リンクのページ

 

ロシアの宇宙開発に関わる団体/企業/ミッション/プロジェクトのリンクです。

 

          団体/企業

          ミッション/プロジェクト

          過去のニュース

          その他(宇宙機を含む)

 

 

1.      団体/企業

Asia Pacific Space Center

 Asia Pacific Space Centerは、クリスマス島南端の射場からロシアのAuroraロケットを使用して衛星打ち上げサービスを提供するためにオーストラリア及びアメリカの企業によって設立されました。最初の打ち上げは2004年に予定されています。Auroraロケットは液体酸素とケロシンを使用する全4段のロケットで、静止軌道に4500kgのペイロードを投入可能です(製作はRSCエネルギア社NPO Energomashなど)

 

Eurockot

KhrunichevとドイツのAstriumのジョイントベンチャーです。出資比率はAstrium51%Khrunichev49%です。ロシアのSS-19ICBM)を転用したRockotロケットを使用して衛星打ち上げサービスを提供します。打ち上げ場所はプレセツクです。

 

Gascom

 ロシアの天然ガス生産企業Gazprom(世界の天然ガス生産量に占めるシェアは23パーセント)とRSCエネルギア社その他が出資して1992年に設立された企業です。Gazprom80パーセント、RSCエネルギア社16パーセント出資しています。1995年からYamal-100衛星によってロシア国内にあるGazprom120を超える地上局を結んだ衛星通信システムによるモニタリング及びデジタル放送サービスを提供しています。2003年6月には新型衛星Yamal-200を打ち上げ予定です。

 

GCTC

英語では” THE YURI GAGARIN COSMONAUTS TRAINING CENTER”といいます。そう、あのガガーリンにちなんだ、ロシアの宇宙飛行士訓練センターです。日本人宇宙飛行士もここと黒海で訓練を受けています(黒海で訓練を受けるのは、国際宇宙ステーションに緊急避難用に設置されているソユーズ宇宙船が着陸する可能性があるからです)。

 *GCTC別ドメインのホームページも持っています。こちらの方は所長の写真とメッセージがどーんと載っていたり、GCTCで訓練を受けた宇宙飛行士の国別一覧表が載っていたりしますので多分こちらがオフィシャルなホームページだろうと思いますが、オールロシア語です。

 

IBMP (Institute for Biomedical Problems)

 1963年に設立された、宇宙医学、生物学、心理学の研究を目的とする国営の研究所です。世界各国の研究機関との共同研究も盛んに行うほか、ロシアの宇宙飛行士の選定、医学・心理面でのサポートも行います。1999年には国際宇宙ステーションを模擬したIBMP内の閉鎖実験施設で長期滞在実験(SFINCSS; Simulation of Flight of International Crew on Space Station) が行われ、宇宙開発事業団もこのミッションに参加しました。

 

ILS (International Launch Services)

ILSはロッキードマーチン、RSCエネルギア及びKhrunichevのジョイントベンチャーとして1995年に設立されました。現在ではアトラスロケットとプロトンロケットによる衛星の打ち上げサービスを提供しています。今までに40回の衛星打ち上げをこなしているそうです。

 

Intersputnik

Intersputnik1971年に設立された通信衛星システムの運用組織です。参加国は24カ国で、UNESCO等と組んでシステムを運用しているようです。以前はロッキードマーチンと提携してLMI (Lockheed Martin Intersputnik)と言う名前でシステムを運用していたと思うのですが、今では提携してないようですね。

 

ISC Kosmotras

ISC Kosmotras1997年のロシア及びウクライナ政府の共同声明に基づき、ロシア航空宇宙庁とウクライナ宇宙庁がDneprロケットによる衛星打ち上げサービスの提供を目的として1997年に設立した企業です。このDnepr、もとはICBMSS-18)だったのを衛星打ち上げに転用しています。打ち上げはバイコヌールから行われます。既に打ち上げ実績もあり、2000年9月にイタリア、サウジアラビア及びマレーシアの衛星の打ち上げに成功しています。

 

Khrunichev State Research and Production Space Center

プロトンロケットのメーカーとして非常に有名です。プロトンを武器にしてロッキードマーチン/RSCエネルギア社とILSを設立したり、DASA(今ではAstrium)とRockotロケットを使用した衛星打ち上げサービスを提供するEurockotを設立したりしています。モスクワ市内にあるここの工場を見学させてもらうと、プロトンロケットがごろんと転がしてあって驚きます(となりにはミールのモックアップがこれも無造作に置いてある)。

 

Mircorp

かつてはロシアの宇宙ステーション「ミール」の民間利用(ま、外貨稼ぎですね)のためにRSCエネルギア社によって設立された企業でした。今でもRSCエネルギア社の社長が役員に名を連ねています。しかしご存知の通りミールは大気圏に突入してしまいましたので、今は宇宙ステーションをもう1基建設しようとか、民間人を国際宇宙ステーションへ送り込もうとかしているようです。200212月の時点では、ホームページでソニーの”Space Tourism”を見ることができます(GCTCのゲート・EVA訓練用水槽やソユーズの打ち上げシーンが出てきます)

 

NPO Energomash

 1946年に設立されたロシアの国営公社です。1994年にロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)の下部組織となって現在に至っています。現在ではロケットエンジンRD-180をアメリカのPratt and Whitneyと共同開発したことで知られています。このRD-180アトラス Vロケット(ILSがこのロケットを使用した衛星打ち上げサービスを提供中)に搭載されています。

 

ロシア航空宇宙庁 (Roscosmos, 旧称はRosaviakosmos)

ロシアの宇宙開発を管轄する機関です。以前はロシア宇宙庁(英語で言うとRussian Space Agency)でしたが、数年前に航空分野も担当するということで名前が変わりました。しかーし、名前から「そうか、NASAと同じような役割なのか」と思ってはいけません。例えば国際宇宙ステーションがらみのミッションをロシアと共同でやろうとすると、Roscosmosが出てくるのは契約を結ぶ時だけです。あとはRSCエネルギアGCTCTsUPなどと個別に調整を行うことになります。RSCエネルギアあたりからは「Roscosmosを通すと(RSCエネルギアに)金が回ってくるのが非常に遅くなるので、RSCエネルギアと直接契約を結んでほしい。その方が早いぞ」などとよく言われます。ほとんど存在としては一般管理費扱いされてるところが笑えます。

2004年3月10日をもって名称がRoscosmosに変更されました。これに伴い、今までは航空部門と宇宙部門の両方を管轄していたのが、宇宙部門のみの管轄となりました。

 

RSCC (Russian Satellite Communications Company)

 ロシア最大の衛星通信サービスのプロバイダーで、ロシア及びCISに衛星通信サービスを提供しています。ExpressEkranGorizont衛星のほか地上通信局を所有しているようです。RSCCの運用する衛星についてはこちらのページをどうぞ。

 

RSCエネルギア

以前はNPOエネルギアといって、国営の公社でした。今は民営化されて(それでも半分くらいの株を国が所有しているらしいです)ますが、国際宇宙ステーションに取り付けられるロシア担当部分(例えば、サービスモジュールがそうです)の製造・運用を担当しています。今サービスモジュールで実験をやろうとすると、交渉相手はほとんどここです。ホームページも結構力が入っていて、ソユーズの打ち上げやドッキングシーンのビデオ映像がアーカイブされています。

ちなみに、RSCエネルギア社の正門の名前は「ねずみとり」という意味だそうです。

 

Sea Launch

Sea Launchは、海上からウクライナのロケットを使用した衛星打ち上げサービスを提供することを目的としてボーイング社(40%)RSCエネルギア社(25%)、ウクライナのSDO Yuzhnoye / PO Yuzhmash社(あわせて15%)、及びノルウエーのKvaernerグループ(20%)によって設立されました(カッコ内は出資比率です)。わざわざ何で海上から...と当然疑問も出るでしょうが、赤道近くの海まで船で行ってそこから衛星を打ち上げればロケット燃料の節約になるというのが大きなメリットです。普段はカリフォルニアあたりに停泊していて、打ち上げの時には赤道直下まで移動するそうです。既に何回か衛星の打ち上げに成功しています。

 

Spacehab

 Spacehab社はスペースシャトルに搭載する実験モジュールSpacehabで有名ですが、この他にもRSCエネルギア社と協同で国際宇宙ステーション(ISS)に接続する商業利用目的のモジュールEnterpriseを開発しています。このEnterprise2005年までにスペースシャトルを使用してISSへ向けて打ち上げられる予定です。

 

Starsem

Starsemは、ソユーズロケットによる衛星打ち上げサービスの提供を目的として1996年にEADS (European Aeronautic Defense and Space Company)ロシア航空宇宙庁、アリアンスペース社、The Samara Space Center (TsSKB-Progress)によって設立されました。ただ、アリアンロケットともろに競合してしまうと言う話をニュースで読んだ記憶があります。アリアンスペースはどうするんでしょうか?

 

TsENKI

TsENKIはロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)の下部組織で、ロシアの宇宙基地などの地上にある宇宙開発施設の運用を担当しています。こんな組織あったっけという感じなのですが、書いているうちに思い出しました。200110月に国際宇宙ステーション(ISS)に向けてソユーズロケットを打ち上げたときに、日本からもパイロットプロジェクト用にロケットの打ち上げシーンを撮影する目的で関係者がバイコヌール宇宙基地に向けて発ったのですが、その時に現地に入るための手続きや現地での見学ツアーをロシア側で担当したのが確かTsENKIでした。で、ページはと言うと、これがなかなか充実しています。ニュースも多いし、ロシアの宇宙基地についても地図付きで説明のページがあります(ただし、地図に使われているのはロシア語)。

 

TsNIIMASH(Central Research Institute for Machine Building)

 TsNIIMASHは、ロシアでロケットに関する研究及び試験などを担当している国の組織です。どうも説明を見ているとミサイルなどの研究がメインのようなんですが、電気推進系の研究なども進めているようです。

 

TsUP(注意:ロシア語のページです!)

TsUPというのはロシア語を英語のアルファベットに当てはめるとこうなるそうで、英語ではMission Control Center – Moscow (MCC-M)と表記されます。ただし、ロシア人には「ツープ」と言わないと通じません。相手のロシア人が英語を理解しても「ミッションコントロールセンターモスコー」と言ってもまず分からないでしょう。

TsUPはロシアが打ち上げた宇宙機(無人、有人問わず)の管制を担当しています。RSCエネルギアからも人が常駐して国際宇宙ステーションの運用を担当しています。ちなみに、TsUPRSCエネルギアからは車で5分程度のところにあります。

 

 

2.      ミッション/プロジェクト

Foton M1ミッション

 このミッションはEuropean Space Agency(ESA)がロシアの無人回収カプセルフォトンを使用して行うミッションで、20021015日にソユーズロケットを使用してプレセツク宇宙基地から打ち上げます。打ち上げ後15日〜20日間にわたって微小重力環境下でタンパク質結晶成長実験などを行う予定でしたが、打ち上げ29秒後にロケットが爆発して打ち上げは失敗に終わりました。事故調査委員会の調査結果によると、初段エンジンのターボポンプ及びチューブに製造段階で異物が混入し、この異物が爆発につながる不具合を引き起こした原因となったとのことです。

 *打ち上げ失敗に関する各種メディアの報道はこちらをどうぞ。

 *この後200311月4日にESAとロシアが協定を結び、2005年5月と2006年秋に第2次及び第3次フォトンミッションを実施することとなりました。この協定締結に関するESAのプレスリリースはこちらです。

 

Odisseaミッション

 このミッションはEuropean Space Agency (ESA)がロシアと共同で実施するもので、ベルギーの宇宙飛行士を20021030日にバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げ、宇宙で実験を行うミッションです。宇宙で行う実験は以下の通りです。

              − 生物学(造骨細胞にビタミンDが及ぼす影響の調査、細胞に宇宙放射線と微小重力が及ぼす影響の調査など)

              − 生理学(心拍数と血圧の測定、ストレスの研究など)

              − 材料科学(蛋白質の結晶成長過程のモニタリングなど)

              − 流体物理(ESAMicrogravity Science Glovebox (MSG)を使用し、原油の拡散係数を計測)

 

国際宇宙ステーション

 一番最初はロシアに対抗するためアメリカが建設を提唱し、その名も「フリーダム」でした。そのあと「アルファ」となり、設計が変更されるたびに「ベータ」「ガンマ」...「オメガ」で足りるだろうかと心配していましたが、今はただの「国際宇宙ステーション」に落ち着いてますね。計画にロシアが参加し、ブラジルが参加し、もしかしたら韓国の宇宙飛行士も搭乗するかもしれない...ずいぶん変わるものです。もちろん日本も参加していて、実験モジュールJEMが将来打ち上げられる予定です。ちなみに国際宇宙ステーションの中でロシア提供分(ロシアンセグメント)は以下の通りです(打ち上げスケジュールについてはNASAISS Assembly Sequence as of December 2001を参照しました)。

 

              − ZaryaFGB19981120日打ち上げ済み

              − Zvezda(サービスモジュール)2000年7月12日打ち上げ済み

                Zvezdaの生命維持システムについてはこちらをどうぞ(Acrobat Readerが必要です)

              − ドッキングコンパートメント12001年9月14日打ち上げ済み

              − サイエンスパワープラットフォーム(珍しく、スペースシャトルで打ち上げ)

              − ユニバーサルドッキングモジュール

              − ドッキングコンパートメント2

              − サービスモジュール用デブリウィング(これもスペースシャトルで打ち上げ):2005年5月打ち上げ予定

              − リサーチモジュール12005年8月打ち上げ予定

              − リサーチモジュール22006年3月打ち上げ予定

 

サービスモジュールを利用したNASDA宇宙実験

このミッション、現在も進行中です。2001年8月にバイコヌール宇宙基地から実験装置を打ち上げ、最長で3年間にわたって実験を行います。実験装置は以下の2種類です。実験の模様はこちらをどうぞ。

 

    − 微小粒子捕獲実験および材料曝露実験(MPAC&SEED実験)

サービスモジュールの外壁に実験装置を取り付けて実験を行います。すでにサンプルが200110月にサービスモジュール外壁に取り付け済みです(ちなみに、取り付けたのはロシア人宇宙飛行士でした)。200211月に取り付けていたパネルの第1回回収を行いました(200211月9日に地上に帰還した宇宙飛行士とともにソユーズ宇宙船を利用して地上に回収)。

              − 高精細度テレビジョンカメラ利用実験(HDTVカメラ実験)

HDTVカメラをサービスモジュールに持ち込んで、地球を撮影したり、医学実験の模様を撮影したりします。こちらは船外で使うことはありません。

 

パイロットプロジェクト

このプロジェクトは、NASDAJEMの利用多様化促進の一環として公募したプロジェクトです。公募の結果、超有名飲料をサービスモジュールに打ち上げてCMを撮影することになりました。完成したCM2002年の初めにオンエアされたのでごらんになった方も多いでしょう。実際の撮影は20011026日と27日にサービスモジュール上で行われました。

 

 

3.過去のニュース

2002年2月−3月

2002年4月

    2002年6月−8月

    2002年9月

    200210

     200211

     200212

     20031

     2003年2月

     2003年3月

     20034

     2003年5月

     2003年6月

     2003年7月

     2003年8月

     2003年9月

     200310

     200311

     200312

     20041

     2004年2月

     2004年3月

     2004年4月

     20045

     2004年6月

     2004年7月

     2004年8月

     2004年9月

 

 

4.その他(宇宙機を含む)

Baikonur宇宙基地(バイコヌール)

 バイコヌール宇宙基地はカザフスタン共和国内にあるロケット打ち上げ基地です。ロシアの有人ミッションで使用されているソユーズ宇宙船とプログレス貨物船は全てここから打ち上げられていますし、プロトンロケットを利用した商業衛星の打ち上げもしばしばここで行われています。国際宇宙ステーション(ISS)用のロシアのモジュール(Zaryaサービスモジュール)の打ち上げもここからでした。バイコヌールの周辺は土漠地帯で、らくだも時々歩いているそうです(それと、サソリもいるらしい)。バイコヌールのマップはこちらをどうぞ。

 

Cyclone-4ロケット

Cyclone-4ロケット(3段型、は、ウクライナのNPO Yuzhnoyeが製作しているロケットです。Cycloneシリーズの最新型で、燃料にはNDMAを使用しているようです。現在ブラジルがこのロケットを使って2007年以降に自国のAlcantara射場から中国の衛星を打ち上げる予定です。大まかな諸元は以下の通りです。

 

       − 打ち上げ重量(3段、ペイロード重量は除く):13380kg

       − 燃料:NDMAと酸化剤

       − ペイロードエンベロープ:最大直径約3.6メートル

 

Dneprロケット

 Dneprロケット(3段型、液体燃料使用)は、もともとは大陸間弾道弾(ICBM)SS-18を商業衛星打ち上げに転用したものです。STARTによって150基のSS-18が廃棄されることが決まったため、ただ廃棄するのももったいないのでロケットとして転用しようと言うのが基本思想のようですね。20021220日に3回目の打ち上げに成功しました(小型衛星5基と月面探査機のレプリカ1基をバイコヌール宇宙基地から打ち上げ)。大まかな諸元は以下の通りです。

 

              − 総打ち上げ重量:211トン

              − 直径:3メートル

              − 長さ:34メートル

 

Enterpriseモジュール

 Enterpriseは、RSCエネルギア社とアメリカのSpacehabが共同開発している、国際宇宙ステーション(ISS)に接続する商業利用モジュールです。運用に必要なクルーの時間及びその他のリソースについてはRSCエネルギア社がロシア航空宇宙庁(Rosaviakosmos)と調整して取得することになっています。また、2005年までにスペースシャトルを利用して打ち上げ予定です。主なスペックは以下の通りです。

 

              − 直径3メートル、長さ8メートル、与圧部容積50立方メートル

              − ISSロッカーを16、ペイロードドロワを4基収納。

              − 実験装置用のインタフェースはNASAEXPRESSに適合。

              − 船外への機材搭載及び実験にも対応。

              − ロシアのドッキング及び保管モジュールが接続される予定だったポートにEnterpriseを接続。

              − Inmarsat衛星を利用した衛星通信システムを搭載予定(TCP/IP利用、64kbps)。

 

Kliper(またはClipper

 Kliper(またはClipper)は、RSCエネルギア社が開発を計画している有人宇宙船です。6人乗り(うち2名はパイロット)で、国際宇宙ステーション(ISS)への乗員の輸送や宇宙観光旅行のための利用を想定しています。軌道上へ打ち上げ可能な貨物の重量は700kg、打ち上げにはOnegaロケット(こちらも開発予定)を使用する予定です。主要な諸元(予定)は以下の通りです。

              −打ち上げ重量:14.5トン

              −長さ10メートル、最大直径3.06メートル

              −自律飛行期間:10日間

              −予想開発コスト:100億ルーブル

 

Plesetsk宇宙基地(プレセツク)

 プレセツクは、バイコヌール宇宙基地に代わってロシアの宇宙機を打ち上げるためにシベリア地域に整備されている宇宙基地です。もともとミサイル発射場として使用されていたようですが、ここからはコスモス、ソユーズ等のロケットが打ち上げられています。20021015日にプレセツクから打ち上げられたソユーズ Uロケットの爆発事故では、1名が死亡したほかプレセツクの地上施設も損傷をこうむったようです。

 最近になってプレセツク宇宙基地に関するウエブサイトを見つけました。ここにはプレセツク宇宙基地の説明のほか、プレセツクの司令官、軍事衛星打ち上げ用ロケットのデータベースなどがあります。まだ工事中のところも多いようですが、内容が充実すれば面白くなりそうです。

 

Progress無人貨物船

 Progress無人貨物船もかつてはロシアの宇宙ステーション「ミール」に物資を運ぶために使用されていました。今では国際宇宙ステーション(ISS)に資材を運ぶために使用されています(無人であることは変わりません)。無人貨物船であるため、ISSにドッキングした後は宇宙飛行士がProgressの中に入って資材を取り出すことになります。このため、資材の取り出し手順書が作られています(Progress Cargo Vehicle Transfer Operations, Part 1, Mission Operations Directorate, 10 August 2000及びProgress Cargo Vehicle Transfer Operations, Part 2, Appendix 1, Mission Operations Directorate, 10 August 2000。どちらも見るためにはAcrobat Readerが必要です)。ProgressProgress MProgress M1タイプの2種類があって、Progress M1タイプが最新型です。Progress M1タイプには窒素と酸素の混合気体の入ったタンクが12基取り付けられています。2タイプの大まかな諸元は以下の通りです。

 

 

Progress M

Progress M1

最大ペイロード重量

2350 kg

2230-3200 kg

水搭載可能重量

最大420kg

最大420kg

空気/酸素搭載可能重量

最大50kg

最大40kg

 

Protonロケット

 多分、現在民間の衛星を打ち上げるのに使われているロシアのロケットの中では一番実績があるんじゃないでしょうか。国際宇宙ステーションへ向けてモジュールを打ち上げるときは3段、静止軌道へ向けて衛星を打ち上げるときは4段型になります。製作者はKhrunichevです。Proton-KZaryaZvezda国際宇宙ステーションに打ち上げるのに使用されました)とProton-MProton-Kの改良型)の2タイプがよく打ち上げに使われているようです。Proton-Kの大まかなスペックは以下の通りです。

 

− 起動傾斜角51.6度でのLEOへの投入可能重量:19760kg

              − GTOへの投入可能重量:47004930kg

              − 静止軌道への投入可能重量:1880kg

              (ここから先はBlock DMを取り付けた場合)

              − 総打ち上げ重量:691272kg

              − 全長:57.2m

 

RD-180ロケットエンジン

 ロシアの NPO EnergomashとアメリカのPratt and Whittneyが共同開発した液体燃料(ケロシン)を使用するロケットエンジンで、アトラス Vロケット(ILSがこのロケットを使用して衛星打ち上げサービスを提供中)に搭載されています。RD-180の主なスペックは以下の通りです:

 

              − ノミナル推力:933,400ポンド(真空中)

              − ノミナル推力:860,200ポンド(海面)

              − 長さ:140インチ

              − 直径:118インチ

              − 質量:11,889ポンド

 

Rockotロケット

 Rockotは3段型の液体エンジンロケットです。このロケットには原型があって、もともとはロシアのICBMであるSS-19を民生用に改造したものです。Eurockotがこのロケットを使用して衛星の打ち上げサービスを提供しています。大まかなスペックは以下の通りです。

 

              − 全長:29m

              − 総打ち上げ重量:107トン

 

Soyuz有人宇宙船

 Soyuz有人宇宙船は、かつてはロシアの宇宙ステーション「ミール」へ宇宙飛行士を運ぶために使用されていました。今では国際宇宙ステーション(ISS)へロシアの宇宙飛行士だけでなく各国の宇宙飛行士を運び、ISSにドッキングしたあとは緊急避難船として使用されます。いくつかタイプがあって、現在使用されているのはSoyuz TMタイプとSoyuz TMAタイプです。Soyuz TMAタイプの方が最新型で、20021030日にISSへ向けて打ち上げられます。

             

Soyuz TMAタイプの大まかな諸元は以下の通りです。シミュレータですが、Soyuz TMAタイプのコックピットの写真が公開されています。

 

              − 宇宙飛行の可能な期間:最大200日間(自律飛行時間を含む)

              − 重量:7220kg

              − 降下モジュール重量:2900kg

              − 本体長さ: