ハンドロード、リローディング 

2006.3.28


1.拾う
  行きつけの射場のごみ箱を見る。ワンスファイアード・ケース、
 新品実包から一度だけ発射された空薬莢が捨てられている。
  この射場に捨てられている薬莢は、.30-06、.300マグナム、
 .308Win.が多い。スタMasaのセンターファイア・ライフル2本は
 いずれも.308なので、それをごみ箱から漁る。
  拾う前、射場の事務所には了解を得ておいた方はよい。


2.事前チェック

  薬莢の外周を点検する。
  ネックやボディに、ひびが入っているもの、
  リムが変形している薬莢は廃棄する。


3.フルリサイズ

  薬莢を成型する作業。

ダイセット。左からフルリサイズダイ、中ネックリサイズダイ、右シーター


 @薬莢の表面に薄くケースルーブを塗布する。専用のマットが
  あると便利。


 Aリローディング・トレイに、薬莢を上向きにして並べる。
  ネックの内側に薄くオイルを塗布する。
   専用のネックブラシが市販されているが、スタMasaは綿棒を
  使っている。
  *薬莢の表面とネックの内側に油類を塗布しないと、ダイの中で薬莢が
   焼きつき、ダイから離脱できなくなることがある(経験済)。


 Bフルリサイズ・ダイをロックチャッカープレスに装着する。


 C前記の油類を塗布した薬莢を、ロックチャッカーのシェルホルダーに
  装着する。
 Dロックチャッカーのハンドルを押し下げるとシェルホルダーが上がり
  薬莢がダイの中に入る。


 Eロックチャッカーのハンドルを戻すと、古雷管が除去され、ダイの中で
  ボディを絞られた薬莢が下りる。


 Fリサイズした薬莢を銃の薬室に入れ、ボルトの開閉が出来ることを確認する。
  薬室に入らなかったり、ボルトの開閉がスムーズに出来ない薬莢は
  不良品と認定し廃棄する。
 


4.ネックリサイズ

  薬莢のネックのみを絞る作業。一度自分の銃で発射した薬莢は、
  その銃の薬室に適合しているので、フルリサイズの必要はない。
  とは言っても、4〜5回目に使う際は、フルリサイズするのが良い。
 @リローディング・トレイに、薬莢を上向きにして並べる。
  ネックの内側に薄くオイルを塗布する。
 Aネックリサイズダイをロックチャッカープレスに装着する。
 Bネック内側に油類を塗布した薬莢を、ロックチャッカーのシェルホルダーに
  装着する。
 Cロックチャッカーのハンドルを押し下げるとシェルホルダーが上がり
  薬莢がダイの中に入る。ネックだけを絞るので、フルリサイズの時と違い、
  ロックチャッカーのハンドル作業が軽い。
 Dロックチャッカーのハンドルを戻すと、古雷管が除去され、ダイの中で
  ネックを絞られた薬莢が下りる。
 Eリサイズした薬莢を銃の薬室に入れ、ボルトの開閉が出来ることを確認する。
  薬室に入らなかったり、ボルトの開閉がスムーズに出来ない薬莢は
  不良品と認定し廃棄する

5.雷管装着

 @プライマーポケットを専用ブラシで掃除する。


 A雷管装着ツールを使い、雷管を薬莢底部のプライマーポケットに装着する。
  この時、雷管の向きが上下逆にならないよう注意する。

プライミング・ツール


6.火薬装填

 @パウダースケールで薬量を設定する。薬量の設定は、リローディング・マニュアルに
  記載されているデータを参考にする。薬量はデータ表の最下限を下回らないよう留意する。

天秤式パウダースケール 電気式パウダースケール


 A雷管装着済みの薬莢をリローディング・トレイに並べる。火薬を装填する薬莢に
  パウダーファネル(漏斗)を被せる。


 Bスケールで計った火薬をファネルに流し込む。ファネルを次の薬莢に被せる。

7.弾頭装着

 @ロックチャッカープレスに、ブレットシーターをセットする。シート量は
  あらかじめ調整しておく。


 A火薬を装填した薬莢を、ロックチャッカーのシェルホルダーにはめ込む。
  弾頭をケースマウスに置く。
 Bロックチャッカーのハンドルを押し下げる。薬莢が押し上がりシーターの
  中に入る。


 Cハンドルを戻す。薬莢に弾頭が装着される。
 D出来上がった弾の全長を、ノギス等で測定し適否を確認する。


以上がスタMasaのリローディング手順。かなりアバウトである。
もっと丁寧にリローディングするのであれば
 @薬莢を銘柄別に分けて、かつリローディングした回数を記録して管理する。
 Aケーストリマーで、伸びた薬莢のネックを削る。


 Bデバンリングツールで、ネック内外のバリを除去する。


 C電動式タンブラーで薬莢を洗う。
等の作業を加える。

 スタMasaは、ケーストリマー、デバリングツールは
持っているが、滅多に使わない。リサイズしても薬室にスムーズに入らなくなったら、
その薬莢の寿命と諦め廃棄している。
 またタンブラーは持っていない。ボルトアクション・ライフルに使う薬莢を
タンブラーで洗う必要はない、と思っている。

余談

 その昔、某有名銃砲店の総合カタログに
「リローディングは面倒な作業だが、慣れると楽しいホビーである」
というようなことが書かれてあった。
 不器用でがさつ、そして面倒くさいことが嫌いなスタMasaにとって
リローディングは未だに、楽しいホビーになっていない。