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ナンバージャック 2-8

 スーツの男達に連れてこられたのは、重装甲バスの中。
 室内は照明に照らされていたため、暗視カメラは使い物にならない。

[強制終了 > 右カメラ -> 暗視]
[強制終了 > 左カメラ -> 暗視]
[切替 > 右カメラ -> ノーマル]
[切替 > 左カメラ -> ノーマル]
[起動 > 右カメラ -> ノーマル]
[起動 > 左カメラ -> ノーマル]

 0.6秒でカメラの切り替えが終わった。

 狭い通路を歩き、階段を上って、二つ目の部屋。

「パパ!」

 レイチェルの高い鼻声がマイクに響く。

 目の前にあるソファに一人の男が座っていた。
 手前のガラス製のテーブルに難しそうな本が山積みにされている。

「レイチェル。会いたかったよ。さぁ、こっちへおいで」

 話の展開からして、こいつがレイチェルの父親、
 ニッキー・グルンワルドなのだろう。

 白髪交じりの癖のある黒髪をオールバックにしている。
 額に深い皺が2本。レイチェルの目をさらに細くして釣り目にしたような顔。
 やや太り気味の体に、一目見ただけでわかる高価なシャツとスーツ。

 ニッキーが目で合図を送ると、スーツ男はレイチェルの手錠を外した。

「パパ、どうして、こんなところに?」

 レイチェルがニッキーに駆け寄り、隣に座ってたずねた。

「話せば長くなるのだが……私は捕らえられてしまったのだ。
 恐ろしい組織に。そして、私は恐ろしい兵器開発を手伝わされた。
 KK project……」

 ニッキーが俺のカメラをちらと見た。言葉が止る。
 ゆっくりと息を吸い込み、そして吐き出してから、話を続ける。

「そこにいる11番を含む13体のアンドロイドによるプロジェクト。
 あれは、人類のための開発などではないのだ。
 あれは、この世界を征服するほどの力を持った
 アンドロイドを作るための計画だったのだ」

to be continue

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