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Triad/STV社へ工場見学と試乗に行ってきた。
STVはもともとRoarke Summerford氏が1980年代に設立したDRAGレース艇専門のボートメーカだ。 1996年、Summerford氏のトライトン社への移籍に伴いファミリーボートメーカであったTriad社が買収し、現在に至る。
従業員は全部でわずか5、6名。 年間30艇くらいしか製造しないそうだ。 しかも意外だったのは社長以外は全員30歳前後ときわめて若手。 なのに製造技術とそれに纏わる知識は優れており、ファイバーの積層、強度、コア材についてのかなりオタク度の高い質問にも的確に答えていた。 なぜそんなに詳しいのか問いただしたらなんとSTVを買収した95年頃にSummerford氏から徹底的に製造技術についての論理と実技を叩き込まれた、とのこと。
正規ディーラー権はちゃんとゲットしてあるので興味のある方は当方まで問い合わせいただければ信頼のおけるショップを紹介します。
River Rocket

名称:         STV River Rocket
全長:         19フィート (579cm)
全幅:         7フィート1インチ (216cm)
船体重量:      550〜800ポンド (250〜365kg)
             顧客の要望にあわせた特注製造
スピード (目安):  約80マイル=128km/h(150馬力船外機使用時)
             約90マイル=136km/h(225馬力)
価格(目安):     約400万円〜(船外機込み乗り出し価格)
コメント:       これまで実測80マイル以上の操船経験がない場合は150馬力でも十分で
             はないだろうか。 トリム操作次第では空をまってしまうのであまりよほど
             の熟練ドライバーで無い限り高い馬力のエンジンは危険。
リバーロケットは同社のラインアップで一番の売れ筋製品である。 
重量は750ポンドと同サイズの20フィートバスボートの約半分の重さである。 ドラッグレースで十分勝てる要素を持ちながら、普段はファミリーボートとして4名までの乗員を確保することができる。
シートのアレンジは1名から前2名、後部2名の合計4名まで。
150馬力のエンジンでも十分80マイルを狙える。
日本での乗り出し価格はエンジン、トレーラー、プロペラ込みで400万円程度から。 関心のある方はメールをいただければ信頼できるショップを紹介可能。

特注レース用のリバーロケット。 計器類はもちろんギャフリグ製。

同社はリギングのサービスも請け負っているが、配線の取り回しなども含めこちらの作業も丁寧だ。
ドラッグレース用のセッティングではトリムスイッチのアップボタンを2つ、ダウンボタンは1つつけることが多いので画像のように3つソレノイドを取り付けることになる。 アップボタンの1つは通常の12V、そしてもう1つは24Vのハイスピード仕様となる。

こちらは色違いのリバーロケット。
Euro

名称:         STV Euro Ski
全長:         19フィート (579cm)
全幅:         7フィート1インチ (216cm)
船体重量:      900ポンド (410kg)
             顧客の要望にあわせた特注製造
スピード (目安):  約90マイル=136km/h(225馬力)
価格(目安):     約450万円〜(船外機込み乗り出し価格)
コメント:        これまで実測80マイル以上の操船経験がない場合は150馬力でも十分で
             はないだろうか。 トリム操作次第では空をまってしまうのであまりよほど
             の熟練ドライバーで無い限り高い馬力のエンジンは危険。
これはユーロと称する同社のファミリーユース向けモデル。 試乗では26ピッチのパフォーマンス製プロペラでGPS計測で100マイル(160km/h)ジャスト、回転数は8000rpmだった。 エンジンはマークの260馬力。 このアングルからのスタイルが個人的にお気に入り。

完成したユーロのデッキ部分。 
余談だが後方に同社がFRPで作成中のロータスエランのレプリカが見える。 

これが完成したハルの部分。 バルサコアが綿密にサンドイッチされているのがわかる。 参考までにバルサは単位重量当りの強度が最も優れている木材である。 水分が浸透しないように熟練の職人によってキチンと製造されればコンポジット艇よりも強度と軽さに優れた船を製造することが可能。

ユーロのデッキとハルを組み合わせてこれから貼り付ける、の図。 実はまだ完成には程遠く、まだ細かい作業がたくさん待ち構えている。
Drag

同社の純粋なドラッグレース用のモデル。 重量はなんと450ポンド。 同サイズのバスボートの3分の1の重さである。 ケブラーとエポキシ系の樹脂を駆使した船だ。 まだ運転したことはないが、300馬力のドラッグレース用エンジンで時速130マイルに達する。

Triad/STV Boats