天文写真館
(2003/11/01〜2003/11/15)
___ 10月末流星統計  ̄ ̄ ̄
UFO
Captureを使う分には都市と地方との差はあまり現れないようです。
日本全国で一斉に同じレベルの観測を行い流星の3次元解析データを取ることも可能だと思われます。
すごいツールができたものです。
撮れた流星が妥当なのかを確認するにはグラフ化が手っ取り早いです。
10月の下旬の224個を統計処理すると下のようになります。
光度-個数分布
時間帯-個数分布
4等からがっくり少なくなるのは私のところのシステムの限界だと思います。
TVキャプチャボードを変えるか録画の輝度を変えると結果も変わると思います。
時系列は事実上0時から4時までの統計です。
0時までは虫の嵐が面倒であまり稼動させてませんし、記録終了は5;30でした。
それを念頭に見ると数の割りにちゃんとデータになっているようです。
この数字をどんどん積み重ねると確からしさは上がるのですが、あくまでうちのしシステムでの確からしさです。
良いシステムが組めればさらに限界等級が上がるはずですね。
ただし、良かろうが悪かろうが自分のシステムの標準統計を持っていることは大事なことです。
標準統計があれば流星群による偏りも推し量ることが可能になるからです。
では標準統計がどれほど必要かというと・・・よく分かりません。
まぁ、2000個を目標にしようかなと思っています。
___ システムは一日にして成らず  ̄ ̄ ̄
11月になってあまりよい天気はありません。
10月7日帰宅すると怪しい天気ながらも晴れていたので去り行く火星と来る土星を撮りました。
木星はにまで付き合うような天気ではありません。
何しろ十三夜です。
03/11/07 火星21:30
20cmF10シュミット
x3バロー直焦点
ToUCam+Lフィルタ
600コンポジット
03/11/07 土星
20cmF10シュミット
x3バロー直焦点
ToUCam+Lフィルタ
600コンポジット
火星はかなり苦しいです。
土星もシーイングが怪しいです。
天気の下り坂でもありますからしょうがないですか。
一応、晴れですから宿題を。
2003/11/07 22:47
エンケ彗星
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
8コンポジット
吉本さん情報で派手に拡散しているとは聞いていましたが、彗星らしいイメージではありません。
核がきっちり見えてますから星図とつき合わせて位置は確定できました。
画像自体が周辺減光しているようにも見えますが彗星の周辺部かもしれません。
おまけは惑星状星雲です。
2003/11/07 NGC7662
エンケ彗星
20cmF10シュミット
TGv-M直焦点
256フレーム
8コンポジット
青い雪だるまです。
白黒だと説得力がありません。
LRGB体制ができたら格好の対象だろうと思います。
さて、天気が悪けりゃ日誌が進みそうな週末ですが、次々にシステムの改善が必要なのでせわしいです。
今はもっぱらUFOCapture関係の改善ですわ。
まず、処理速度の不足で、Athlonの1800+ではCPU負荷が100%にへばりついたままになります。
次にハードディスクの容量不足の不安が慢性的について回ります。
そして、TVキャプチャボードの性能に疑問があります。
どうせなら一度にこれらを改善したいし、それにふさわしい雨で満月の週末です。
マザボはA7N266-CでBIOSを上げればAthlon XP
2600+にも対応するようです。
HDDだってあとひとつソケットが残っています。
キャプチャボードも推奨に近いELSAのものなら調達できそうです。
予算は・・・なんとかできる・・・ゑぇゐ!何とでもなれ!(またやったか、懲りないねぇ。)
と、腹を括るほど検討(?)したせいか、一滴も飲んでないのに翌日は頭痛。
ショップに行って予定の行動をとろうとしたら・・・OSなしP4の2.8Gが7万円・・・いかんいかん、見ないふりをしよう。
そりゃ、新しいPCは欲しいけどOSとソフトのインストールがどれだけ大変かは存分に知るだけのキャリアがあります。
何しろパソコンに触って25年ですぜ。
自作歴10年は伊達じゃありません。
そそくさとAthlon XP 2600+、120GB HDD, ELSA EX-VISION
500TVを掻き集めてレジに載っけます。
頭痛薬は嫌いなので少々ぼーとしたままでPCのはらわたを出してまずはAthlon交換・・・の前にBIOS更新。(危なっかしいなぁ。)
起動ディスクをDOSで作ってBIOSツールを入れて起動!・・・しませんね。
自作歴10年ですがこの2年ほどソフトのインストールしかしてないもんねぇ。
予備のFDドライブに交換して起動!・・・おかしいなぁ。
自作歴10年でも頭痛持ちでは実力も出ないんですかね。
きっとFDケーブルの極性を誤ってるに違いありません。
ケーブルを取り回しなおして起動!・バシュッ!
あまり家人に知られたくない閃光と異臭が発生。
FDドライブの電源コネクタを間違って1本ずらして取り付けた結果です。
自作歴10年のわたくしとしたことが猿が弘法から落ちた次第です。
おかげでFDドライブが壊れてしまいました。
10年前の化石FDドライブだから泣きゃしませんけどね。(強がるなってば。)
慎重にFD起動不能の原因を調べると起動順序がHDDより後ろになってました。
これじゃ10年かかっても起動しません。
自作歴10年でもトホホの種は尽きやしません。
ほいじゃま、起動・・・しないのでXPでme-DOSの起動ディスクを作ってようやく成功しました。
自作歴10年でもなんと言いましょうか、マザボの交換枚数も一桁ですから、たいした修羅場は見てないわけで・・・エラそうなことを言ってはいけません。
頭痛が酷くなりそうなので自責はさっさと打ち切ってAthlonを交換します。
今度こそ一発起動!・・・って、当然ないわけですが、そこはキャリアで電源コネクタをきっちりさしなおし、保険の意味でUSBキーボードをPS/2キーボードに換えて、起動!・・・しました・・・・・25年もパソコンに触ってりゃこの程度のツボは分かる!(・・・リキむなってば。)
意気揚々とキャプチャボードを取り付け・・・って、スロットいっぱいじゃんか。
素人目にはそう見えても実は稼動頻度が低いCOM2がブラケットを塞いでいるだけの話ですよ、ハッハッハッ。
さっさと取り付け、ドライバをインストールし快速なCPUスピードで・・・何か変です。
プロパティを調べてみるとAthlon
1800+と表示されるじゃないですか。
BIOSでの設定がまだですな。
BIOS自動で設定されるはずなのですが×15.0倍の133MHzと設定し起動!・・・???。
フリーズしてますわ。
CMOSをリセットして確認するとCPUパラメータが見えないもんねっ!っと、BIOSが開き直っています。
25年もこんな酷い仕打ちを受け続けている自分が悲しい!
その分、多少は打たれ強くなっているので、11.5倍から上がらない倍率に見切りをつけてFSBをシビアに上げ、最後にHDD増設にかかります。
増設データ用HDDは過去の経験からOSの対応が幅広く容量が実用的なFAT32でフォーマットすべく、Windows98の起動ディスクで全域を論理ディスクに指定・・・って、俺、今、ドライブの指定したっけ?
ドライブの指定をしないとCドライブが対象になるわけで・・・Cドライブは当然、システムディスクであるわけで・・・システムディスクには過去の諸々のデータのバックアップとインストールの面倒を嫌った元のOSとソフトとドライバとパッチの山が詰まっているわけで・・・再インストールをすると週末程度で終わるわけがないわけで・・・素人以下だ・・・・・・・(沈没)。
データの山は上書きされていなかったので助かったのですが、頭痛が悪化して寝ました。
P4の2.8Gが7万円ってぇのは凄く安くて楽でいいと思いますよ、実体験として。
(少しは経験値を上げてくれよ。この項だってHP作法からドッパズレたひでぇ書き方だし・・・。)
Athlon XP 2600+にはThoroughbredのL2
Cacheを512Kにした Bartonのものがあり、こいつの倍率がたまたま1800+と同じ×11.5で事態をややこしくしたようです。
FSBを指定の166MHzにしたらちゃんと・・・Athlonは実クロック表示ではないので釈然としない上に安いDDRを使っているのでCPU/Memクロック比を上げないと動いてくれないのでした。
(どんどん沈みつつ閑話休題。)
___ 晴れた朝には星が降る  ̄ ̄ ̄
11月に入って天気はあまりよくないですがUFOCaptureは絶好調です。
ウィークデーでも自動観測ですからありがたいです。

2003/11/04
中央上がふたご座です。

2003/11/07
右からおうし座、オリオン座、ふたご座、かに座、しし座

2003/11/08
右がふたご座です。
さて、先のような経緯で(どんな経緯だい?)導入したELSA
JAPAN のEX-VISION 700TVはIO
DATA のGV-BCTV5/PCIとどう違うのでしょう?(おんなじでした、じゃ報われんわな。)
端的に書けばELSAの方が暗さに強い半面ノイズに弱いです。
望遠鏡で強拡大すると逆に見えにくくなるのと似たようなものですか。
この働きはWAT-100Nも共犯で、地方の暗い夜空では限界までゲインが上がるのでノイズが乗りやすくなるようです。
IOはうまくノイズを押さえ込みはしますが全般にもう少し明るくしても良いのではないかと歯がゆくなります。
TVキャプチャとしてはチューナー性能や操作性などIOの方が分かりやすくてよいのですが、流星ホイホイ計画のツールとして考えれば悩ましいところです。
結局、従来はフルゲインだったものを2/3ゲインにまで絞り、鮮やかさと鮮明度のカラーに関するファクターを絞り込んでいます。
日頃の流星観測スタイルはこんなものです。

このベランダの続きの部屋にメインPCがありますから自動的に観測視野は南天から天頂になります。
西側はもろに市街地であまり使いたくありません。
カメラはこんな調子です。

少々頼りないですね。
更に頼りないのは正面から見ると分かります。

普通はレンズだけなのでしょうがCBCはレンズの外側にカバーがある形式で、雨にはいかにも弱そうです。
そこでこうしました。

マルミのステップアップリングで40.5mmから52mmにあげ、マルミフィルターのウォータープルーフのMCフィルターをかませ、ラバーフードをかませてみました。
月光にも強くなることを期待しました。
キャップも付けられますし、フードも折りたたみ可能です。

監視体制はこんなになります。

後はレインコートでもかければ完璧ですか。