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| どの町も砂漠(土漠?)の間のオアシスなのだ | ||
午後2時発のバスに乗る。また下痢が復活してしまった。美味だが、生ウニのオムレツのせいだろうか? 巨大な砂漠地帯を走る。下のほうだけわずかに川が流れており、その近くに木が生えていて家もある。バスは上り坂をゆっくりと走る。落ちたら一巻の終わりという崖で、ときどき十字架が見える。誰かが落ちたところだ。下り坂になる。バスはスピードを上げる。止まらなくなりそうな恐怖感。4時間程度で着くと思っていたが、それにしても6時近くとなっても着く気配すらないのはどういうことだ。7時になってバスターミナルに着く。タクシーに「サンマルコス」と聞くと、「あっちだ」という。こちら側はペルー国境まで行くタクシーなんだろう。
サンマルコスというのは教会の名前で、近くに同じ名前のホテルがある。受け付けにはヒゲを生やした感じのいいおじさんがいる。「明日鉄道でタクナへいきたいんだけど。」と言うと、「鉄道? ないよ。」と言う。部屋はビジネスホテル風。バスタブはなく、シャワー。
食事に行こう。腹の心配もあるが、チリ最後の夜だ。「アナゴが食べたい。」と言ったら店を紹介してくれる。2階に日本人がいるので、「一緒にいいですか?」といい話をする。お互いに久しぶりの日本語である(プータが話した「アナタ、ワタシ」が唯一だ。彼は休学中の学生で、世界一周的なサイクリングをしているそうだが、あちこち行ったり来たりだそうだ。アナゴのフライを頼む。ワインを頼んで彼にも食物と一緒に分けてやる。彼はペルー大使公館事件も知らなかった。
目が覚めると服のまま寝ており、10,000ペソ(約3,000円)しか残っていなかった。これではホテル代が払えないではないか。明日はチリ最後の両替だ。20ドルあればいいだろう。
