マーケット値引き合戦
おはようございます。
今日はどうも寂しく一人で過ごすはめになりそうです。
マゲノスケと会えたら、チームでも組んで暴れまわろうと考えていたのですが・・・
完全にアテが外れました。
そうなると
一人でウォーターガン持って暴れても切ないので・・・。
初日のソンクラーンには参加せず。
・・・というか状況事態がソンクラーンだから、
銃撃戦のようなものに参加しないという意味です。念のため
今日もバンコク界隈を観光しよう。
ただバンコクの主だった見所は
ほぼ寺です。
ワットボーでもう十分、あの悪趣味装飾は堪能しました。
どうせ後はどこ行っても似たりよったりでしょう。
・・・と勝手に結論付ける。
さて、
そういう時には市場に行こうぜ。
タイミングよく今日は土曜日です。
「ウィークエンドマーケット」が行われてるチャトゥチャック市場に行ってみようと思います。
ガイドに乗っていたバンコクの有名な市場で、規模が結構スゴイらしい。
衣類・雑貨・食料品から古本、アンティークまでさまざまなものが揃っているそうだ。
うん、行かいでか!
カオサンロードはもうソンクラーン一色です。
そこかしこで遠慮ない水の掛け合いが始まっております。

TV局も取材にやってまいりました。

背中にタンク付きのウォーターガンもあるのな。
少女達のやる気が感じられます。
もう手当たり次第に通りがかった連中に撃ちまくります。
撃たれる方も笑い顔で撃たれてあげてます。
オレは濡れたくないので、手のひらで「I・フィールド」を展開。
大人気ないですね。
まぁ、それでも全身そこかしこが濡れまくってます。
やれやれ。
天気いいので少々のダメージはすぐに乾いてくれます。
重要なのは、肌身離さず持っているパスポートが濡れないようにすることです。
こんなこともあろうかとちゃんとビニール袋に包んで、
お腹に収めた貴重品袋に突っ込んでいます。
当然、タバコとライターーもビニールで防御してます。

通りは人でごったがえしております。
老若男女。現地人・外人・犬猫
誰も彼もが楽しそうです。
みな、これといった目的もなくぞろぞろストリートを徘徊して回っているようです。

露店もたくさん出てますね。
こんな感じでウォーターガンも売っています。
結構、いろんなバリエーションがあって面白いですね。
宿の近くの路地の屋台で、おいしそうなチャーハンがうってました。
香ばしい匂いがただよいます。まだ朝食くってなかったな・・・。
不思議とこの手の屋台は、水鉄砲で狙われることはないようです。
たまに流れ弾が、炒めてるフライパンに入ったりしてますが気にしない気にしない。
一人の女性がちょうどそのチャーハンを買っていた、朝食なのかな?
見た感じ韓国人のような日本人のような・・・村田和美似の黒髪の美人さんでした。
すれ違いザマに見かけたチャーハンがとても美味そうだったので・・・・
オレも一つ頼んでみた。
当然、ウォーターガンの水が入ってないタイミングを狙います。
そばのセブンイレブンの壁に寄りかかって
彼女は美味そうにチャーハンをほうばってる。
しかしなんか思いつめた顔をしている。
キリッとした眉毛だからなのか、見ようによっては怒っているように思われた。
旅の恥は掻き捨て
ナンパしてみようw
「エクスキュズミー?アーユージャパニーズ?」
「ああ、やっぱりそう(日本人)だと思った」
とあっけらかんとわかった風に返答される。
オレが同じものを持ってるのを見て
「これ、結構イケますよね?」
「うん、美味そうだよな」
結構、気さくなねーちゃんだった。
怒ってるわけではなくそういう顔立ちだったようだ。
飯を食べながら談話した。
名前はリサと名乗る。20中盤ぐらい。広島出身。
アメリカでデザイナーの仕事をしていて、一旦辞めて日本に戻ってきたそうだ。
新しく仕事を見つける前に、バカンスで一ヶ月ほどアジアを一人旅しているらしい。
9ヶ月前にも北米をさすらっていたとか・・・なかなか。
宿は近くの180B。といい所。
5日間ほどタイにいたらしく、近日カンボジアを目指すということだった
色々な都市をツアーで巡っていた。
先日、挑戦したトレッキングツアーに参加したせいで筋肉痛で困っている。
旅で出会った同年の女性とつるんでいるそうだが今日は別行動らしい。
なので、今日一日ホテルで体を休めようと考えていたんそうなんだが・・・
土日開催の「ウィークエンドマーケット」にも行ってみたい。
でもソンクラーン中はお休みかもしれないので、無駄足になるかもしれない・・・
どうしようかと悩んでいたらしい。
なので、あんな顔で飯食ってたんだな。
「オレは今日、そのマーケットに行くつもりだったんだ。ホントにやってないの?」
「うーん。こんなお祭りの中で、やってるとはとても思えないのよね・・・無駄足もしたくないし・・・・」
「そうか・・・まーどっちにしろ俺は暇だから行ってみるけどね?」
「・・・・うーん・・・・じゃあどうしよかなぁ・・・」
「行くなら一緒にいかね?やってなかったら・・やってなかったでネタになるし」
「そうですね〜。じゃあ、行きましょうか?」
そして飯食いながら、ウォーターガンで軽く撃たれた。
二人で、水鉄砲の放火をよけながら、走って進む。
リサリサの話では、カオサンロードから市バスに乗れば、トゥクとかタクシーに比べて安上がりに済むという。
カリフォルニアにいたので乾燥している暑さは知っているらしいが
やや湿度のあるこっちの暑さはかなり堪えるらしい、
なのでしきりに「暑い暑い」と泣き言をもらしていた。
トレッキングのつかれもあるのかもしれないが・・・よく水を飲む。
無事、バスに乗り込む。
うっかり乗ってしまったバスがやや高めのエアコンバス。
少し高くついたが、冷房が効いていてとても涼しい。
通常のバスは7Bほどだが、エアコン付となると15Bと跳ね上がる。
疲れた彼女を、一つ空いていた椅子に座らせる紳士的な行為をしつつ
二人でくっちゃべる。
「うるさいよ!」
彼女の正面に座っていた、重量級のメガネマダムに注意される。
現地の言葉なので聞き取れなかったが・・
「周りの人が静かにしてるのに、旅行者の方はホント騒がしいわね。マナーを守りなさい!」
とかなんとかこんな感じの説教を小一時間(1分)くらうはめに・・・
確かに周りの連中は無駄口一つしていない。
怒られるわけです。
チャトゥチャック市場に到着。
ほらみろ。普通にやっていた。

ソンクラーンの割には、普通な雰囲気。
地下鉄が隣接されてるのでアクセスがしやすいのか市場は結構、混雑している。

田舎くさい市場と違って、しっかり舗装された道路の中に店が軒を連ねている。
お客さんもどことなく垢抜けている。当然、観光客も多い。

普通にデパートライクなたたずまい。
なかなかに見ごたえあるアイテムがずらりと陳列されていた。
俺は特に買いたいものは無かった。
彼女は友達のお土産と、Tシャツを物色したいというので
ついてく感じで後を追う。

普通に渋谷・原宿のようなハイセンスなTシャツ屋がたくさんあった。
リサリサのこだわりは半端なく、何度も吟味しては試着し
店員とあーだこーだいいながら商品を検討していた。
さすがはデザイナーさんといったところか。
さりげに英語を使いこなしていた。
さすがカリフォルニアにいただけあるといったところか。

英語をたくみに駆使して
彼女は値引き交渉する・・・・。
なんか提灯のような物を選んでいた。
ただ粘ってる割には諦めが早い感じがした・・・
オレが助けてあげる。
オレは英語はカタコトだが、交渉するのに支障は無い。
店員とお互い納得が行く妥協点を探し。
両手を合わせて、さらにダメ押しすると大抵店の人が折れてくれるのだ。
リサリサは、友達にお土産にしたいと小さい仏像を探していた。
ずらりと並んだ似たような仏像があるんだが、手作りなので
どれも少しずつ違いがあった。
ポーズ、表情、気の材質、木目、クオリティにこだわる。
「これどうだ?」
「うーん手の形が違うなぁ」
「これは」
「表情がつぶれてるんだよね」
「これなんかどう?」
「なんかイマイチかな・・」
「さっきのとおなじじゃん」
「これは色味が濃すぎるから」
「・・・」
「あった、これいい!これにする」
あんまり違いはわからなかったが、納得したので問題ないだろう。
店のおじちゃんに聞くと300B(約1080円)という。
「高いわ!」
首をふる主人。
「100Bに負けて」
「300Bです」
首を振り断わる。
めずらしいな・・・あっさり値引きもしないなんて。はたで見守っていた。
合間合間にオレに耳打ちするリサリサ。
「おかしい。だって似たような仏像、他の店でみたけど150Bだったよ」
「ふむ。その150Bのじゃダメなの?」
「だって気に入ってないもの」
「そうか・・・」
その後も延々主人とやりとりを続ける。
250B→200Bと下げてくれる。
「どうしても100Bにしてくれない」
「それは無理じゃないか?」
「だってこれが他の店で150Bだったのに・・・・200Bじゃなっとくいかないわ」
仕方ないので、オレが変わりに交渉してみる。
「100Bにならない?」
「ノー200B。300からもう値引きした」
「んーだったら、同じのもう一個オレが買うから二つで150Bとかどう?」
「・・・」
けわしい表情をしながら、仕方ないな・・・といった表情をしつつ親父は首を縦に振った。
「150Bだってさ」
「それだとジョーさんに悪いわ」
「いいよ別に、いいデザインだから土産にしてもいいし」
「150まで下がったんだから、100Bまでさがるはずだわ」
「それは無理だろ。もう30分近く粘ってんだから・・・」
「間違いなくボラレテルのに納得いかない」
結局、彼女は買うのを諦めた。
女性の買い物に付き合うとホント疲れる。

・・・・とはいえ、それなりに納得行く商品を各々購入し一服。

彼女はカットマンゴーを頼んだ。
「何これ?米?」
「タイのもち米なんだって、マンゴーと一緒に食べると美味しいの」
「はじめて聞いた」
試しに一切れ食べてみた。
「美味しいでしょ?」
「うん、なかなかだな!」
ウソだった。
マンゴーにもち米はただただ気持ちが悪かった。

オレは、さきほど購入したタンクトップに着替えた。
170Bのところ140にまけて貰った。
現物しかないとかぬかすので
結局120Bまでまけさせた。
他に、
「お箸(5B)」
「手のひらに握るつぼ圧し木片(30B)」
と地味に土産を買う。
カサバラズ荷物にならない土産しかオレは買わない。

素敵なアンティークテーブル。


かっこいいデザインの飾り物・・・
家とかに飾るのかな・・・
とても素敵。

「キャー」
「オウー」
マーケットを巡回する小型バス。
すし詰めの乗客に向かって、ウォーターガンを撃ちまくる女性。
みな楽しそうだ。
二人で歩いていたら。
どこぞ店員の親父ががバケツを持ってみなに水をかけまくっていた。
まずい。さけとこう。
・・・すると
バケツを構えて俺達をおっかけてきやがった。
「わーまてまて」
「きゃあああ」
走って逃げたが、リサがほかの人の銃に撃たれて立ち止まる。
それを狙って親父はあろうことか
バケツごと彼女に水をかけようとしていた。
むちゃくちゃだ。
「おいおいおいおいっっ!!!!!!」
オレはとっさに
親父を止めにかかる。
プロレスじゃあるまいし、両手で組み合う形になった。
親父の右手のバケツには3分の1ほど水が残っていた。
周りにギャラリーが集まる。
俺達をはやし立てる。
「ちょwwwwwまwwwwwww」
親父は笑いながらバケツの水をオレにひっかぶせようとする。
掛けられてはたまらんと、親父の腕をひねって力ずくでバケツの水を
アスファルトにこぼさせた。
親父が腕をふりほどこうとするので
結構な水がオレの体にひっかかる。
「てめ!このやろ!」
怒りのパワーで親父の残りの水をかぶせてやった。
バケツが空になっらので手をふりほどいて
リサリサと一緒に逃げた。
結局ずぶ濡れ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もうヤダ。
マーケットの周りを囲むように、
地元の人たちがフリーマーケットをやっていた。
ここはここで大勢の人で賑わっていたが
俺もリサリサも、もうそこまで回る元気はなかった。

カオサンに戻る。
リサリサは、旅行代理店に頼んでいたビザを受け取るというので
そこで別れた。
オレはまた一人になった。
夜は一人で街をふらつく。






もうこんな感じ。
スゴイ人ごみ。
どいつもこいつもずぶ濡れだ。
そしていい笑顔だ。
そして、水だけでなく
水で溶いた白い粉を誰彼かまわず塗りたくる。
そのため、みんな体のそこかしこが真っ白だった。
それをお椀にいれて持ち歩いているので
混雑している中を抜けているとすれ違いザマに
どこからか手が伸びていて白い粉をなすりつけちゃうのだ。
女の子のグループなんかにあたると
ちょっと嬉しい。


ゲストハウスの前で、よっぱらった若者達が
踊り始める。
それを眺めながら俺は一服。
日本人見当たらないので寂しい。


通りのど真ん中で
どうやら色々なイベントが開催されているようだ。
ミスコンみたいなものが始まったので、見物。

・・・というわけで
ただその辺を練り歩いただけで
オレの全身は水でマミレタ。
こういう祭りも悪くない。
帰国まであと2日。