生の皆さん、以下の諸点を踏まえましたか?きっと、こんな点を見ているのだと思います。

1:右不全麻痺のレベルを確認したか?

 『右手でバンザイできるかなー?』
 『指を握ったり開いたりできるかなー?』

2:本人の希望を確認したか?

 『折り紙・お手玉・ボール、どれを使ってみたいですか?』
 『どれで遊ぼっか?』
 (この過程を飛ばしてしまった方には、モデルさんが勝手にお手玉を選んだようですね。)

3:1:で判断した麻痺レベルと2:の本人の希望(今回はお手玉)との間に無理がないか?確認・判断したか?

 『そうですねーお手玉で遊べそうですねー。』

4:段階付け、同じお手玉でもやさしい使い方から難しい遊び方へと、段階付けて行なったか?(具体的なやり方は常識の範囲内であれば何でも良い。不全麻痺のある右手でお手玉をギュッと握ってもらう、なんてのが一番最初のやさしい内容になる)

5:段階付けられたそれぞれの内容について、やり方を見せる→口頭誘導する→軽い介助から徐々に加える→最後には本人がどうしてもできないワザをやって見せて喜んでもらうといった、介助段階を踏んだか?

6:やってみての感想を聞いたか?

 『楽しかった?難しくてイヤになりませんでしたか?』

7:先につなげたか?

 『よかったら、また一緒にやってみましょうね!』

 以上は私の思いつくままですが、例えばこういう点をきちんと考え判断し声かけしているか?を見られたのだと思います。だから例え時間が足りなくて途中で終わっても、きちんとしてればそれで良いのだし、形だけ最後までいけても途中をすっ飛ばしているとヤバイのでは?と思います。
 さて、皆さんはどうでしたか?

 と、ここまで書いたら、試験問題用紙の実物を見せてくれた人がいました。ふむふむ、椅子に座ってて車椅子で移動してもらって、部屋の途中に段差がある・・?ん〜、移乗動作をどれだけ本人の力を使った介助ができるか?車椅子駆動は両手でできるか?右に曲がるようだったら左足で舵取りできないか?段差は(どの程度か知らないけど)自力で後ろ向きで降りれないか?などなどを確認すればよいということじゃないかな?


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