MINHAS INCLINACOES MUSICAIS

 

No.29 30 anos depois clube da esquina

実に12年振りの来日を果たしたミルトン・ナシメント。激ヤセ>激肥り、とこの数年間は色々大変みたいでしたが、期待を裏切らない感動的なステージを披露してくれました。そのサウンドを支えていたのはクルビ・ダ・エスキーナ黄金時代に、壁によじ登っていた少年達です。(Clube da Esqunia N.2のジャケ写参照)。大人になった彼等がその影響を受けながらも自分なりに消化した、現在のミナス発の音楽を、ミルトンのバック・バンドのメンバーの作品を中心に幾つかご紹介致します。

 

KIKO CONTINENTINO/O PULO DO GATO/NITEROI DISCOS/ND CD 0668

ベロ・オリゾンチ出身、ニテロイ在住のキーボード奏者。音楽一家で弟はエヂ・モッタのグループのベース奏者。今回が初来日だが、実はホーザ・パッソスやクアルテート・ジョビン・モレレンバウムと来日する話もあったそう。共演歴は数多く、レギュラーで在籍していたグループだけでもミルトンをはじめジャヴァン、エミリオ・サンチアゴ、フェルナンダ・アブレウ、等々。ベナ・ロボの作品にも全面参加していた。年末には兄弟と録音したピアノ・トリオのアルバムを発売予定。この作品でも流暢なジャズ・サンバからスムースなファンク・ナンバーまで演奏している。タンバ・トリオを敬愛するというキコ、ソロ活動にも期待。

 

TELO BORGES/O PODER MAGICO/NAO NUMERO

ミナス出身で兄弟にマルセロ、ローを擁する名門ボルジス家出身のキーボード奏者。ブルーノートではミルトンの向かって左側で演奏。歌も披露していた。このアルバムには「Pieta」でグラミーを獲ったTRISTESSEや、名曲VENTO DE MAIOも収録。ミナス度高い隠れた名盤。

 

WILSON LOPES/ESTORIAS DO DIA/WL-02 01

ミルトン・バンドの要であり、時にはミルトンのパートを彼に代わって歌いもするギター奏者。ブルーノートのステージではあまりソロを弾かなかったが、某所で行なわれたシークレット・セッションでは気迫こもったプレイを披露。日本にもファンが多い。

 

WILSON LOPES E BETO LOPES/NOSSAS MAOS/WBL-01 98

そのウイルソンが兄弟のベトと録音したミルトン作品集。アコースチコでオーガニックな雰囲気でカヴァーしています。ミルトンも参加しています。ミナス系に興味のあるギタリスト必聴!

 

WIDOR SANTIAGO/A ROSA/

7歳からサックスを始めたジャズ好きのセッション・プレイヤー。ホベルト・カルロスからネルソン・ゴンサルヴィスまで共演者は幅広い。3年程アメリカに滞在、FOURTH{WORLDにも参加しアイルト&フローラ夫妻と共にブラジル音楽の普及に努める。この作品では日本の一昔前の刑事ドラマのテーマソングみたいなナンバーから80'sフュージョンまでサックス吹きなら一度は憧れるスタイルで演奏。

 

NICO ASSUMPCAO/TRES THREEE/COMBO/2001

本年急逝したベース奏者ニコ・アスンサォンがリーダーを務めるトリオもの。ドラムのリンコルン・シェイブが参加している。ギタリスト、ネルソン・ファリアとの三者の連携プレイが素晴らしい。リンコルンは、ジョアン・ボスコ同様アラブ系の血を引きといい、ミナスには多くの同胞移民が暮らしているそうだ。

 

MARINA MACHADO/BAILE DAS PULGAS/LAMIL/699230299/1999

「Pieta」に参加した三人娘でもミルトンが一番のお気に入りで、ジャパン・ツアーにも同行したマリーナの作品。透明感溢れる声でベト・ボルジスやフラヴィオ・エンリケのナンバーを歌う。「Pieta」にも入っているCASA ABERTAのオリジナル・ヴァージョン(?)も収録。ミナスの伝統音楽「カンドンベ」からのアイデアも。ところで何故パチンコ玉?

 

MARINA MACHADO/6HORAS DA TARDE/MM 001/2002

こちらは彼女のハードでロックな面が出た新作。ブルーノートでも歌った「GOING TO CALIFORNIA」収録。ツェッペリンとエリス・レジーナ、シコ・サイエンスとレニー・クラヴィッツに影響を受けたという彼女の嗜好が伺える。ところで何故ナット?

 

MARIA RITA MARIANO/MARIA RITA MARIANO/2003

「Pieta」三人娘の一人。というより本年最大の話題を振りまいている新人ヴォーカリスト。自身のデビュー・ライヴにはミルトン本人も駆けつけてくれた。バックメンバーとの交流も深い。

 

SIMONE GUIMARAES/VIRADA PRA LUALUA DISCOS/LD-020/2001

三人娘の一人。この作品ではギンガやイヴァン・リンスの曲も取り上げています。IMAGEM E SEMELHANCAでミルトン本人も参加、デュエットしています。最新作「CASA DE OCEANO」もお勧め。

 

FLAVIO VENTURINI/PORQUE NAOC TINHAMOS BICICLETA/TRILHOS.ARTE/TRI 004-2/2003

5年振りの彼の新作はミルトン、トニーニョ、ヴァギネル・チゾといった旧友に加え、カエターノ・ヴェローゾも参加。オールド・スクールも気を吐いています。

 

SKANK/COSMOTRON/SONY

ミナスからスカを基調にロック界で世界制覇したグループ。ヴォーカルのサミュエル・ホーザとミルトンは仲がよく何度もステージを共演している。

 

AFFONSINHO/ESQUINA DE MINAS DOIS LADOS DA MESMA VIAGEM/DUBAS BRASIL

アフォンシーニョの立ち位置ってヘナート・ヴァルガスに限りなく近いような気もするがどうだろうか?親日家であり日本でライヴすることを夢見ているそうだ。資金提供者募集中!

 

VANIA BASTOS/CANTA CLUBE DA ESQUINA/ABRIL MUSIC/2440001-2/2002

ジョビンやカエターノ集もリリースしたことのある中堅歌手。基本的にはシンプルなピアノ伴奏で歌う。ミルトン本人もゲスト参加。

 

OS BORGES/OS BORGES/EMI-ODEON/593305 2/2003(1980)

1980年に録音されたボルジス・ファミリー総出の幻の作品。なんとエリス・レジーナも参加している。本年奇跡の再発。CD化にあたりジャケットにプリントされたマークがいささか残念。

 

MINASWING/BEAUTIFUL HORIZON/2003

ムジカ・ミネイラに対する日本からの回答。そのサウンドにはミルトン・バンドの面々も夢中になり、都内某所で一度ならずニ度までも交流セッションしたという。ミルトン御大から直々に声が掛かるのも近いのでは?

 

PAT C/SUNSHINE SUITE/RAMBLING RECORDS/RBCS2036/2003

ミナス出身、現在ドイツに住むヴォーカリスト。実はミルトンと同時期に来日、恵比寿でショーを開催していたらしい。(知ってれば観に行ったのに...)まあ狙っているターゲットが違うからだとは思うが...。流行を意識した音作りで歌っている彼女、ムジカ・ミネイラについてどう思っているのか興味有り。

 

 

No.28 MINHAS INCLINACOES MUSICAIS No.30

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