寝台列車かくありき
朝っぱらから
ペンキくさい。
どうやら内装を大掛かりに変えるらしい。
そういえば
俳優の高杉 亘似のブッチョウづらした工事の兄ちゃんが
昨日から、懸命に回り階段の壁をスクレイパーではがしていた。
今日からペンキ作業か。
シャワー浴びて部屋に戻ると、
作業スタッフが鍵を片手に待っていた。
部屋の窓を取り替えたいとのこと。
「どうぞ」
というと、ガタガタ作業を開始。

オレは仏陀の涅槃な態度(ねっころがりながら)で、ベッドから見守っていた。
遠慮ないなまったく。
あまりに工事がうるさいので
朝飯食いに出る。
香草入りのサンドとパイナップルジュース。

今日は午後3時にピックアップバスが宿に迎えに来るので
早々にチャックアウトをしておかなければならない。
シャワー浴びて、早々に荷物をまとめる。
チェックアウトをしに階段を降りる途中。
彼女達とすれ違う。
「おお!」
「あっ!」
またも桃と伊達に再会した。
まったく縁が深いな。
しかし、えらく疲労困憊した表情だった。
宿はここに決めたそうだ。
今朝方ラオスに到着したばかりらしい。
色々さんざんな目にあったみたいな事を聞いたが・・・
引き止めても悪いと思い。
そこであっさり別れた。
その後、桃からのメールにて状況を知った。
めんどくさいので本人の許可もとらずにそのまま引用する。
文面からすると、オレより酷いボウケンだったようだ。
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フエービエンチャン間のバスについてはいろんな人から
悪い経験談をさんざん聞かされてたから、うちらは万全をきして望もうと思って
1回乗り換えの少し高めのバスを予約したのね(ビンジュオンで予約したよ)
しかもローカルバスは危険だからツーリストバスに【奇数日しか出発しない)乗るために
無駄にフエにもう1泊したの。
これで大丈夫だと思ってたら。。。。
大丈夫じゃなかった(笑
なんかビエンチャン行く人がうちらだけだったらしく、(他の人はサワンナゲート行きだったみたい)
ウチらのためだけにバスが用意できなかったため途中でツーリストバスを降ろされて、
「ローカルバスに乗ってくれ」って頼まれて、
「うちら金払ってんだけど!」って抗議したんだけど無駄で
「じゃ、頑張れよ」
みたいな感じで行ってしまって。。。
仕方なくローカル乗ろうとしたら席が無い。。。
真ん中の通路でさえ埋まってて乗れない。で、運転手と言い合いしたよ笑
結局2時間後の次のバスに乗りました
次のバスの運転手はめちゃめちゃいい人で、バスも空いてて快適だった。
途中で降ろされた時はうちら二人ともキープ持ってなかったし、
どこで下ろされたのかもわかんないし、
みんな英語殆んど通じないしカナリ焦ったけど、
なんとかうちらもビエンチャンつくことが出来たので、今となっては笑い話かな(笑
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・・・笑えませんな。
さて時間をつぶさなきゃな。
そうだ・・・
ナンに会いに行こうw。
市場に行くとおばちゃんしかいなかった。
「ナンは?」
「ああ、今ね。お昼食べにいってるの、もうしばらく待っててくれれば戻るから」
このおばちゃんやけにオレに甲斐甲斐しい。

おばちゃんの友達の店で
お菓子とフルーツシェイク食べてナンが戻るまでのんびりしてる。
おばちゃんと世間話をする。
ここで改めて書いておくと
実はおばちゃんは英語がほとんどできない。
なので実は雰囲気だけでの意思の疎通だったのです。
まぁどこの国のおばちゃんもにたようなもんなの
視線や表情、態度などでおおよその気持ちをさっする事はできた。
ちなみに上の写真真ん中の人がおばちゃん。
北方水滸伝の母大虫・顧大嫂のような人だったよ。
「ジョー」
呼び捨てだったが、オレに気がついてナンが声をかけてきた。
「こにちわ」
と昨日教えた日本語で挨拶される。

ひとしきり時間を潰し、おばちゃんに頼んでナンと記念撮影しておく。
宿に戻るが、
その後、桃と伊達の姿を見ることはなかった。
ロビーのソファーで時間を潰していると
旅行者がひっきりなしにやってきては消えやってきては消え。
気に入った人は泊まる。
そんなやり取りを見つめながら、
目の前で休憩中の仏頂面だった高杉兄ちゃんが、TVで流れていた「トムとジェリー」見て
一人で大受けしている姿が、おかしくて笑った。
定刻どおりに午後3時ピックアップバスが迎えに来る。
バスといっても幌のトラックだけどな。
目の前に座った、ヒョロイ兄ちゃんが「ウォーターガン」を片手に乗り込んでいる。
そうか「水掛け祭り「ソンクラーン」が12日からだったな・・・。
でもまだ10日、いくらなんでも気が早いような。
バスがガソリンスタンドで給油している間に、ヒョロイはガンに水を入れこんだらしい。
街の中を走りながら、
道行く、車や自転車に遠慮なく水をかけまくる。
車はわかるんだが、自転車や歩いてる人にかけるのはまずいんじゃないか?
・・・でもかけられた人たち、みな笑って応えてた。そして楽しそうだった。
これが「ソンクラーン」の雰囲気だとしたら、とてもいい感じ。

国境に到着、バンコクに入国審査だ。

さすがにバンコク入国は人でごった返して、イミグレも炎天下の中、長蛇の列。
とても時間がかかって少しばてた。
疲れを知らないラテン系の兄ちゃんグループ。
始終楽しそうだった。

ノンカイ駅。ここから夜行列車は出発するのだ。

カップヌードル15バーツ(約50円)が売ってたので試しに買ってみる。
結構普通にイケル。日本には無い味だった。
犬は残飯待ちで待機中。
悪いが汁まで綺麗に平らげた。

それでも足りないので30バーツの焼き飯を食った。

電車スタンバイ。

「ノンカイーバンコク」。
すまん。あんま書く事がない。

寝台列車だからベッドに横になれると思ったが・・・
椅子だった。
形状を見る限り、二段ベッドに変形するようだが・・・
このオレを持ってしても、現状からどう変形すればベッドになるのか想像できなかった。
ナイスギミックを期待しちゃうよね。
夕方頃発車。

これまで旅を共にしてきたカバン。
実は荷物これだけ。

世界の車窓から。
つーか森ばかりで、予想以上に景色は普通。
車内禁煙なので、タバコが吸える食堂車に向かう。

外人でごった返す。
ちょっとしたプールバーだなこりゃ。
「ハイ」
先ほどのラテン系グループと相席になる。
隣の兄ちゃんが挨拶代わりにラッキーストライクを差し出してくるので、素直にもらう。
これが彼らの流儀なんだな。
カッコイイ。
人がドンドン流れ込んでくるので騒がしくなる一方。
こりゃかなわんと立ち去る。
そして
全艦トランスフォーメーション!

おお!

あっというまに寝台モードとなりました。
か・か・か・かーっこいいぃぃぃぃ!
上が今晩の寝床です。
こうして・・・・
何も盛り上がる事もなく
あっという間に「ラオス篇」は幕をとじていくのだった。
旅はもう終わろうとしている。