「あなたは信じられるか!? 超マジック!奇跡の空間 PART2」
放映日時:2004年9月15日(水)19:00〜20:48 (テレビ朝日系)
■司会
中山秀征 田中律子
■ゲスト
森田健作 蛭子能収 とよた真帆 マルシア あびる優
■リポーター
石川あずみ
■マジシャン
HIRO RYOTA HIROKI
Update: 2004/9/26
この番組は、今年の5月19日にPART1が放送されましたが、今回の出演者は、HIRO(ヒロ・サカイ)師とRYOTA師に加えて、HIROKI(高橋ヒロキ)師の3人でした。三人三様の個性がたっぷり出ていて、非常に面白く楽しめた番組でした。以下、順を追って感想を書いてみます。
奇跡の貫通マジック
1.500円玉が手のひらを貫通
穴あけパンチの小道具の演出が面白い。 2.ビール瓶のラベルの貫通
非常に不思議な現象。自然なハンドリングが素晴らしい。この現象は初めて見たが、原案はAlex Louridoの「Osmosis 」という商品らしい。ヒロ・サカイさんのアイデアが付け加えられている。 千葉県八日市場市立豊和小学校にて
3.浮かぶ玉
不規則の玉の動きが面白い。奇妙な味。 4.ハンガーのハンカチ落とし
みんなに息を吹かせるとか、おまじないをかけさせるなど、子供たちの参加のさせ方がうまい。非常に受けていた。 5.マジック教室(紅白のヒモの入れ替わり)
子供への教え方が非常にいい感じです。子供たちの嬉しそうな顔が最高でした。 6.首が外れる
従来の真下に落ちる現象と違って、横に外れる新しいバージョン。
神秘のカードマジック
1.カードの消失、ケースへの移動
この現象も初めて見たが、非常に不思議。ただ、折りたたんだ状態でカードが出現したのはちょっと違和感があった。 2.マジック手帳の予言
非常に面白い。後で知ったが、このテーマの作品は、ダロー、コロンビーニ、ダン・ハーラン、中川修氏などが発表しているらしい。 長野県戸隠村の宝界寺にて“心霊マジック”
3.木が倒れる
以前、Mr.マリック師がテレビで実演するのを見たことがあるが、雰囲気を盛り上げるのに効果的だった。 4.インスタントカメラによる念写
「手」の漢字が全てそろってしまう作品は、1999年のDavid Copperfield "U! "日本公演で演じられたTearableのバリエーションだと思われる。この作品とインスタントカメラによる念写を組み合わせたのは秀逸。最後の写真を見て、女子高生が本当に怖がってしまったのは、合成写真の出来があまりにもリアルすぎてしまったのかもしれない。 (参考)スティングのショーレポートNo.30 デビッド・カッパーフィールド "U !" 東京公演 (1999.8.10, 16)
神秘のカードマジック
1.飛行カード
赤10枚から青10枚のパケットに赤3枚のカードが移動する。この飛行カードは、高橋ヒロキ師の十八番の作品で何度も見ているが、非常に不思議に見える。想像力、イマジネーションというキーワードの使い方が非常にうまい。今回は、観客の中山秀征氏をすっかり乗せてしまった。 富士急ハイランドにて
2.透明なゴンドラからの消失
衆人監視の密室状態からの消失という趣で、非常に不思議だった。
7.神秘のカードマジック「予言」
消しゴムを使うアイデアが傑作。封紙が貼ってある新品のカードを使い、客に自由に切らせ、客が任意にストップしたカードを使うというフォースの方法は初めて見た。 8.カードの貫通
観客の上着ポケットの中にカードが貫通してしまうという現象は信じがたい。一体、いつ忍び込ませたのだろう。
3.100%予測不可能マジック「ダーツ」
道具のダーツマシンが非常にお洒落。この予言マジックも非常に不思議だった。あやしいところが一つもない。
・シルクの消失
蛭子能収氏のマジック。RYOTA師の「あれは、私が最初に覚えたマジックです。」というフォローが笑いを誘う。
5.驚異の透視マジック「財布の中味」
古くから知られた原理を、工夫を凝らせた演出で新しいマジックに生まれ変わらせた印象。客にサインしてもらうところと3人目で2行に書くところがうまい。 長野市 地元の同窓会にて
6.卒業アルバム「写真の中の人の移動」
これも初めて見た現象。怪しい動作がひとつもないだけに非常に不思議。
9.奇跡の超能力マジック「水晶球の中に文字が現れる」
水晶球に文字が現れる現象は見たことがあるが、再び消えてしまうところはヒロ・サカイさんの素晴らしいアイデア。 横浜そごうのロフト店内にて
10.奇跡のポータブルホール(次元への扉)
鏡の貫通現象は、何度か見たことがあるが、外枠と貫通部分がつながっていないところがすごい。ダグ・ベネットのナイフの交換を効果的に使っている。女性アナウンサーは本気で驚いていた。
食器店(ノリタケスクエア厚木店)にて
7.驚異の物質再生マジック「タイム風呂敷き」
ハンマーで割った皿(サイン付)の復活。久しぶりの下平さやかアナの反応も演技とは思えない。
4.神秘のカードマジック「整列」
二つのグラスにバラバラにしたダイヤ10枚と1枚だけ裏向きのスペード10枚をそれぞれ入れる。ダイヤ10枚が入ったグラスにハンカチをかけると、二つのグラスのカードの順序が全て一致している。非常にスマートで不思議感も強い。タマリッツの手順がベースらしい。
8.奇跡の物質転送「指輪の移動」
これは、RYOTA師の十八番の作品。何度見ても不思議に感じる。ゲータン・ブルームのリング・フライトの素晴らしいバリエーション。
京都ホテルオークラにて
11.テレパシーマジック
ESPカードの一つの図形が300人の携帯電話にメール転送される。見知らぬ人の携帯電話にメールを送ることは出来ないはずなのだが・・・
| 司会者の中山秀征氏が16種から選んだ図形を3人が透視する。当たった人が今回のNO.1マジシャンとなるという趣向だったが、完全に1本とられた感じ。 |
テレビのマジック番組で、これほど不思議で楽しい思いをしたのは初めてです。番組の企画は、マジックバトルで勝ち負けを決めるといういうものでしたが、最後のオチが爽やかな印象を与えました。個性も持ち味も違う3人のマジシャンは甲乙つけがたい素晴らしいものでした。特に世界的に評価が高いヒロ・サカイ師に対し、臆せずに堂々と演じきったRYOTA師と高橋ヒロキ師の成長振りが目立ちました。是非、PART3を期待したいものです。
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Update: 2004/9/26