2002年9月のニュース

 

 

 

[ニュース]

                Spacedaily.comは9月29Progress M1-9貨物船が国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングに成功したと発表しました。貨物船には燃料、酸素、実験機材、ロシアの宇宙飛行士向けの国勢調査用紙のほかにISSに搭乗している宇宙飛行士のための新鮮なリンゴ、オレンジ、レモンも搭載されているそうです(ドライフルーツじゃないわけですね)。

                    Houston Chronicleではドッキング時間は9月29日午後12時1分(CDT)と報じています。

 

                Space-launcher.comは9月20、ブラジルとウクライナが10月の後半までにロケット打ち上げに関する協力協定のドラフトを作成予定だと報じました。この協定では、アルカントラ射場からTsyklon 4を打ち上げます。年間に6回の打ち上げを目標とし、そのために1億ドルを投じて新しい打ち上げ施設を建設するとのことです(費用はブラジルとウクライナで折半)。

 

                RSCエネルギア社が資金難のため国際宇宙ステーションを一時的に閉鎖する提案を出した記事の続報です。

                    ロシア航空宇宙庁、ロシアの企業の状態を考えるとISSの運用がストップする危険があるとAFPに対して述べる

                    NASA、「ロシア航空宇宙庁から連絡を受けていない。ロシア側が協定に基づく約束を果たすことを期待する」

 

                APは9月26、ロシアの探査・レスキュー衛星Nadezhda-MKosmos-3Mロケットを使用してプレセツク宇宙基地から打ち上げられたと報じました。この衛星はロシア、フランス、カナダ及びアメリカによって運営されているCOSPAS-SARSATネットワークに使用されます。

 

                Adage.comは9月24N'SyncLance Bassのスポンサーが来年4月の国際宇宙ステーション(ISS)へのフライトを目指して資金集めを再開していると報じました。今年10月のフライトへ向けての資金集めには間に合わなかったためにフライトがキャンセルされましたが、今度はどうでしょうか。なお、ペプシコーラはスポンサーに入っていないそうです。

 

                AFPは9月25RSCエネルギア社のValery Ryuminが国際宇宙ステーション(ISS)を一時的に閉鎖する提案書をNASAに送付したと発表しました。これはロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)からの予算の分配が遅れているためにRSCエネルギア社の負債が10億ルーブルに達していることによります(デフォルト寸前だそうです)。このため、ソユーズ宇宙船とプログレス貨物船を製作する資金が不足しているのが提案の理由です。

 

                Space.comは9月25Progress M1-9がバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて打ち上げに成功したと報じました。打ち上げ時間は9月251658分(グリニッジ標準時)です。Progress M1-9は4日間の飛行後、9月2917時7分(グリニッジ標準時)にISSとドッキングする予定です。

                    ロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)によるプレスリリースでは、打ち上げ時間は9月25205824秒(モスクワ時間)でした。

 

                打ち上げ間近のProgress M1-9のステータスがRSCエネルギア社からまとめて発表されました(多分、打ち上げ作業の担当者がバイコヌールから帰ってきた後でまとめて情報をアップしたんだと思います)。

                    9月21:ペイロードのProgress M1-9への組み込み完了

                    9月22Progress M1-9をソユーズ FGロケットに搭載。

                    9月22Intergovermental Commitee and Technical Management(打ち上げ前審査会みたいなものでしょうね)で、Progress M1-9を射点に輸送することを承認。

                    9月23Progress M1-9を搭載したソユーズ FGロケットを射点に設置。

                    Progress M1-9の打ち上げに関してロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)のプレスリリースが出ています(ただし、オールロシア語! Rosaviakosmosはロシア語でしかニュースを出さない方針のようです)。

 

                APは9月21N'SyncLance Bassがモスクワに戻り、9月23日からガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)で新しい訓練を開始すると報じました。彼が今年の10月に国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて打ち上げられるソユーズに搭乗することはまずないようですが、訓練を受けることはロシア側も拒絶していないようですね。

 

                Spacedaily.comは9月20、国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて出発する次回(今年の10月のフライトには間に合いませんので、恐らく来年の春かもしくは来年の秋でしょう)のソユーズタクシーミッションにロシアの実業家Serguey Polonskyが搭乗する可能性があると報じました。Serguey Polonsky氏は宇宙船のシミュレータに搭乗したり、放物飛行で短時間ですが微小重力を経験したりするサービスを提供するAtlas Aerospace Company等を1999年から経営しているそうです。ちなみに、10日間のISSへのフライトのコストは2000万ドルといわれています。

 

                Space.comは9月20、海洋からのロケット打ち上げサービスを提供しているSea LaunchZenitロケットをバイコヌール宇宙基地から打ち上げるサービスの提供を検討していると報じました。ただし、Interfaxはロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)の関係者が既に協議を行い、2004年から打ち上げを開始するだろうと述べたと報じているそうです。どちらにしても、海上だけでなくバイコヌールからも(打ち上げ重量は小さくなりますが)サービスを提供することで競争力を付けようということなのでしょう。

 

                Aerospace Dailyは9月20、ロシアのRSCエネルギア社が有人火星探査計画のプロポーザルを発表したと報じました。このプロポーザルでは14万ポンドの重量の探査船、電気推進モジュールを使用します。このミッションのコストは140億ドル程度だということです。ただし、現在のところ有人火星探査計画はロシアの国家としての宇宙開発計画の中で優先的なプログラムにはなっていません。

 

                NASAは9月19、現在国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしているプログレス貨物船の離脱をNASA TVで9月24日午前9時30分(東部標準時間)から中継すると発表しました。これは、9月25日にバイコヌールから打ち上げられる予定のプログレス M1-9のためにサービスモジュール(Zvezda)のドッキングポートを空けるためです。なお、プログレス M1-9ZvezdaへのドッキングもNASA TVで9月29日午後1230分(東部標準時間)から中継する予定です。

 

                Space.comは9月17、ペプシコーラが2004年中にソユーズを使用して国際宇宙ステーション(ISS)へ旅行者を送り出す計画であると報じました。ペプシコーラはこのプロジェクトに3500万ドルをかける予定で、テレビ番組(多分クイズではないかと思いますが)の優勝者をソユーズロケットに搭乗させるそうです。ただし、ペプシコーラとロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)との間にはまだ何の契約も結ばれていません。

 

                Eurockotは9月17、地球観測衛星Cryosatの打ち上げ契約をESA (European Space Agency)から受注したと発表しました。Cryosat2004年6月末にプレセツク宇宙基地からRockotロケットを使用して打ち上げられる予定です。CryosatESAの地球観測ミッションの第1弾として、極地及び海洋の氷の厚さを調べることを目的としています。

 

                RSCエネルギア社は9月17、無人貨物船プログレス M1-9の打ち上げ前準備作業に関するミーティングが行われたと発表しました。このミーティングではプログレス M1-9への燃料注入作業に取り掛かることを決定しました。ちなみに、プログレス M1-9は9月25日にバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて打ち上げ予定です。

                    *プログレス M1-9の詳細については宇宙開発事業団のシャトル・ISSフライト情報のページが詳しいです。プログレスに搭載される貨物の概要も載ってます。

 

                Spacenews.ruは9月16、世界第2位の清涼飲料水メーカーペプシコが観光客を宇宙へ送り出す計画に資金を出すつもりであると報じました。ロケットはソユーズを使用します。準備のためにロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)1500万ドルを支払うとのことです。

                    *このニュース、全文がロシア語です。辞書を引きながら調べましたが、細かいところで違っているかもしれません。

 

                AFPは9月12N'SyncLance Bass200210月に国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて何とか飛び立つためにモスクワで交渉を続けていると報じました。ただし、ロシア航空宇宙庁(Roaviakosmos)の関係者によると以前提示していた額の倍(4000万ドルになります)を支払っても10月のフライトには参加できないだろうということです。

                    *ちなみに、10月に打ち上げられるソユーズ宇宙船にはLance Bassの代わりに150kgの物資を搭載するそうです。

 

                その200210月に打ち上げられるソユーズ宇宙船ですが、Interfaxは9月12NASAとの契約によって製造されたソユーズ TMAが打ち上げられると報じました。ソユーズ TMAは国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング後は緊急避難船として使用されますが、今までのソユーズ TMと異なり、搭乗できるクルーの体格に幅が持たされています。ソユーズ TMに搭乗できるクルーの体格は身長160180センチ、体重80kg以下でしたが、ソユーズ TMAでは身長150190センチ、体重90kg以下のクルーが搭乗できるようになりました。

 

                ESA1017にガンマ線計測衛星Integralを、バイコヌール宇宙基地からプロトンロケットを利用して打ち上げます。このミッションはESAの他にアメリカ、ロシア、チェコ及びポーランドが参加する国際ミッションで、宇宙起源のガンマ線を測定することを目的としています。ちなみに、衛星の設計及び製作はイタリアのAlenia Aerospazio社です。

                    Integralの打ち上げについてはロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)プレスリリースを出しています(ただし、オールロシア語!)。

 

                RSCエネルギア社は9月10、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗したISS-4のクルーとロシア及びアメリカの代表との会議が9月10日に行われたと発表しました。この会議はISS-4のミッション終了を締めるもので、ロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)RSCエネルギア社、ガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)及びNASAの代表が会議に参加しました。

 

                APは9月9日、ロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)が9月9日にNASAに対して200210月の国際宇宙ステーション(ISS)へのフライトにN'SyncのボーカルLance Bassを搭乗させないと書面で通知したと報じました。これによってN'SyncのボーカルLance Bassのフライトは公式に却下されたことになります。

 

                Spacedaily.comは9月9日、現在国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗中のロシア人宇宙飛行士2名がロシアの国勢調査に参加すると報じました。国勢調査のための質問状(日本でいうと国勢調査の調査票みたいなものでしょうか?)は2002年9月25日に打ち上げ予定のプログレス貨物船によってISSに届けられ、必要事項を宇宙飛行士が記入したあとでソユーズ有人宇宙船またはスペースシャトルで地球に返送される予定です。

 

                ESA1015日にロシアの無人回収カプセルフォトン M1を利用して宇宙実験を行います(打ち上げはソユーズロケットで、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられます)。今回はタンパク質結晶成長実験、バクテリアに微小重力が及ぼす影響の研究などが行われます。ちなみにフォトン M1では打ち上げ後1520日間にわたって微小重力環境下で実験を行えるそうです。

 

                AFPは9月4日、ロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)2003年4月にソユーズ宇宙船に搭乗して国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう民間の希望者を探していると報じました。ロシアでは支払いがなかったためにN'SyncのボーカルLance Bassのフライトをストップしたばかりですが、すでに何人かの希望者が名乗りをあげているそうです。以前ちらっと名前の出てきたポーランドの大富豪もいるんでしょうか。

 

                AFPは9月6日2005年までにロシアのロケットがクリスマス島で打ち上げられる可能性があると報じました。ただし現在射場を建設するための交渉をロシアとオーストラリアとの間で行っているため、具体的な打ち上げの時期はこの交渉にかかっています。ロシアとオーストラリアは昨年協定を結び、クリスマス島でAngaraロケットによって商業衛星の打ち上げを行うことに合意していました。

                    *ところで、クリスマス島に射場を建設して運用するのはAsia Pacific Space Centerという企業のようです。この企業のホームページを見ると打ち上げに使用するロケットはAuroraという3段または4段型のロケットですので、AFPの記事は勘違いをしているかも知れませんね。

 

                ロイターは9月4日2003年1月中にモスクワにアイマックスシアターが建設されると報じました。映画館はショッピングセンター内にできるそうです(グムの近くのショッピングセンターでしょうか?)。ちなみに、アイマックスというと「宇宙ステーション」(ナレーションはトム・クルーズ)がすぐ思い浮かびます。

 

                AFPは9月3日、支払いがなかったためにN'SyncのボーカルLance Bassの国際宇宙ステーション(ISS)へのフライトをロシア側が認めなかったと報じました。これによって20021028日にISSへ向けて打ち上げられるソユーズ宇宙船は、Lance Bass抜きで2名の宇宙飛行士だけを運ぶことになります。

 

                AFPは9月2日N'SyncのボーカルLance Bassが国際宇宙ステーション(ISS)へ向かうために、数日のうちに支払いをしなければフライトがキャンセルされるとロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)が9月2日に述べたと報じました。Lance BassにはRadio Shackなどがスポンサーについているといわれていますが、資金集めに難航しているんでしょうか?