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| 骨太で、やや筋肉質な綾乃の下半身を胸の上でバンザイさせた、ヴァギナもアヌスも丸見えのオムツ替えポーズでの拘束スタイルはいまも変わらない。その状態でお腹のものを吐き出させる準備がはじまった。 ベッド脇に椅子を置き、その上に満々と水を張った洗面器を載せ、浣腸器の先を沈めると、たっぷりと水を吸わせた。そして、浣腸器の先を綾乃のアヌスに挿し、ゆっくりと水道水を注入した。 「ただのお水だから、少しお腹が痛くなるけど、がまんしてしっかりと栓をしておくのよ。すこしでもお漏らししたら、それをあなたに食べさせるからね」 開脚エビ固め状態で拘束された身体の下にはビニールシートが敷かれているから、多少の粗相をしたとて、それほど悲惨な結果にはなるまい。しかし、汚物にまみれるのは、不快であり恥辱であろう。スカトロ制裁があろうとなかろうと、綾乃は死ぬ気でこらえるつもりでいる。それでも、 「いや、いやよぉー……」 と、身も世もないという表情をした。浣腸それ自体こんなにイヤがるとは思わなかった。 「向こうでもされたでしょ? さっき、そう言ったじゃない」 浣腸されたことを聞こうともしなかったことへ不平顔したのを思い出し、訊きなおしたのだが、 「浣腸なんかイヤだからと、朝からなにも食べずに行ったのに……」と、いまでも口惜しいらしく、ぶつぶつ未練がましくつぶやく綾乃――。 「バカね。それじゃお腹が空いてしかたないでしょ。無理したって、出るものは出るのよ」と、その言い草に呆れるより、かわいいと思った。 結局、浣腸器1本分すっかり注入した。これを耐えるのは相当つらいはずだ。しかし、耐えきって排泄したときの解放感、爽快さもまた格別なはず。綾乃がそのとき、どんな顔をするか楽しみだ。 「さあ、15分は我慢してね」 わたしは便器を用意したうえで、綾乃のそばに椅子を置いて座った。そして待つあいだ、生ハムのチーズ巻きを冷蔵庫から出し、ブランデーを傾けながら楽しむことにした。 「綾乃ちゃんがウンチするところなら、食べながらでも平気で見ていられるわね。 そうだ、がまんしているあいだ、さっきの話のつづきを聞かせてよ」 「そんなぁ……浣腸されて話なんかできませんよぉ」と、そう言っている間にも、綾乃の顔が少しずつ歪んでいく。「オムツ替え」の窮屈なかっこうが、もじもじしだした。お腹を圧迫しているこのかっこうでは、よけい便意をこらえきれないのだろう。 「うぅ……うっ、ううっ……」 「さあ、浣腸されたときの話をするのよ」 「浣腸の話は嫌いと言ったじゃないですか。でも、たいへんだったんですよ。我慢できなくて、床にお漏らししてしまって……」 「それを舐めさせられたとか?」 「う……ううっ……そう最初は言って脅かしたんですけどぅ、それはありませんでした。でも……でも……」 必死に便意を耐えている綾乃の表情は、眉間にしわを刻み、汗を光らせ、頬や唇をぶるぶる震わせている。 「2分たったわ」 すこしでも拳を入れやすくするため、ここはたっぷりと吐き出し、すっきりさせたい。そう、わたしは綾乃のアヌスにフィストをくれる気でいるのだ。 4分……5分……苦悶にゆがむ表情から、ときおり、「いいっ」「くうっ」「あ、ああっ」と、苦痛が堰を切ったような強い調子の呻きが発せられた。そのときは猛烈な便意が襲っているときで、それが過ぎると呻きは静まり、便意が一定の間隔で綾乃を苦しめていることが声と表情でわかった。 6分……7分……。綾乃のお腹が、異様な音を発しはじめた。アヌスに注ぎ込まれた水道水によって、溜まりに溜まった糞便が撹拌され、渦を巻いているのだろう。 「ああぁ……うう……ああっ……」 肩に向けてバンザイさせられた両脚が、便意の到来によって宙を掻きながら必死に踏ん張る。そしてそのときだけは、華奢な上半身にくらべてたくましい下半身の、腿といわずふくらはぎといわず、力みの跡がくっきり刻まれる。 「10分過ぎたわ。もうすこしよ」 綾乃の身体がぶるぶる熱病にかかったような震えを発しはじめた。そして、 「お仕置きを、お仕置きされたのっ。がまんできないでお漏らししたからってっ」と、なにを思ったか思い出したように、それも激した口調で話しはじめた。 「そうよ。罰にわたしを解剖するって言って、器具であそこをいっぱいに拡げて……ああっ……ああっ……」 綾乃がまた大きな呻きを発して、それまでの話を中断した。猛烈な便意が襲って、腹がぐるぐるっと音をたてている。そんな切羽詰まった事情を無視して、わたしは意地悪に質問をつづける。 「なにをされたの? 電気責め? それとも……」 「さ、酸を、水で薄めた酸をあそこに浸されたのっ。ああ、熱かった。痛かった。あ、ああっ……」 わたしはそのときはっきりと想像することができた。解剖台に縛りつけられ、クスコでヴァギナを最大拡張された綾乃の身体──そこへ、酸液で湿らされた脱脂綿がピンセットの先でつままれ、当てられる場面を。 「あああーっ!!」 淫肉を灼かれる激痛に全身を震わせて苦悶する綾乃と、嵐のように押し寄せる便意をこらえて身を震わせる綾乃がダブり、わたしのイメージ空間にかげろうのように揺れた。 「いやあっ、許してえーっ!」 激しく首を振り、一心に懇願する綾乃の姿に、酸による苦痛を思い出しながら便意をこらえているのを見て取った。 「そうよ。少しでもお漏らししたら、ここでも酸を使ってお仕置きするからね」 「ううーっ、ううぐあうぅっ!」 ものすごい形相で便をこらえている。酸で責められたのが、よほどこたえているのだ。ヴァギナが壊される、そんな恐怖感にさいなまれたのかも知れない。 ストップウォッチが、13分を切った。と、そのとき、 「あっ、出るっ。いやあっ!」 汗で光る綾乃の額に、苦悶のシワが深々と刻まれ、いっぱいに開脚された下半身もしっとりと汗ばみ、硬直の筋が浮き立った。 「あっ」 わたしとしたことが、思わず声を発してしまった。 ぴゅうっと、アヌスから黄色い飛沫がわずかだが飛び散り、黒いビニールシートに点々と汚点を残す瞬間があまりにも思いがけなかったからだ。ぐるぐるっ、ぐるぐるっと、綾乃の身体のなかで水溶便が逆流する音がより激しくなった。 「もうダメっ。早く、早く便器を、おねえさまっ、おねがいよおーっ」 「駄目駄目、まだよ。まだ2分あるわ」 わたしは便器に手をかけながら、そうとは感じさせず、なおも綾乃をじらした。身も世もない綾乃の顔は、泪を散らせていっそう哀れに見えた。 「もうダメっ。漏らすわよーっ!」 綾乃は開き直った声を出した。 わたしは、とっさの間に便器を綾乃のお尻にあてがった。同時に、びちびちびちっと下痢便が爆発する音がして、綾乃のアヌスから大量の水溶便が土管をブチ破った汚泥のように噴出した。 「すっごいねえ、綾乃ちゃん。どうしてこんなに出るの? この量って、今日いっしょに食べたお寿司だけのものではないわよねえ。きのうからの分もあるんじゃないの?」 わたしは笑いをこらえきれず、ひとしきり笑ったあとで、「まったく、ウチにウンコしにきたのかしら」と精一杯のからかいを言った。 「あ、うーん……」と、排泄し終えた解放感にうっとりとした表情を見せた綾乃が、わたしのからかいに羞恥を隠しきれず、「意地悪っ。マーゴおねえさまなんか、嫌いよぉ」と言ったが最後、えーん、えーんと、子どものような泣き声をあげはじめた。 「困った子ちゃんねえ。すっかり子ども子どもして甘えて……」 便器を取りかたづけると、まだはげしく泣きじゃくっている綾乃をうつぶせにして、大の字に縛りつけた。これでは表情が見えないが、綾乃にこれ以上苦しい姿勢を取らせるのはしのびない。脂汗流して浣腸に耐えたほうびに、こんどは少しでも楽な姿勢に替えてやることにした。 |
| 裏返しされたお腹のあいだにクッションを入れて腰を浮かすと、ぷくんとふくれた形のいいお尻の谷間に、褐色のアヌス部分と細かな陰毛に縁取りされたヴァギナ部分がのぞいた。ヴァギナはずっと濡れっぱなしのようだし、アヌスはアヌス特有の放射状の皺にまじって、縦に割れたフィスト皺まである。 わたしは、綾乃の背後から覆いかぶさるようにしてならんだ。 「綾乃ちゃん、いいわね」 そっと顔を見ると、早くも息を荒くしている。不安感か、期待感か、いや、その両方だろう。 まず、素手で綾乃のお尻の谷間をまさぐった。爪は伸ばしていないので、よほど強引に挿入しないかぎりデリケートな部分を傷つけることはない。 まず一本。中指で綾乃のアヌス穴をこじあげ、ぬーっと奥まで挿入した。「うーっ」っと、横にならぶ綾乃の口から、苦痛とはちがう呻きが発せられた。 綾乃の体温を感じた指が、肛門括約筋の締めつけを押し返しながら、ぐりぐりと直腸内を暴れる。そうすることによって、愛撫に反応したアヌスは愛液を発散し、指責めを難なく受け入れようとする。 5分ほど直腸愛撫をくり返したあと、一度入れた中指を抜いて、人差し指を加えた二本にして再びアヌスに挿入。「うんむ」という小さな声とともに、綾乃の身体は二本の指をゆっくりと受け入れた。 こんどは、さっきよりも念入りに愛撫する。1分、2分と愛撫するうち、綾乃の口から喘ぎが漏れる。「ああ」「うう」と、口を半開きにし、固く閉じた目の上に小さな皺を刻みながら、苦痛と快感の混じり合った恍惚とした表情をしている。 「綾乃ちゃん、アヌスでもこんなに感じるようになって」 綾乃だって仕事を持つ身だ。夜ごと日ごとというわけはないのに、わたしの脳裏には綾乃がひっきりなしに責められつづける映像が浮かび、まだ見ぬ美奈代夫人の想像の姿が、そして「あの女!」と見当をつけた麗羅という女性の姿と顔がくっきりとダブって浮かんだ。 「あうーっ」と、綾乃がひときわ大きく呻いたのは、いったん引き抜かれた指に三本目と四本目が加えられ、その手がねじ込まれたときだ。アヌスの締め付けをはねのけて挿入された手のあらかた部分は、お尻の谷間にかかった親指を支点として、ぐりぐりねちねちと直腸愛撫をくり返す。 「うっ、うんああ、ん……」 わたしは、ひきつった横顔を見せて喘ぎ声をあげる綾乃に口づけし、そのまま後退してアヌスを見下ろせる位置に落ち着いた。気合いを入れてアナルフィストを完遂させるためである。 綾乃の直腸はわたしの手の先にもみほぐされ、ぐちゃぐちゃと音をたてていた。それだけでなく、四本指を食わえたアヌス穴は、いままた溢れる愛液により、ぬらぬらと濡れそぼっているのだ。 テーブルに手を伸ばし、広口瓶を引き寄せる。そして蓋を取った瓶を手にし、別の手で責めている綾乃のアヌスに向けて傾げ、ローション液をたっぷりと垂らす。 「あ、あー……」 ローションのひんやり感に、“処刑儀式”のクライマックスを感じたのだろう。綾乃の全身が緊張で硬直した。 「綾乃ちゃん、気を楽にするのよ」 そう言うと、綾乃の首がこっくりした。 ローションで十分滑りを良くしたアヌス穴に、一度抜いた手を五本指の完全手刀にして、ゆっくりと挿入していった。「うう、ううっ」と、綾乃がおののくような震え声を発した。 ほんとうにフィストを経験しているのだろうか。そう思うと、多少可哀相だと思う反面、よりいっそう残酷な愉しみが沸き上がった。今夜のフィストは、プレイというより拷問の様相を呈するかも知れない。なんといっても、いきなりアナルフィストなのだから。 ゆっくりと押し込み、引き抜き、押し込み、引き抜き、それをだんだんに早くして、手刀によるアナルファックをくり返した。ずぼずぼくり返すたび、「あっあっ」「ハッハッ」、綾乃が声で応じ、身体は身体でぐちゃぐちゃと水音で返してくる。 いまの綾乃の直腸はヴァギナとおなじ役割をしていた。わたしの手刀で犯され、直腸から発散する愛液は絶え間なく溢れ、手刀を引き抜かれるたびに身体の下に敷いたビニールシートをひたひたと濡らす。 たっぷりと10分ほど遊んで手刀を引き抜いた。いよいよフィニッシュだ。わたしは手を拳に変えた。そして、もう一度綾乃のアヌスにローションを垂らし、握り拳にした右手にも垂らし、まんべんなく拳全体に塗り込んだ。 そして、握った拳の人差し指にあたる部分をとがらせ加減にして、ゆっくりと押し込んだ。少しずつ、少しずつ拳の先が綾乃のアヌスを押し広げている。 「綾乃ちゃん、すこし痛いわよ」 綾乃の全身がぶるぶるっと震えた。そしてさらに硬くなった。 「駄目よ、緊張しちゃ」 そう言って、なおも拳を押し込んだとき、「痛いっ」と綾乃が叫んだ。 「いい、ゆっくり息を吸って、それからまたゆっくり吐くのよ。さあ、やってごらんなさい」 綾乃は言われるまま、「すーっ」と息を吸い込んだと思ったら、次には「はーっ」と吐いた。「もう一度」「もう一度」と二回ほどくり返させ、その間わたしは行為を止めていた。 「さ、こんどは大きく息を吸って、そのままどこまでも吸い込んで」 綾乃はまた言われるまま、すうぅー……っとどこまでも息を吸い込み、限界まできて息を止めた。それを確かめ、わたしは拳に力を込めはじめた。 「じゃ、行くからね。怖がらず楽にして、なにも考えずゆっくり、あくまでもゆっくりと息を吐いてーぇ」 わたしの指図で、綾乃がゆっくりと息を吐き始めた。と同時に、わたしは拳の先に力を込め、ゆっくりと全体重をかけつつアヌス穴に押し込んでいった。 「!……」 綾乃がおびえて腰を浮かしかけたが、 「ダメ、駄目よ。楽な気分でゆっくりと息を吐いたままよ。そうすれば痛くないから」 そう諭しながら、拳の挿入に手加減はしなかった。「むうーっ」と後ろ頭を反らせながらも、綾乃はゆっくりと息を吐きつづけることに懸命に徹した。そして、楽に、楽にと暗示もかけていたのだろう。 綾乃のアヌスから力みがとれ、さっきまでの抵抗がウソのように、わたしの拳が綾乃の直腸のなかにゆっくり、ゆっくりだが入っていく。そしていちばん太い関節部分が通過したと思った瞬間、すうーっと吸い込まれた。 「綾乃ちゃん! 入ったわよっ!」 感動のあまり、そう言うと、 「はい。わかりますわかりますっ」と「わかります」を二度くり返し、 「マーゴおねえさんの手がわたしのなかに入ったのね、うれしいっ」 ほんとうに嬉しそうに答えた。 「じゃ、行くわよ」 「はい」 わたしはすっかりと埋め込んだ拳を、なおも奥に挿入しようとした。直腸の奥は、S字結腸といって、直腸よりはすぼまった部分。その入り口で拳がさえぎられた。拳を回転させるように、ぎりぎりとゆっくり押し込めたとき、「あううー、うーっ!」と、綾乃が疼痛に苦悶をあらわにした。 「頑張って」 「ええ、だいじょうぶ」 気丈に耐えた。 ここは息継ぎなどでゆるむ箇所ではない。挿入するものの角度とタイミングと、なによりフィストされる者の熟練度が要求されるデリケートな部分だ。やはり無理なのかと諦めかけたが、せっかく挿入した拳を、これ以上はかなわぬ深みにまで挿入させたい。 「耐えてね」 「はい」 うんっ、とばかり精神を集中し、微妙に回転をくわえて拳を押し込んだ。「あっ」と悲鳴。つづけて「あ、ああっ」と、さらに苦痛が高まったかと思える大きな悲鳴。しかし、拳の先っぽが直腸より奥の部分に入り込んだのを感じた。 「うっ、ううっくっ」 綾乃が背中を見せたまま苦悶する。ちらっと見えた横顔が、相当の痛さ、つらさを感じさせる。サディスティックな欲望に誘惑されつつ、綾乃をこれ以上苦しめたくないという別の意志もはたらく。 わたしのなかで渦巻く思いのうち、後者が勝った。ゆっくりと腕を引き抜くが、それで終わりというわけではない。フィストプレイは直腸のなかにおいても、れっきとしたプレイなのだ。肘まで、肩まで入れられなければプレイじゃないというわけではない。 「じゃ、このままで行くわよ」 「はい」 綾乃の返事を確かめ、ゆっくりと拳によるピストン運動を開始した。さっきぶつかったS字結腸の入り口付近を押しやるほどに拳を突っ込み、突っ込んだあとはアヌスに手の甲がかかるところまで引き抜き、突っ込み、引き抜き、突っ込み、引き抜き、ピストン運動をくり返した。 「はっ」「あっ」「ひっ」「うっ」…… 拳がアヌスのなかで前後するたび、綾乃は後ろ頭を反らせながら反応した。わたしの腕は綾乃のアヌスに突き立ち、拳が見え隠れするたびにアヌス穴が大きくなったり、すぼまったりをくり返した。 10分ほどくり返したとき、 「抜いて。ねえ、抜いてからまた……」 綾乃が虐められることを自分からおねだりした。 「いいの?」 「ええ」 わたしは、ゆっくりと拳を引き抜いた。そのときにはアヌス穴がぷくうーっとふくらみ、拳のいちばん太いところの関節部分を過ぎ、ずぽっと抜け落ちたとき、ぴゅっと愛液が勢いよくしたたり落ちた。 いったん抜いた拳を、わたしは間髪入れずまた綾乃のアヌス穴にあてがった。そしてふたたび全体重をかけるようにして突き入れにかかる。 「あう、むんううーっ」 後頭部ののけぞりとともに、ひきつるような呻きが発せられたが、こんどはその苦痛も一瞬、わずかに括約筋の抵抗は感じられたものの、最初のときよりは難なく拳は直腸におさまった。おさまると同時に、ずぼずぼ、ぐりぐり、こんどは回転させながらのピストン運動を開始した。 「ああっ」「ううっ」「んんっ」「うっ、くうっ!」「ああーっ!」…… アヌスに拳を突っ込まれ、犯され、これ以上ないほど激しく反応する綾乃。 「どう? 感じる?」 「感じます感じます。あっ……いいーっ」 フィストレイプされる綾乃の顔は、いつになく美しかった。 「美奈代夫人のときとわたしと、どちらがいい?」 「あっ、あっ……こっちの方が……あっ、あっ……それに、わたし……あっ、アッ……アヌスは今日が初めてっ」 「えーっ!?」 一瞬、手の動きがにぶくなるが、気をとりなおしてまたピストンに弾みをつけた。ずぼずぼと犯しまくった。 するとさっき見たアヌスのフィスト皺は、異物によるものか。形や大きさを変えた張り型などで拡張訓練されたものの、フィスト完遂には到らなかったということか。 綾乃が、まだなにか言おうとしている。 「なあに?」 「おねえさまの手で……あっ、アナルフィストができて……あっ、あううーっ……よっ……良かった。あっ、ああー……うっ」 ぶるぶると震える手の先がシーツを引っ掻き、そしてシーツを握りしめる。わたしは、フィストを責める拳の動きに、さらに複雑なひねりをくわえた。 「ううーっ」と低く呻いたあと、綾乃の全身が大きく反りかえった。そして、「いいっあーっ、あっ……もっとっ、もっと虐めてっ、おねえさまっ!」 忘我の境地で叫ぶ綾乃は、汗と涙で顔をくちゃくちゃにしていた。 こうして再会の日の夜は更け、その夜が朝になろうとするまで、わたしは綾乃に対するフィストプレイをつづけ、綾乃は綾乃で狂ったように泣き叫びつづけた。 |
| ここは、きのうにつづく世田谷区砧の南米人の知人宅。いったん帰国して留守になったあとをわたしがまかされている別名“拷問館”の2階、寝室を兼ねたリビングだ。 ダブルベッドで抱き合い、泥のように眠り込み、目覚めたのは翌日の午後――。 まだ毛布をかぶって、うとうととしていると、シャワーを浴びた綾乃が、タオル地のバスローブ姿でもどってきた。 「おねえさま、起きて起きて。もうお昼をとっくに過ぎてますよ」 綾乃が起床を催促、それも、しつこいほどにベッドを揺する。しかたなく、眠い眼をこすって起きようとするが、どうにも眩しい。 見れば、部屋中の窓という窓、カーテンというカーテンが開け切られ、リビング兼寝室は、雨戸さえ閉め切っておこなうプレイのときとはうって変わった明るさだ。 すがすがしい空気を浴びて、涼しげな顔した綾乃が缶ビールをごくごく飲んでいる。 「あなた若いわね、やっぱり」 空いている方の手に、わたしの分の缶ビールを握り、ひらひらさせて誘いかける。 わたしも起きた。毛布の下はパンティ1枚っきり。そのかっこうで歩いて行き、綾乃から缶ビールを受け取ると開け口を切って、一気にあおった。夜通しプレイで乾いたノドに、冷たいビールはことのほかうまかった。 「おかしいなあー」 綾乃がきょとんとした顔で、開いた掌をお皿にして、そこへ降ってくるはずもない雨でも受け止めようとしている。 「なにがおかしいの?」 「だって、台風が近づいているというのに、全然そんな気配のない空模様だから……」 「え? 台風だって?」 「あら、おねえさま、知らなかったんですかぁ」 テレビはもっぱら映画か時代劇専門の衛星放送で、地上波などめったに見ない。そのうえ、新聞は我が家ではすぐは見ることはなく、処分に困ったころになって、ようやく棄てるために眼を通すといった風なのだ。 「だから、予報によっては今日、早く帰るつもりだったの」 さっそくテレビをつけたが、日曜だし、ニュースの時間帯でもないしで、NHKのラジオをつけっぱなしにすることにした。 「わたしもシャワーを浴びてくるわ」 リビング奥のバスルームに向かった。 ボディーソープを吹きかけ、両手を使って丹念に全身に泡立てる。ちょっと気になることがあるものの、 「まさかそんなこともないだろう」 そう言い聞かせ、バスからもどったあとの綾乃とのラブプレイへの想像をかきたてた。 リビングにもどると、綾乃がラジオに向かい、一心にお天気情報に耳を傾けているところだった。 おととい沖縄で発生した台風は、本州に向けて北上したものの、四国のあたりで急に速度を落とし、静岡付近で少しずつまた速度を増している模様。かんじんかなめの関東接近は今夜か明日といったところのようだ。 「やっぱり、早く帰ったほうがいいかな」 綾乃ががっかりしたような顔して言った。 「せっかく久しぶりに会ったのに……」と、わたしも残念。まったくもって迷惑な、しかも11月というのに――とんでもない季節はずれな台風だ。 はっとなって振り返ると、綾乃がわたしを見つめたまま動かずにいる。その眼は真剣そのものだ。 「ローブを脱いで、ベッドに上がってて」 「……………」 「今日は縛らないわ」 綾乃がうなずき、ベッドに上がる。 床頭台の引き出しを開け、肘まであるゴム長手袋と、両端を裸に剥いた2本のコードを取り出し、テーブルに置いた。 「ケンちゃん苦心の新作よ」 そう言って右手袋の掌部分を広げる。と、そこには穴が開けてある。その穴に2本のコードの短く剥いた方を通して肘から出す。そうして手袋をはめ、掌から出ているコードの長く剥けた部分を薬指、人差し指に巻き付け、拳にしてなかに収める。 「もっと体裁のいい、うまい方法があるんでしょうけど、不器用なケンちゃんの造作じゃ、これが限界」 わたしの独り言が気になるのか、あおむけに寝たままでいる綾乃が、急にもじもじし出した。 「今日の電気責めは、ちょっと凄いわよ」 これも美奈代夫人や麗羅への対抗意識から思いついた仕掛けだ。というより、以前から「電気を発する指を持っていたら」という願望があり、その願望が実を結んだアイデアだった。 「アイデアというほどのことはないか。ちょっとした“コロンブスの卵”ね」 こんなに独り言が出るなんて、今日のわたしはよほど浮かれているとしか思えない。 「これを称してなんというのかしら。“電流レイプ”、いや、“凌辱電流”がいいわ」 「おねえさん、なんなの?」 綾乃がついにたまりかね、むっくりと半身を起こした。 わたしは右手袋のうしろからでている2つのコードの先に、ボルタックから延びるコードの先のワニ口をはさみつけ、スイッチを入れた。 「さあ、たっぷりと泣かせてあげるわヨ」 そう言って、わたしは綾乃の前に座り、綾乃の下半身を観音開きにする。 目の前に綾乃の大事な部分、いや、わたしが好きで好きでたまらない綾乃のヴァギナがある。 「イヤらしい綾乃ちゃん。こんなに濡れてるなら、ローションはいらないかしら」 そう言いながらも、広口瓶を傾げて綾乃の股間にローションをたっぷりふりかけた。 ぎとぎとピンクに輝くヴァギナは、深海魚の歯のようなぎざぎざが連なるピンクの秘孔で、それがぬぅーっと口を開け、暗い空洞となるヴァギナの手前付近はぐっしょり濡れそぼち、糸を引くほどだった。 攻め手である右手を器用に使い、ラビアやクリトリスを撫でさすり、ヴァギナに揉みこむ。そのまめな動きによって、局部と手に同時にローションが行き渡るようにするのだ。 指が這いまわるたび、指にこすられてラビアがさまざまに形を変える。クリトリスが指で押しまくられ、尿道孔が指で弾かれ、おなじ指がつぎにはクレバスを割って乱暴にヴァギナに侵入する。そして三本、四本と入れて、強引に掻き回す。 「ああ、ううんっ」 綾乃の反応を確かめ、拳を割れ目にあてがう。強く押し込む。むにゅっと割れ目に拳の先が食い込む。その拍子にゆっくり回転を加えて、ずるずると押し込んでいく。 「ああ、むんうーっ」 綾乃が背中を浮かせてのけ反る。白い喉を反らせ、乳房を反らせ、胸の下にあばらが大きく浮き出た。それを見ながら、わたしはぞくぞくした。 「ううーっ!!」 激しいうめき声が発せられ、綾乃の身体が大きく反り返った。ベッドに後ろ頭を深々と埋め、手と足を踏ん張った。手にも腿にもふくらはぎにも力んだための筋が浮き立つ。 そのとき、わたしの拳はゆっくりと綾乃の膣に吸い込まれて行った。吸い込まれつつ、右、左、右、左と回転をくり返し、綾乃の口から呻きが洩れる。 拳が、ヴァギナの奥の子宮を突き上げた。どーん、どーんと勢いをつけ、引いては突き上げ、引いては突き上げする。 「ううっ」「うあ、ああうぅっ!」 激しい突き上げに、綾乃は呻きを激しくする。身をのけ反らせる。 左手が、テーブルのボルタックに伸びる。いよいよだ。まず、10ボルトまで、ゆっくりゆっくり上げていく。 「うっ……ううー……うあっ……あは……あははっ……」 綾乃の身体が、そのときビデオの静止画のように硬直した。フィストされながら、あきらかに電気を感じている。その刺激がだんだん強くなるのをしっかり受け止めている。 10ボルトから15ボルトへと上げていく。 「ふうっ……あううぅん、んうぅ……」 綾乃が弱々しく首を振る。電圧の上昇を期待しつつ、不安を感じている証拠でもある。 「ああっ、あーっ!」 悲鳴とともに、ベッドがぎしぎし揺れた。わたしの左手は、すでに大きく動いていた。ボルタックはそのとき、耐えがたい電圧数値を示しているはずだ。 激しく首を振りつづけ、悲鳴をあげてのけ反る綾乃の膣を、電気の流れている拳で強烈なピストン責めを開始した。「ああっ!」「いやあっ!」強烈な電流で犯されるたび、綾乃の全身は叫び、のたうち、めちゃめちゃな声を発してのけぞりまくる。 「綾乃ちゃん、どう? どんな気持ち?」 「ばらばらになりそーっ!」 「だったら、やめるー?」 「いやっ。いやだ、もっとしてぇーっ!」 綾乃は、もうすっかり被虐の化身になりきっている。 「ううっ、ううっくくーっ!!」 そう叫んだと思うや、綾乃の全身がぴーんと突っ張った。ぶるぶるっ、ぶるぶるっ、野育ちを思わす綾乃の骨太な下半身が激しい痙攣をなんども繰り返した。 わたしは、電流レイプ、いや、凌辱電流、いや、いやいや名前はなんでもいい、とにかく強烈な電流を発する拳によるフィストファックに、さらに早さとリズムを加えた。 「あっ、あっ、い、いいいーっ!!」 狂ったような泣き叫びを聞いたとき、まったく場ちがいに、来客を知らせて玄関チャイムが鳴った。 ピンポーン……。 「え?」 空耳と思ってそのままにしておくと、また、ピンポーン……。 「誰かしら?」 プレイを中断するしかなかった。しかたなく、ホーン受話器を取って「どなた?」とぶっきらぼうに訊いたとき、 「わたしです、さち子です」 あっと思った。台風接近で気にしていたのは彼女の来宅だったのだ。予定は明日だったが、わたしが案じていたとおり、 「ごめんなさい。予定は明日だったけど、この台風で明日どうなるかわかんないので、今夜来ちゃいました。いいですか?」 あーあ、と思った。綾乃を見ると、せっかくの場面でプレイを中断された不満で、ぶーぶー顔になっている。とはいえ、事情が事情だ。 「入れてあげましょうよ。わたしはかまわないわ」 わたしは、綾乃に感謝した。 身づくろいをして、階下に降りていくとき、綾乃が媚びを含んだ眼をしてこう言った。 「ちょうどいいわ。わたし、いいこと思いついた」 「え?」 訊き返すわたしに、「いいからいいから、さち子さんと会うのが楽しみだわ」綾乃は、そう言って愉しそうに笑った。 SMグッズやら人形やらトルソーやら、昼間でさえ不気味な感じのする2階の廊下を抜け、玄関への階段に向かうとき、確かに屋根や窓を揺する音をはっきりと耳にした。 台風は確実に迫っているようだ。 |
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第1部その5 ● 第1部その6 ● 第1部最終回 第1部のためのプロローグ1 ● 第1部のためのプロローグ2 |