■"38"
   個人的製作通し番号(スケジュールナンバー)"38"

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■製作者より
   前回から 丸々一年 かかってしまいました。
   以前は ユーザーさんから 写真でみるイメージより意外と柔らかいという声が多かったのですが 
   近頃は 比較的 硬めの竿を作っています。
   竿の質は 間違いなく上がっています。
   毛ばりを投げる能力 魚が掛かってからの能力 どちらも良くなっていると思います。

   今回の"38"では 逆テーパーに スケルトングリップの採用
   恥ずかしながら コスメのほうも ちょっとだけ凝ってみました。
   ロッドデザインとしましては 近距離と中距離で別々の曲がり箇所を設ける目算で
   複合テーパーは勿論のことですが
   固定概念(竿は手元に向かってガイド間隔が広くなっていくべき 太くなっていくべき)を捨てて作っております。
   このあたりは ヤングさんやサマーズさんの竿などを研究されている方は よくお分かりだと思います。
   ユーザーさんの声で 他の方の竿に比べ軽いというお言葉を頂戴するのですが
   軽い事は良い事としましても その裏では バンブー特性を希薄にさせる恐れがあり
   そのあたりを両立させる為には 上記のような工夫が必要不可欠かと思われます。
   軽さの追求には それなりの持ち重り感を出す工夫が同時に必要です。
   そういう事とは別に 製品としての線引きもあります。

   ユーザーさんの声で 次の解禁までの間 竿を育てるという声もありました。
   私も 竹竿は完成後一年は経たないと 本当には手に馴染まない 落ち着かないと思っています。
   写真と文章だけで 竿とユーザーさんとを 上手に引き合わせるのは非常に難しい事ですが
   宜しければ どうぞ 使ってみて下さい。

   川でお会いしましょう。どんなものか知りたい方、竿を持参します。
   ご注文 お問合せ 同行希望は メール にて承ります。
   お近くの方は地元フライショップでも展示販売しております。詳しくは当サイトの BBS をご覧下さい。

                                                              2009年10月

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■基本
   写真番号  竿署名       全長   ライン指定 継数 重量  アクション      ベンディングカーブ
  (写真奥より)
   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    @     牧神 三八○一  6’3”  #3      2  69g ミディアムファスト  パラボリック
    A     牧神 三八○四  6’3”  #3      2  70g ミディアムファスト  パラボリック
    B     牧神 三八○五  6’3”  #3      2  69g ミディアムファスト  パラボリック
    C     牧神 三八○六  6’3”  #3      2  68g ミディアムファスト  パラボリック
    D     牧神 三八○七  6’3”  #5      2  70g ファスト         プログレッシブ
    E     牧神 三八○八  5’0”  #3      2  55g ミディアムファスト  セミプログレッシブ
    F     牧神 三八○三  4’6”  #3      2  52g ファスト         セミプログレッシブ
    G     牧神 三八○二  4’6”  #3      2  48g ファスト         セミプログレッシブ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■@〜Cで選ぶ場合
    @〜C @→A→B→Cの順で 番号が大きくなるほど 初心者に優しい
    @〜A 比較的 ゆったりと タメを大きくキャストする方に合う
          @よりAのほうが タメが大きく ネバリで飛ばす
          ラインが伸びていって 最後に手元のラインがバチン!とくる
          少ないフォルスキャスト 静かな着水が可能
          B〜Cに比べ エキスパート向け
    B〜C 標準的なスピードで キャストする方に合う
          @〜Aより バットが硬めにしてあるので 手元が狂わず狙った所に毛ばりを落としやすい
          BとCはバランス違いで Cのほうがパワフル
          竿の使い方を把握しやすいので 初心者にはこちらをおすすめ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■E〜Gで選ぶ場合
    E〜G 源流・藪沢用
          短くても 近距離レンジから 曲がってループを作る
          6フィート台の竿と同じサイズの魚を相手にできる
          中距離でループが不安定の場合 ワキをしっかり閉めて ヒジから先でキャストする
       E 5フィートの完成形? 近距離から中距離までスムーズ
       F Gよりパワフル 手元アクションで竿を蝿叩きのようにキャスト
       G Fよりマイルドで ゆっくりキャストできる

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■Dを選ぶ場合
         重い流れ 竿の絞り込みに 特に対応
         虹鱒 イワナの引き込み 強い流れでのヤマメ アマゴ等
         キャストでは曲がり 魚とのやり取りでは抑えの効くバット

        ※当初 この竿は選ばないように説明を書いておきました
          それは 恥ずかしい話ですが・・・ ラインを買う金が無く #5ラインが試せなかったからです
          先日 友人宅にラインを借りに行き適正ラインの確認と 川で虹鱒実釣テストを行いました
          #5で丁度良いです
          先に重みのあるラインがあれば なお使い道が広がると思います

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■テーパーデザイン
    @〜G 全て異なる オリジナルテーパー
    @〜G 全てに逆テーパーつき
    @〜G 全てに混合テーパー 近距離と中距離で曲がり箇所を設ける目算
    @〜G ティップ先の繊細さは残す
    @〜C 前回製作”37”中 #3ライン指定の竿の中の 最も良かったものの 進化形
       D 前回製作”37”中 #4ライン指定の竿の中の 最も良かったものの 進化形
       E 前回製作”37”中 #4ライン指定の竿の中の 最も良かったものを 5フィート化
    F〜G 前回製作”37”中 #3ライン指定の竿の中の 最も良かったものを 4フィート6インチ化

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■竹
    @〜G    トンキンケーン
    熱処理    直焼き&専用オーブン
    節矯正処理 圧熱方式
    表面処理  エナメル面は削らず
    節合わせ  基本スリースタック

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■シャフト形状
    @〜G   通常六角

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■シャフトバーニッシュ
    @〜G   ウレタン 4層+α
    塗装方法  ディッピング

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ラッピング
    @〜G       巻きがあまり上手ではない
    シルクスレッド   ガーネット
    メタリックスレッド  ゴールド
    コーティング剤   2液混合エポキシ
    飾り巻き箇所    ワインディングチェック上部 フェルール接続時の前と後 トップガイド下部
       意        機微

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■リールシート金具
    @〜G   ポケット&リング ダウンロック
    @〜G   コルクチェック
     素材    アルミ ブラック

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■リールシートフィラー
    @〜G   ネイルカット
    @〜F   ブラック ウォールナット
       G   トチ 杢
     塗装    目止め剤含め 6層

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■コルクグリップ
    @〜C  ミッジシガー
       D  スケルトン オリジナル(中)  上面先端に指乗せ平面加工あり
    E〜F  スケルトン オリジナル(小)  上面先端に指乗せ平面加工あり
       G  スケルトン オリジナル(極小) 上面先端に指乗せ平面加工あり
    スケルトン加工
         通常のコルクグリップをシェービング後に切断し 切断面を整形し
         ロッドテスト後に 最終的な指乗せ平面部を作る
         右利き左利き両方の最大公約数の範囲で平面部加工
         コルク隙間部のシャフト防水対策済み
         基本的に 指乗せ部は魚とのやり取り時に使用

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ストリッピングガイド
    @〜D  ミルドラム デッドストック品
    E〜G  チタニウム カーバイト
     処理   フット先端整形

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■フェルール    
    @〜D  HARIKI ノンステップ エクストラショート #12/64
    E〜G  HARIKI ノンステップ エクストラショート #11/64
     処理   ガンブルー処理

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ワインディングチェック    
    @〜G  ニッケルシルバー
     処理   バフ 艶出し研磨

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■フックキーパー    
    @〜G  なし

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■スネークガイド    
    @〜G  ブロンズ
     処理   フット先端整形

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■トップガイド    
    @〜G  ブロンズ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■竿袋    
    @〜D  オリジナル 6’3”用
       E  オリジナル 5’0”用
    F〜G  オリジナル 4’6”用
     設計   生地の端が出ない構造
     縫製   ミシン&手縫い

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■竿筒    
    @〜G  発送時に水道配管用のパイプを加工製作
           その後も 利用可能

− 以上 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−