意外とご存じない・・・・毛布マメ知識

さて、冬の防寒寝具の代表選手と言えば「毛布」
でもその種類や使い方など案外とご存じない方が多いようです。
ココでは毛布について簡単に説明いたします。
どうでもいいようなことですが・・・・、
せっかくの機能を充分に発揮していないことは不利益ですからね。。。(^_^;)

アクリル毛布の大分類
アクリル毛布は「合わせ毛布」と呼ばれる
2重毛布(2枚合わせ)と1重毛布があります。
一般にマイヤー毛布と呼ばれるのは加工
の方法でカール・マイヤーいう人が
その編み機を開発したのにちなんで
ネーミングされています。 マイヤー毛布が出
てくる以前はタフト毛布と呼ばれていた織り毛
布が主流でした。
2重毛布も1重毛布もお使いになるときは
ラベルの付いている表側を
肌に当たるようにして下さい。

基本的に表面(ラベル面)の方が加工や
糸が良質です。
1重毛布は一般に「ニューマイヤー」と呼ばれ
2枚合わせよりも加工に手間がかかり高価に
なります。但し、マイヤー毛布に限っての話で
す。
ヘムと呼ばれる四方のテープ、この素材
にトリコットを使っている品は量産品で肌に引っ
かかりを感じます。(写真右)それを緩和させ
るためチンチラや綿のテープを使っている商
品が増えてきました。また、首に当たる上部
だけは巻き返し加工して触りの良いように工
夫した商品もあります。(写真左)基本的にア
クリル毛布は高級になるほど細番手の糸を
使用し、目を詰めて仕上げますので重量が
重くなります。

「シール織り」はこちらへ

毛布の種類(加工法別/主にアクリル素材)
毛布は「編む」「織る」「植え付ける」という
加工法で種類が分かれます。
毛布1枚の重さ=2.4〜3.0kg
両面とも肌触りがよく、
大変暖かい。
ボリュームがあり豪華。
毛抜けが少ない。
毛布1枚の重さ1.5〜2.0kg
肌触りがよく、軽い。
家庭洗濯機で洗える。
毛抜けが少ない。
コンパクト収納ができ、
今後の主流商品と
されている。
毛足になるパイル糸に、毛布の常識を破った高級細番手で編み上げるのが特徴で、
ソフトな感触を生み出すことができます。
2枚を合わせたマイヤー毛布と1枚もののニューマイヤー毛布があり、
毛足が長く、肌触りが柔らかな最高級のニット毛布です。現在の毛布の主流商品となっています。
毛布1枚の重さ=1.5〜1.6kg
加工が簡単。
毛玉ができやすい。
毛布1枚の重さ=1.5〜1.8kg
コストが安い。
両面がやや荒い。
ウール毛布で代表される伝統的な織り方で、
細いタテ糸と太いヨコ糸を使って二重に織り、
それを起毛して仕上げます。
ジャガード機を使って、美しい模様が
作り出されます。
基布にパイル糸を植え付け、
それを起毛した毛布です。
織毛布と違ってタテ糸の代わりに綿布が
芯地になっています。


毛布素材はアクリル・ウール・綿(めん)などが主流ですが
最近では商品の差別化でシルクやキャメルといった
高級素材の商品流通量が増えてきました。
またアクリルなど化繊毛布も素材の研究が進み、
いろいろな機能を持たせた繊維の
毛布が登場しています。

あくまでも私の個人的な意見ですが
高級素材の多様化は売る側の人が
どれほどその素材の特性や機能性を熟知し、
区別できているかに疑問が残ります。
高級素材使用毛布の
販売は、お店側の客単価を上げるためだけの
目的にならないよう、お願いしたいものです。。。

最近ではアレルギーの研究が進み
「綿(めん)毛布」の認知度が高くなりました。

綿(めん)毛布はホコリが多い、暖かくない、肌触りが良くない
と言われ、なかなか消費者のみなさんに受け入れられません
でしたが、綿素材のため「低刺激」ということや
アクリル毛布はウール以上に重く、
掛けふとんと併用するには重たすぎるという理由で
ようやく「綿(めん)毛布」の存在が認められてきました。

また、アクリル・ウール毛布はともに、洗濯はクリーニング店に
出さなくてはいけませんでしたが
綿(めん)毛布ならご家庭で洗濯することができます。

 消費者の毛布に対するイメージが時代と共に
「軽くて、家庭で洗える毛布」というものに変遷し、尚かつ、羽毛ふとんの普及とともに
健康志向が強まり、天然素材を重視する傾向が見られ始めてきたことも
「綿(めん)毛布」普及につながりました。

毛布自体の加工法も研究され進みました。
加工方法は「マイヤー編み」と「ジャガード織り」、「シール織り」などで
ジャガード織りは素材のボリューム感を損ない、ホコリも多いようです。
マイヤー編みとシール織りは風合い良い仕上がりで抜け毛も少ないのですが
ジャガード織りの毛布に比べて高価になります。

天然素材でしかも「長繊維」を、理想的な毛布に仕上げるための研究が進み、
試行錯誤の結果 、現在では『シール織り』がMoreBetterな加工方法です。

 もともと「シール」とはアザラシの毛皮のことで、
ぬいぐるみの生地やモケットなどを、和歌山県高野口で生産していました。
「シール織り」は独特のヨコ糸を引き抜く手法により、
パイル糸を表面 に引っ張り出すのですが、そのパイル糸が織物にしっかり挟み込まれているため、
織物から抜け落ちることがほとんどないのが特徴です。



また、表面 も起毛による処理でなく、織り込まれたパイル糸の撚りをほぐすことによって
風合いを出しているため、綿落ちしないという特徴も併せ持つのです。
 従来にはなかった肌触りの良さと、優雅さを感じさせる豊かなドレープ性、
シルクのような光沢感があり、水洗いしても毛抜けや形状の変化はほとんどみられない
シール織り「綿(めん)毛布」は日本の高度な技術が
開発した世界の逸品です。
もちろんこの技術は、現在の中国には存在しない加工法で
和歌山県高野口が国内シュア90%を占める一大産地です。


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