ハンティング・ライフルへの道・・・レミントンM700VLS所持許可顛末
2003.9.22
2003.9.26補足

ARの主流は圧縮空気式・・・と云われる時代になった。
スタMasa 所有のARは、バウ600、ポンプ式である。
600の後継601は中古市場に出ているが、600の姿は見ない。バウ600は古式銃と呼ばれることもある。
圧縮空気式の購入を考え始めていた矢先、スターチス毛がに氏が大口径ライフルを入手した。
スタ毛がに氏は、ハンターでありクレー射手でもある。
散弾銃所持後、ライフル射撃競技にも興味を持ち、AR,SBへと進んだ。
毛がに氏は散弾銃継続所持10年を迎えたのでハンティング・ライフル所持許可申請を公安委員会に出した。
申請から7ヶ月後、所持許可が下りた。
スタ毛がに氏が選んだのは、
ニッサンミロク製ブローニングA-ボルト、口径.308ウィンチェスター、ボルトアクションのハンティング・ライフルであった。
細身で短めの銃身に細身のストック、4発収納のボックスマガジン、レシーバーにはライフル・スコープを装着、それでも軽い重量、実猟一点張りのライフル銃・・・
2002年9月、毛がに氏A-ボルト2回目の射撃にスタMasaは立ち会った。
毛がに氏は射距離100mでA-ボルトを依託射撃した。
ハンティング・ライフルを撃ちたい・・スタMasaの心に湧き上がってくるものがあった。
| ブローニングA-ボルト 口径.308Win. 重量約3.2kg(スコープ除く) マガジン内4発 |
委託射撃中のスタ毛がに氏 |
.30-06のウィンチェスターM70...1960年代、故大藪春彦氏の小説によく登場する銃である。スタMasaは既に.308のシーレンDGAを所持していたが、大藪作品の影響で漠然と.30-06という口径に憧れを抱いていた。だが、ウィン70にはそれほど惹かれるものはなかった。ハンティング・ライフルを持つならレミントンM700、と思っていた。
レミントンM700...この名前を初めて知ったのは、1968年の東宝映画「狙撃」であった。この映画に登場したM700はADL、プロップである。同映画ではほかに、AK47、アンシュッツM1413、モーゼル・ミリタリー、ルガー・ホークアイ等のプロップが出ている。
当時、東宝ではプロップの製作に300万円をかけたとか...。
| 「狙撃」公開時、映画館で販売していた小冊子 |
Rem.700...日本でも所持者が多い人気のライフル銃。
バリエーションも多い。スタMasaは.30-06のM700を探してみた。
ADL、BDL等に.30-06の設定はあるが、バーミントにはなかった...。
Rem.700といえば、山猫練習会。埼玉県身体障害者ライフル射撃連盟のHITさんが主宰する射撃愛好会である。
メンバーの多くがRem.700を所持している。スタMasaは山猫練習会を「山猫レミントン軍団」と呼称したりする(^_^.)
スタMasaは山猫練習会の先輩方にアドバイスを求めた。
そしてレミントンのホームページや銃砲年鑑、スポーツガンガイド等を眺め、機種選定した。スタMasaの結論は、
Rem.700VS(バーミント・シンセティック)、.308であった。
ハンティングをするつもりはない。M700の所持用途は標的射撃である。
所持の第一歩は、社団法人日本ライフル射撃協会を通じ、財団法人日本体育協会から推薦書を交付されなければならない。
2002年12月、スタMasaは所属するI県ライフル射撃協会を通じ日ラへ推薦申請を出した。翌月、推薦書が下りた。
所持許可に必要な書類をまとめ、2003年2月、スタMasaは住所地を管轄する警察署の
生活安全課にM700の所持許可申請をした。ここからが長い...。
I県ではライフル銃の許可に時間がかかる。スタ毛がに氏のA-ボルトは申請から許可まで7ヶ月を要した。
狩猟用途のライフルの許可は概ね1年かかると云われている。I県公安委員会はライフルの許可には慎重である。
慎重にならざるを得ない理由が確かにある。
スタMasaはI県公安委員会の対応を一概に非難しない。
しかし、ポジション・シューターとハンターの扱いを同じにすることはないのでは...と思ったりもする。
2003年7月、スタMasaは所持銃器の許可証更新を迎えた。この時点でM700の所持許可はまだ下りない。
所持許可申請から4ヶ月を経た6月、
スタMasaはI県警察本部生活安全部銃器薬物対策課許可事務担当係長のK氏に、たまたま会う機会を得た。
スタMasaはK氏に「M700の所持許可は私の誕生日が過ぎてからにしてください。」と言った。
誕生日、つまり更新期限まであと一ヶ月。この時期にM700の所持許可が下りては許可の有効期間が丸々1年損をする。
スタMasaはジーッと待つことにした...。
申請から許可までの半年、M700用のアクセサリーを揃えた。
スコープはタスコのスナイパースコープ、10倍固定、30mm。
マウントベースとリングはリューポルドのスタンダードタイプ。
スリングはアンクルマイクの皮製ミリタリータイプ。
トリガーは東京のTガンスミスにジュエルを注文。
陽炎飛ばしに使う卓上扇風機。
| レミントンM700VLS 口径.308Win. マガジン内4発 重量約4.2kg(スコープ除く) |
現許可証の更新も無事に済み、10日ほど経ったある日、
自宅の留守電に警察署生活安全課よりM700許可のメッセージが入っていた。急ぎ警察署に赴き許可証に記載してもらう。
スタMasaがM700を注文したのは、大内銃砲火薬店である。
現物はまだ店に入っていなかった。スタMasaが注文したのはM700VSであった。
しかし店主は
「総代理店にある在庫は木の銃床の物しかない。樹脂銃床のM700は今後も入荷予定はない、とのこと。」
と申し述べた。
スタMasaは木の材質について、アメリカン・ウォールナットあるいはラミネート・ストックなのかを店主に尋ねるに、
「木の銃床」
のみの回答しか得られなかった。
木のストック...カタログ写真で見るラミネート・ストックは何だかな..という感じがしていた。
もしアメリカン・ウォールナット・ストックであれば、
他の業者を通してHSプレシジョンのポリス・ストックに換装することを考えていた。
警察署からの留守電は週末に入っていた。
スタMasaは直ちに大内銃砲店に連絡したところ、入荷は週が明けてからということになった。
週明けの火曜日の午後、スタMasaは大内銃砲店に急いだ。
届いていた銃は、レミントンM700VLS、バーミント・ラミネート・ストックであった。
直に見るとラミネート・ストクもなかなか乙なものであった。
大内店主、「銃身、太くて重いね。」と銃を珍しげに見て言った。気の良い店主である。
かつて国体のトラップ選手であったが
「私はライフルのことはよく知らない。スタMasaさんや毛がにさんからいろいろ聞けるので助かる。」
と言う正直な人だ。知らないと言いながら御本人はティッカの.300マグナムを所持している。
銃を受け取り、その足で警察署へ行く。確認を受け晴れてM700VLSはスタMasaの物になった。
スタMasaはハンティング・ライフルに関し、全くの初心者、ずぶの素人である。
初撃ちの日、毛がに氏に同行していただいた。スコープの合わせ方から教わる。
初撃ちは100mで委託射撃。M700の泣き所、激重トリガー。
2kgまで測れるRCBSのバネ式トリガーゲージで測定不能の重さであった。
トリガーの重さに耐え切れず、20発撃って終わった。
トリガーの調整について、ネットを通じて、ベンチレストと長距離射撃の大ベテラン、
OZ氏より教示を受けた。大変ありがたかった。おかげで激重トリガー、1.6kgまで軽く調整できた。
来月には注文中のジュエル・トリガーが入荷する予定。それまでオリジナル・トリガーを使うしかない。
初撃ち以来、なかなか撃ちに行けない...。
| スタMasa、M700VLS発撃ち |
| 激重トリガー | トリガーガード&マガジンフロア。 なんとプラスチック製で..と思っていたが、アルミに塗装した ものと判明した。 |