ほうれん荘入れかわり立ちかわり


あいかわらず色々と億劫な体調です。












が相変わらず痛むし、がとまらない。

文章上では普通に会話をしているようにみえるでしょうけど。
実際は、小粋なジョーク一つ飛ばすにしても
喉から搾り出すように発声しなきゃならない状態でした。

ダンシンオールナイのモンタ&ブラザーズのモンタのような感じといったらわかりやすいだろうか?









まーそういうわけなので大好きなタバコは当然吸えない。

口さみしいので
コンビニで
キャンデーを購入するようにしていた。
口に含んでいる間は、なぜか咳が止まってくれるのだ。

就寝中も、咳が出始めると止まらない事が多い。
そのために枕元にキャンディーは欠かせない。


まるで子供のような状況ですが。



以後、このキャンデー武装は、オレの標準装備となる。


ソーダ味が好みだ。




































ムラサキ曹長は昨日のうちに例の「戦争証跡博物館」に行って来たと言う。







「どうだった?」
「まーまーでしたね」

と微妙な感想を聞きつつ

「オレは迷ったすえたどり着けなかった・・・」

「マジですか?」

迷った事が信じられないというムラサキ曹長の言葉に、

「ガイドブックのMAPがね、シンプルすぎでさ」

と言い訳をしておく。









彼は「地球の歩き方・ベトナム篇」を所持していたので、見せてもらう。
さすが一国だけに特化した内容だ。
地図も克明なものが備わっているのでわかりやすい。しかもカラーだから。

なものだから、ベトナム滞在してる連中のほとんどが間違いなく所持している。



オレの手持ちの「メコンの国」はインデシナ主要五カ国を網羅しているんだが・・・
なにせ一国分の内容が端的にまとめられすぎて情報がやや不足ぎみ。
街の地図なども、図案的なレベルのものが掲載されているだけだ。しかも単色。

それでもさして分厚くも無いボリュームに対して、端的に安宿情報等々を押さえているのでパッカーには評判の一冊
(でもほうれん荘の情報が載っていないのはいただけないよ。)



「地球の歩き方」は
やはり宿、食事、観光スポットの情報が半端でない。
ただ、パッカーに特化した内容というわけでもないので、
豪華ホテルや豪華レストランの情報も無駄に存在する。
おかげで分厚くて重い。

コミケカタログみたいなもんだ。



当初バンコク主体の旅しか想定してなったので、オレの手持ちは
今のソレと「地球の歩き方・タイ篇」
しかもそのタイには現在たったの二日しか滞在してないので、ただの
デットウェイトと化していた。
ベトナム篇を買っとくべきだった・・・と考えるが・・・






すぐに買わなくても良かったと気がつく。





























人に見せてもらえば済む話だから。











なので必要と思える宿情報は、暇そうにしていた丸ちゃんの物から入手していた。
・・・というかしばらく借りていた。


コレさえあれば、我々はもう迷うことは無い(ダミド・ペッチ)


















「地球の歩き方・ベトナム篇」を装備し、いざ出発。















道中で、みっけたみっけた。





パチモン玩具がズラリと並ぶ。



旋風神やらガオハンターやら一昔前のヒーローロボのニセモノ達が所狭しと飾られている・・・。
一応、その手の玩具に若干なりとも関わっている仕事なだけに律儀にチェックしておく。













やたらと目立つ純白の着物を着た少女達がたくさんいる。




ベトナムの
アオザイだよなコレ。

多分、下校途中?今日は土曜だから半ドンなのか・・・高校生ぐらいかな?

・・・なんとアオザイが制服なんだね・・・

アオザイは体のラインがストレートに見える。
日本女性には絶対に普及できそうも無いそのタイトなデザインラインは・・・

























エロイ。ベトナム万歳。





























そしてさして迷わずに着いたよ「戦争証跡博物館」
昨日、迷った通りの一本奥にあった。
入館料 15000ドン(100円弱)



ベトナム戦争で活躍した兵器の数々が陳列されてました。

 

 

 


ミリタリー好きにはたまらないかもしれない。














一台だけ設置された飛行機に、目が留まる。

これは!


 













「エリア88」の風間シンが搭乗した
軽戦闘機「タイガーU」じゃないか!





かっこいいぜ。

迷彩塗装が、リアルだぜ。





ていうか
本物ですからね。




中央の建物の中には、ベトナム戦争で活躍したナニガシ言う写真家のフォトが所せましと展示されています。


戦争は良くないですね。


以上。









































ついでに、またもベンタイン市場をうろつくことにした。
困った時には市場に脚を向けるに限る。


雰囲気はこんな感じ。雑貨やら食料品、洋服店が所狭しと店を構える。



店員さん達は、常に座りながら店を構えている。
みな
涼しげなカッコをしている。

かわいらしい娘さん方が、手招きしたり笑顔を向けてきて愛想を振りまく。
昨日のバイトの小娘達とはわけが違うぜ。





通りが狭いため、つい避けザマに彼女達を見下ろす形になるわけだけど。

胸元がのぞけてしまって非常に困る。











なんとなく若い女性ほど、それをわかった上で座りながら声をかけてきているような気がする。


まったくもってけしからん。


























もう一周ぐるりと回ってみようと思った。



































途中、ムラサキ曹長とばったり会う。

彼も一人で市場見物としゃれ込んでいたようだ。
相変わらず
ムラサキのコスチュームに身を包む。

いつ洗濯してんだこの人?
漫画のキャラクター並に毎日同じ服なのだ。



一緒に回ろうと思ったが、帰る途中だというので誘わず別れた。


































「あなた日本の方ですか?」



ここでトートツに
イベントフラグが立った。










すれ違い様。
韓国系と思われるおじさんに声をかけられる。

カタコトな日本語ではあったが普通に会話できるレベルだったように思う。

どうせ暇だったので立ち話をした。


私は、今家族5人そろってベトナムに旅行に来ている。


息子は、日本の東京にあるなんとか言う大学を卒業して、今はこの国で外資系の企業を経営している。

は、今28歳で、これまた東京工業大学卒で韓国のアパレル企業につとめている。


美人気立てが良いが、いかんせん結婚願望がなくいまだに独身だ。




下に
がいるがそれはまだ高校生




ベトナムの息子の家に、家族四人で遊びにやってきた。

日本がとても大好きなので、何度も旅行にいってます。

とかなんとか日本に馴染み深い家族であることがわかる。








これから家族そろって息子の住まいで食事をしますが

よかったら是非ご一緒にどうですか?


















ああ、それは光栄なお誘いだな。

口ぶりからおそらく美人の娘さんなんだろうな・・・

その高校生の娘も興味あるな。

やっぱ日本人としては、こういう親切な人は大切にしなきゃね。






























って・・・行くかボケ!











超うさんくさいので、丁重にフラグを叩き折っといた。

おっさんさ.
仲良い家族のクセにたった一人で行動してる時点でOUTだよ。
オレをだますのならその娘さんの一人でも連れてきていれば成功率がグッとあがったのにな・・・(ただし美人で)
おあいにく様だった。




しかし

あのまま付いていったら一体どんなハプニングがオレを待ち受けていたのだろうか・・・。
その興味だけはいまだに頭をはなれません。

















市場の中心部は、屋台がたくさん並んでいる
夕飯には時間が早すぎるのか人はまばらだ。

ふらつくオレに、
やけに声のでかいおばちゃんが現地の言葉で声をかけてくる。
当然聞き取れない。

多分、食っていけ。てことだろう。

まだ下痢気味ではあったが、食欲がまるでないというわけでもないので
一品いただくことにした。

なんか大声で話しかけてくる。

ああ、陳列された食材を好きに選べってことかな?

ほどなくオレが選んだ食材を慣れた手つきで炒め始める。
なんかの肉と、青野菜の炒め物が乗ったライスがでてきました。



正直。いまひとつ美味しくない。






それでも

美味しいでしょ?
と聞いてきているかのような笑顔を向けるおばちゃん。



はにかみ笑顔をむけざるを得ないよな。

20000ドン(120円ぐらい)だった。


























ほうれん荘に戻る。


神・マゲのすけは、朝早くからカンボジアへ向けて旅立っていた。





彼とは昨晩から結構色々話した。
一番ウマが合ったかもしれないが、
生憎も進行方向は間逆だったのでつるむ事はかなわなかった。
とても残念でならない。




















もしかしたらコレは
恋?

ウホッ。






















西に向かって行くという事で、最終的にバンコクに居つくことになるという。

オレの帰国タイミングが4月13日にバンコクだと知ると、なぜか
唖然とした顔をする。

「その時期、バンコクが
「ソンクラーン」だって知ってはります?」
「ああ、あれだろ。
「水かけ祭り」。ガイドで読んだ。無礼講で水鉄砲打ち合うとか・・・」
「そのタイミングに帰国なんすよね?」
「多分、カオサンロードあたりに宿とるけど」
「カオサン!?あー。ヤバイすわ」














彼の話によると
カオサンロード「ソンクラーン」は一番盛り上がってしまう場所らしい。
祭り前後から、無数の人間が水鉄砲を持ち歩き誰彼かまわず水をかけ合うようになるそうだ。
空港に行くまでに、うかつに街中歩くと遠慮なく水ビームを照射してくるのだから

ずぶ濡れの状態で空港に行く羽目になるのは必至。




そんな状態にならないためにも帰国前日の宿選びは慎重にした方がいいですわ。
人通りの少な目のカオサンの中心からできるだけ離れた宿。
なるべく宿の前にタクシーを付ける事ができる立地であること。

そこまでしないとずぶ濡れ帰国だという事実という事なんだが
正直ピンとこない。


「ボクもソンクラーン時期、カオサンに入ってるかもしれませんので合流しますか」
「それはいいね」
「それじゃ、ぼくの良く使うお勧めのドミトリーあるので、そこで再会といきましょう」
「いくらなのそこ?」
「一晩80B(300円)」
「OK」
「場合によっては隣街のチェンマイに逃げちゃうかもしれませんがね」
「まー会えたらラッキーってことで」





そしてその夜










俺達二人はベッドを共にするのだった。








































二段ベッドの上と下だからな(笑)

















「ほうれん荘」は相変わらず人の入れ代わり激しい。

朝方、マゲのすけが抜けると同時に


日本人。
少しふっくらしたショートヘアのメガネっ娘が入ってきていた。
風呂上りの少し濡れた髪にピンクのTシャツ姿のまま、軽く挨拶される。
歳は多分20中盤。
化粧はごくごく薄めである。

一晩泊まって、明日にはカンボジア入りするんだとか・・・。
プノンペン経由でアンコール遺跡見物に向かうと言う。
少しカンボジアの話をしてあげたら喜んでいた。

Tシャツからこぼれんばかりの
すごい巨乳で、宿の男どもの話題となっていた。
まるでスレていないので、傍から見るととても危なっかしい旅行者にしかみえない。
人が良さそうなので、道中だまされなければよいが・・・・



日本人。パッカーコンビ
口ひげを蓄えた小太りの兄ちゃん・ケンと、
頼りなさ気な風体ながらも笑顔がデフォルトの痩せっぽちの兄ちゃん・ゼン

もはやほうれん荘の主と化した丸ちゃんと打ち解けて仲良くしていた。
どうも同世代の学生上がりのようすだ。
若いってのはいいことだ。



そんな面々を確認。



















例のボサ子はひとまず退院はしたようで、
しかして病み上がりの癖に無理をして即日、伊達とどこかこかに言ったとか・・・。

メモには「ビーチに」と書いてあったのでベトナムの三角州地帯「メコンデルタ」あたりを見に行ったのかもしれない。
・・・がその辺は定かではない。

ここでボサ子というあだ名も不憫なので、連れの伊達に対してと名づける事にする。















桃と伊達。

うん。いい感じだ。


そんな、桃はやはり宿ではベッドに横になって体力回復につとめている。
咳はあい変わらず止まってないようだ。悪化しちゃったんだろうな。






周りの連中含め

もう少し、静かないい宿に変えた方がいいだろうと薦めてみる。



伊達の判断で、ほどなく、彼女達はほうれん荘を後にした。



















彼女らの空いたベッド。
いつの間にかシーツが交換されており。

夕方。

南の虹のルーシーと言うブロンドオサゲのメガネっ娘が桃が入ってた隣のベッドに。

グッタリ





もう一人女性パッカーが別に入る。ヨーロッパ系かな?

ZZZ






挨拶もそぞろに、着いたと同時にベッドに横になる二名。
ずっと体力の回復に努めていたため、ろくに話ができなかったズラ。

女性の一人旅は大変なんだなと改めて感じた。

ちなみに写真は
翌日の昼にとった。ずっと寝てんだもんなこの二人。
盗撮ではない。この写真にはいやらしさを感じないように配慮した。つもりだ。


サービスサービス





















その



「まじっか?まだ21なんスかー?」
「え?いくつなんです」
「オレ、23ッスよ」
「ああそうなんですかー」
「いやー全然、21にみえないっスねー落ち着いてっから〜。オレよりずっと年上と思ったス〜ー」
「そうかな〜」
「すごいスねー。やっぱ、いい大学とか出てるんスかー?」
「いやそういうわけでは・・・」
「でもマジ超おちついてっスからー。年下とはおもえないんスよー」
「まーそうかもね・・・」


・・・と
困り顔の丸ちゃん。











ジャニーズの友達だという一人のパッカーがほうれん荘に現れる。

ネプチューンのホリケン似のボケーっとした、
ニキビズラでしまりの無い顔をした23歳。



彼らは中学時代からの友達で、中国から南下する形で旅を続けていた。
ところがホリケンが中国で、風邪をこじらせて寝込んでしまう。
そのまま二人で中国にいついても仕方が無いということで、
COOLなジャニーズだけ先行でベトナムに入ったのだそうだ。

そして三日ほどの差で本日ホリケンと合流することができたというスンポーだ。















そしてこのホリケンがとにかくバカで困る。
















ムラサキ曹長丸ちゃんオレジャニーズホリケンで趣味の話題になった時。


丸ちゃんが、
マラソンが趣味だと語る。
駅伝に出たんだがインターハイにでたんだったか
大会でいい成績を残すほどのランナーだったそうだ。
ホノルルマラソンにも参加したとかなんとかいったたっけ・・・

ちょっとうろ覚えで判然としないけど

ともかく
丸ちゃんは本気で一所懸命にマラソンに打ち込んでいたんです。
・・・ってな話をしてみなでしきりに感心していた。



そこで
ホリケンも絶賛のあらし

「まじっスかー。すげーーっスね。マジ、オレ、なんか尊敬しちゃうスよー」

もうなんというか
今時の若者みたいな軽いしゃべりで
「ス!ス!」少しうっとうしい。





「い
やー。実はー。オレもー。結構、マジでマラソンやってたんすよねー」

「ああ、そうなんですか?」
「何かの大会とか出てたの?」





意外な展開に盛り上がる面々だったがムラサキ曹長の質問に、彼はこう締めくくった。



























「体育で」


























一瞬。時が止まった。






















ムラサキ曹長が
呆れ顔で爆笑。


「え、なんすか?なんか面白かったすか?いやマジ、体育で走ったんすよー」



「いやそういう問題じゃないんだけどさ。体育ってクハハ」





彼は
ド天燃だった。
















バカが来た。
























ジャニーズいわく、彼は普段はこんなにしゃべるようなタイプではなかったらしく。
この旅につれてきてから大分雰囲気が変わったんですよ。と言う。
そうは見えないんだが、とみなで口をそろえて驚くのだが・・・・

確かに引っ込み思案な印象はなくもない。
あのしゃべり方に、頭の悪さはぬぐいきれないが・・・





おもしろければそれでOKだと思った。




その後、彼らの中国から渡ってくるあたりの武勇伝を聞かされた。
多くを語らないジャニーズと違って、ホリケンは例の口調で延々自慢気に話をする。


真夜中にもかかわらず笑いが絶えない。


笑いの原因は彼の、頭の悪いしゃべり方にある事をホリケン自身気付く事は無かった。




「マジ、うけるっしょー!」









おまえにな。






















現状、把握してる時点で。


ムラサキ曹長は、明日、ニャチャンという言うビーチタウンへ北上。

セシリアは、明日、ニャチャンのちょい南にあるムイネーという高級ビーチリゾートに言ってみたいという。

ジャニーズホリケンは、明日にはプノンペンに向かうと言う。

丸ちゃんは、まだ送金待ち(笑)



さながらカンボジア入りベトナム北上の二通りの道が交差する様相を呈すここホーチミン




人の出入りが激しくも、中々魅力的なキャラクターが毎日登場してくれるので
とても居心地が良すぎるほうれん荘

もう一泊ぐらいはしてもいいだろう。






しかしそろそろ行き先を考えないといけない。














丸ちゃんから借りた「地球の歩き方・ベトナム編」を読みながら

オレはこれからの
ベトナム・パーフェクト・SEIHA

略して
B・P・Sの計画をメンミツにマジ検討し始めていたッスよ。




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