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美 香

 かつてこの国ではテロ罪・反乱罪・共謀罪摘発のため、秘密警察の監視網が張り巡らされるなか、国家による合法的テロの嵐が吹き荒れ、市民を恐怖の底に落とし込んでいた。そうした権力の密室では……。

 下の画像は秘密警察や国家警察など、国の方々にちらばる関連施設の秘密アジトに設けられた尋問室と尋問台――すなわち拷問台である。拷問台にはこのほか、婦人科診療で見かける開脚寝台とおなじものも多く用いられた。
 画像にあるマットもスプリングも取り去った鉄骨だけのベッドは、それ自体電気を通すことにも適しており、出血、失禁、発汗など、苦悶によって放出されるあらゆる体液をその場にとどめず、直接床に流してくれることでもうってつけだった。あとはモップの一掃きと秘密裡による死体処理のみですむ。
 さあ、その場に立って目を閉じ、耳をかたむけてごらん。見えてこないか? いや、聞こえてもくるだろう? 性器を引き裂かれ、絶望の拷問地獄にのたうちまわり、泣き叫ぶ犠牲者の声が――。生あたたかい血の臭い、すえた汗やらなにやらの体液、体臭までがただよってくるにちがいない。

 ある一例をここにとどめおく。犠牲者は日本人。名前は斎藤美香(仮名)、当時まだ18歳の、少女というべき年代の女性だ。それが秘密警察に拉致され、監禁され、延々5日間にわたって日夜つづけられた想像を絶する凌辱と拷問、性器破壊の記録。そのこと自体は特異なケースだが、同様のことはいまも世界中でくり返されており、野蛮で残忍で猟奇に満ちた権力者たちにとっては飽くなき“闇の祝祭”なのだ。
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 ●拷問1・2日目      
拷問3日目    
拷問4日目-1 
 
拷問4日目-2
  拷問5日目
      最終絶叫拷問