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ナンバージャック 2-7 闇の中、人影を追っていた。 影は途中で立ち止まり。こちらへ振り返った。 暗視カメラが映し出す映像は、常に鮮明だった。 影達は銃を手に構えている。 気づかれていた!? 俺はレイチェルを突き放して、腰に下げた銃抜き、敵に向ける。 俺が撃つよりも早く銃声が聞こえてきた。 弾丸は8つ。軌道からしてどの弾も俺には当たらない。 敵の攻撃は無視して、銃弾を放つ。 頭が2つ吹き飛んだ。 最後の一人はいつものように生け捕りにするため、 太ももとわき腹を打ち抜いておいた。 「キャッ!」 悲鳴。振り向くとレイチェルが男に取り押さえられていた。 筋肉質な体にスーツをまとった男。 「レイチェル!」 「やめろ、放せこの野郎!」 暴れるレイチェルを無理やり押さえ込み、 男はレイチェルの後頭部に銃口を当てた。 レイチェルの心臓が停止すると、 俺の首に仕掛けられた爆弾が爆発する仕組みになっている。 つまり、彼女の死は、俺の死を意味する。 「レイチェル・グルンワルド。付いて来てもらうぞ」 感情の色を持たない冷酷で無機質な、低いしわがれた声だった。 「そこのアンドロイド。お前も付いて来い」 気が付くと、スーツの男達に囲まれていた。 「最初から、気づいてたって訳か?」 問いかけたが、男は何も答えなかった。 銃を奪われ、後手に手錠を掛けられた。 レイチェルも、同じような状況だ。 どうやら、鉄くずと、ヒステリー女の旅は 父親を捜すという目的を果たせずに終わりを迎えようとしているらしい。 to be continue |
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