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− 雑記 −

いろんなことをたまーに書いていきます。



※いろんな方から「これは何?」との質問をいただいたのですが、
長年製作中で止まっているホシデンECMマイクです。ノイズ対策で頓挫中…


2008年8月18日 ●あれこれ
夏も終盤に差し掛かってますが、現在某劇団のミュージカルで演奏しています(詳細は個人ページを…)。こういうミュージカルやお芝居の場合は、たとえ生楽器による演奏でもPAシステムを通してスピーカーから音を出します。このPAシステムを使ったSR(拡声)が難しいんです。。。芝居の音響さんというのは基本的には「音効さん」といって、SEなどのポン出しのスペシャリストなわけです。そしてBGMをベストなタイミングで流したり止めたりとか。 そういう「音」の操作と「音楽」のコントロールというのとはまったく別次元なわけで、クラシックの生演奏を「ちゃんと」拡声できるPAオペレーターは、日本にほんの一握りしかいません。なもんで、我々演奏家はどこへ行ってもとんちんかんなSRをされてひどい目に合ってます。
まあそんなことはいいとして。。。(^^;;

このページをあまり「業者っぽく」していないので、少々わかりにくいというご意見をいただきました。なので、大雑把にお受けできる内容について箇条書きにしておこうと思います。いずれページを見やすく更新したいと思います。

■主となる作業内容

・クラシックの演奏会全般の録音、CD-R製作
・ピアノなどのいわゆる「発表会」の録音、CD-R製作
・コンサートではなく、音源製作目的のためのレコーディング
・上記の録音物を使った、市販できるCD(CD-Rではない本物のプレスCD)の製作
 (個人での販売や、全国流通を視野にいれたものなど)

・各種音源変換(カセットテープをCD-Rに、MDをCD-Rに、DATをCD-Rに、など)


■時々舞い込んでくる案件

・演奏会の写真撮影(機材も腕も決してプロレベルではありませんが、次回チラシやプログラム、そして市販CDのブックレットなどにに使える写真を録音しながら撮影します。応相談)
・ビデオ撮影(これも同じく…。家庭用ビデオカメラ1台で撮影し、録音した音を合体させてDVDにします。音は一流!そしておまけで映像も付いてくる…(^^;;といった程度でかまわない時にご相談ください。)
・演奏会の印刷物作成(これは長年やってます。録音と一緒にプログラムの作成をご依頼いただくことが可能です。)
・ナレーション録り(音楽でなくても、音に関することでしたらご相談ください)
・鳥の声の収音(爆)


■これからやってみたい案件(?)
・PA業者さんからの、生楽器PAオペレートの依頼(ここで先ほどの話とリンクします(爆))



・・・・(^^;;;と、ざっとこんな感じです。ご参考になれば、そして困って検索してたどり着いた方のお役に立てれば。。。





2008年3月8日 ●「録音」を学ぶ
演奏のために会場に入るのと、録音のために会場に入るのではだいぶ勝手が違います。演奏の場合はゲネプロ開始1時間前くらいですが、録音の場合はもしものことを考えて2時間前に入ることにしています。といっても昼公演でGP10時〜の場合は皆と同じ9時に入ってひーひー言いながら急いでセッティングしなきゃいけないんですけどね…(^^;。 で、夜公演で3時からゲネプロの場合だいだい1時過ぎにはホールに入ります。と、だいたい作業中のピアノの調律師さんしかいません(笑)。その方が手を休めている時にご挨拶などするのですが、皆さんいつも決まって「演奏活動しながら、録音はどうやって勉強したの?!」ってなかば驚き気味に聞かれます…。楽器と違ってレッスンなんかありませんし(笑)、専門学校でクラシックの収録技法を「ちゃんと」教えてくれる師匠がいるところはとても少ないと思います。今でこそ芸大にベテラン亀川先生がいらして専門に勉強できる環境が整いましたが、基本はとにかく「読む、見る、聴く」です。
基礎知識、録音技法などについて書かれた書籍はいくつか出版されているので、大学図書館などで片っ端から目を通しました。機材の運用のしかた、マイキングの「お手本」など、慣れてきても教科書の「基本」から大きく逸脱しないことはとても大切です。また「プロサウンド」という、レコーディングエンジニア、音響技術者やホール・劇場の技術スタッフなど業界人?用のマニアックな雑誌があり(現在隔月刊)、録音を始めた数年前に国会図書館に行ってバックナンバーをやはり片っ端から読みふけりました。機材レポート系のものが多いのですが、その中にヒントになることもたくさんちりばめられています。その他インターネット上でも有益・無益(笑)な情報が飛び交っているので、たまーにあるとても頼りになる情報なども役に立ててます。
そして「見る」ですが、ありがたいことにベテランの方の録音現場を見ることには事欠きません。これが一番大きいと思います。人によって技法や機材、好みなどが若干違いますが、おまんまの食い上げにならず長年最前線で活躍している人の注意点、時間のかけかた・かけなさ(?)を盗み見れることはとても勉強になります。もちろんバラし・撤収のお手伝いは必須です。
そして最後は聴く。巷に流通してるCDです。セッション録音、ライブ録音、録音規模の違いに留意しつつ、先人がどんな仕事をしてきたかを聴きます。普段演奏家として「曲」や「演奏」を聴いている時とはまったく違う耳と脳を使います。。。某国営放送の録音もいちおう参考にしますが、あちらは精密な作業マニュアルがあり、かつ時間との戦い、そしてたぶん現場完結を最優先にしているため、僕らの「録音」とだいぶ毛色が違うのは有名です。
また、数々のセッション録音を編集作業時に聴きますが、これは長時間聴いてるので耳が慣れてしまい、あまり参考になりません(笑)、やはり突然耳に入れた最初の数分くらいが、いちばん客観的に公平?な耳で判断できます。
他にも、ご近所に住んでいる某エンジニアの方にいつも無理を言っていろいろな録音を聴かせていただいてます。自分の録音物とのあまりの色艶の差に落ち込むこともありますが、いつも勉強させてもらっています。
そのような日々で、ここ数年ようやくレコーディングエンジニアとして駆け出しましたが、まだまだ勉強・研究の日々です。ただし「勉強」といっても、正直、めっちゃ楽しいんです。でも「演奏の仕事の日と録音の仕事の日、どっちが楽しいですか?」なんて質問して困らせないでくださいね…。(**)




2008年2月12日 ●演奏会印刷物用依頼原稿の作り方
第1回めがいきなり録音と関係ない話ですが(^^;;、演奏会を開催する中でのあれこれと雑多な作業の中で、これが一番みなさん苦手とすることではないでしょうか。長年演奏会用印刷物やCD用印刷物を作ってきた中で、クラシックに関するもの独特のきまりごとがいろいろあるので、一度まとめておこうとずーっと思っていたものをここに掲載します。

まず基本。ほとんどの方が「マイクロソフトのワード」を使って原稿を書く、もしくは打ち込むと思うのですが、このソフト、10数年前はよくできたソフトだと思っていたのですが、ウインドウズ時代になってから(!!皆さん知っておいてください、このワードやエクセルは、ウインドウズなどこの世に影も形もない1980年代にMac用のソフトとして発展してきたんです。)現在は本当に役に立たないおせっかい機能てんこ盛りで、商業印刷の道具として使える代物ではなくなってしまったのです。
なので、基本機能以外使わないでください。

・箇条書きを徹底
(変なスペースを入れて項目を揃えても、残念ながら何の役にも立ちません…)
・ウムラウトやアクサンなどの特殊文字は日本語注釈で記入
(ワードを使って入力しても、イラストレーター展開時にすべて文字化けしてしまいます。ので、普通に表記したあと注記で(ウムラウト)のように書いておいてください。)
・全角(日本語)によるローマ数字は使わない
(イチは半角アルファベットのI(アイ)、ニはII(アイ2つ)、ヨンはIV(アイとブイ)というように表記してください。)
・マル1、マル2などの機種依存文字もNG
・外国語表記の行に、全角文字を混在させない
(全角スペースや全角カッコ、全角数字、全角記号など、すべて手動で変換してからでないと原稿になりません。)

例:

ベートーヴェン: ピアノソナタ 第○○番 ○○調 op、○○
 L.v.Beethoven : Klaviersonate Nr. ○○ OP. ○○
  T Allegro 〜〜〜

もうこれだけで数分のロスです。
何をしなければいけないかというと、

「ピアノ」の前の全角スペースを削除、opのあとが日本語句読点になっているので半角ピリオドに訂正、
L.v.Beethovenの前の全角スペースを削除、そのあとの全角スペースを削除、:のあとの全角スペースを削除、Nr.のあとの全角スペースを削除、OP.のあとの全角スペースを削除、そして今度は大文字表記されているので、小文字か大文字どちらかに統一。
Tの前の全角スペース3つを削除、全角ローマ数字を、アルファベットの「I(アイ」に訂正。そのあとの全角スペースを削除。。。

などなど、これでもまだ一例ですが、これらのものをこうやっていつも手動ですべて訂正しないと原稿になりません。。。原稿展開時の作業時間のほとんどはこれに費やされるため、この時間が必要なければ、正直もっと安く早く印刷物を作成できます。

これから印刷物の原稿を入力する方、普段こういう入力をする機会が多い方、ぜひ熟読して覚えてみてください。webの場合もほぼ同様のルールが適用されます。



2008 by K.Ohtomo