天文写真館
(2003/11/23〜2003/11/24)
___ 秋吉台観望会流れの皇座山Part2  ̄ ̄ ̄
乗ったところで散光星雲もいってみましょう。
2003/11/23 M78
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
16コンポジット
2003/11/23 NGC2024
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
16コンポジット
2003/11/23 馬頭星雲
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
16コンポジット
馬頭星雲がそれらしく写っています。
今までのは馬頭星雲「みたいな」写りだったので大違いです。
これならカラーにする価値がありそうです。
Yukioさんの作例が意味するところが少しわかりました。
ついでに贅沢写真も撮ってみましょうか。
冬の銀河です。
2003/11/23 冬の銀河
TGv-M+6mmF1.4
256フレーム
4コンポジット×6枚合成
夏ほど派手じゃないです。
最後はオリオン座大星雲でお遊びを。

トラペジウムも星雲も見えるでしょ?
普通に撮ると絶対にこうはなりません。
![]() 256フレームスタック |
![]() 128フレームスタック |
![]() 64フレームスタック |
![]() 32フレームスタック |
![]() 16フレームスタック |
![]() 8フレームスタック |
![]() カメラスルー |
これを合成しちゃうと上のようになります。
それがどうしたと言われても困っちゃいますが、M31でも同じ手をつかえれば面白そうです。
___ 秋吉台観望会・・・のリベンジ  ̄ ̄ ̄
三連休の日曜日の夜は翌月曜日が休みで、しかも快晴で放射冷却が見込まれます。(気温が下がることを喜ぶようでは天文廃人の手前ですな。)
これで観測しなきゃいつ観測するかというタイミングです。
で、皇座山にするか津和野にするか・・・なんと秋吉台なんですわ。
出入の某喫茶店のマスターに25年前の天体観測とのギャップを見てもらうつもりなのです。
従って、比較的近い秋吉台を選んだのです。
昨日は下見をしたようなものですな。
零時に待ち合わせをして10時頃からセッティング。
雲ひとつない状態で楽勝ワンスターアライメントですよ。
きっちり極が出たら、x0.33RD+TGv-MをDVカムに繋いでオートスターにはステラナビゲータを繋ぎキャンプマットの上に置き、自分もキャンプマットにごろ寝します。
防寒も厳冬期仕様ですから霜が降る程度なら屋外でそのまま仮眠できるほどです。
時間待ちにちょいちょいと撮影しときます。
2003/11/23 NGC253
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
12コンポジット
2003/11/23 M33
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
12コンポジット
2003/11/23
LINEAR彗星 2002T7
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
12コンポジット
ディテールが出ると嬉しくなりますね。
冷却CCDに人が走る理由がよく分かります。
しかし、LX90-20の追尾精度で冷却CCDや銀塩の撮影時間は難しいのでTGv-Mの8.5秒止まりは合理的です。
精細さを上げるには撮影コマ数を増やすだけですからコンポジするときにCCDのドットも消えるので都合がいいです。
この日は連休のせいかアベックも多く、少々賑やかですが銀塩のように目くじらを立てる必要もありません。
それにしてもこの寒いのに何を好きこのんで・・・って、向こうもそう思ってますよ。
駐車場に寝転がってPCから適当に天体を選んでDVカムの表示を見て喜んでるんですからね。
この観測スタイルは癖になりそうなほど楽です。
ステラナビゲータ上で目標の天体を選んでクリックすれば手元で天体が表示され、気に入ればリモコンで記録すればいいのです。(ごろ寝でテレビデオ状態の親父と動きが大差ないぞ。あとはビールに枝豆か?)
ところがこのスタイルだからこそはじめてまともな彗星撮影に成功したともいえます。
刻々と位置を変える彗星に対してステラナビゲータは着実に追尾してくれました。
次は国際宇宙ステーションISS!・・・あれは毎分数十度もの物凄い速度で移動するのでうちの全システムの能力を総動員しても精度不足で沈んでしまいそうです。
それを何とかしてしまった富山市天文台の人工衛星写真にはもはや言葉がありません。
今日、いささか気になるのは東の山口市方向で、「アモーダル・サスペンション」という140kWのライトビームのショーを明け方までやっているのです。
その様は要塞が強力なサーチライトで敵機を探すようです。
半径15kmで光索を「楽しめる」そうですが、この日の天候では半径30kmはとどいていたようです。
萩/徳地/新南陽/宇部/美祢/長門の広範な観測者には寝耳に水の事態であったのではないかと思います。
11月24日に終了ということですし、今日のところは撮影がメインではないので「これも有り」としちゃいます。
そうこうしてるうちにマスターも登場です。
「そんなところで転がっとるから分からんやんか。」
「これが一番楽なんじゃ。」
「これ何?」
「すばる」
「アルキオーネしか見えてないぞ。」
「M31を観れば事情がわかる。それ、ポチッとな。(PCからインディケート/クリック))」
「中心しか見えてないじゃないか。」
「濃淡も分かるだろうが。M33の方がいいかな。ポチッとな。」
「おぉ、いいではないか。トラペジウムはどうだ?」
「そこまで高倍率じゃないけど、スタックを減らせばこんなモンだな。」
「感度も変わるのか。これはなかなか。」
「このPC画面に表示してある天体なら、まず見えるよ。これはNGC天体かな。ポチッとな。」
「NGC2403?メシエじゃなくてもこれだけいけるのか。」
「馬頭が見えたら面白いけど、どうかね?」
「おいおい、見えてるよ。たいしたもんだよ、こりゃ。」
ってな調子で、お茶やコーヒーをご馳走になりながら銀河や星雲をグルグル巡りをします。
カメラをToUCamに付け替えて土星/木星とご馳走します。
03/11/23 土星
20cmF10シュミット
x3バロー直焦点
ToUCam
600コンポジット「カッシーニって初めてまともに観たよ。」
Lフィルターなしの手抜きなのですが、ありがたい弁です。
実のところマスターは眼鏡必須なので液晶からリアルタイムで見るスタイルは楽なのです。
覗くたびにピントを合わせて目を凝らして濃淡を見極めるのは骨です。
私が楽だと感じているということは、かなりバリアフリーな方法だともいえます。
「いいなぁ、一式でどれくらいするんだ?」
「業務用冷蔵庫ぐらいだな。」
「冷蔵庫なら商売に使えるが、望遠鏡は使えんぞ。」
「ボチボチ帰るか。」
「じゃ、撤収するか。おぉ!テーブルの天板が凍ってる!」
本シーズンの最低気温なのでした。
では、そこそこのコンディションでのそれなりの成果を。
2003/11/24 M97
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
16コンポジット
2003/11/24 NGC1023
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
16コンポジット
2003/11/24 NGC2403
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
16コンポジット
M97はメシエ最難易度天体の一つですし、NGC1023なんてカタログによっては13.8等とまで酷評されているマイナー天体ですよ。
やはり撮像デバイスにとっては冷気は良いことなのです。
反面、人と電池には厳しいですけどね。