天文写真館
(2003/12/16〜2003/12/26)


___   地獄の極楽観測    ̄ ̄ ̄

 12月20日の天気予報はかなり難解で各予報が一致していません。
 西高東低の季節風ですから仕方ないですね。
 季節風のワンパターンなら日本海側は雪/曇りで瀬戸内側は晴れです。
 当然のように皇座山行きです。
 22時過ぎに着いたのですが何しろ強風でカノープス狙いの人がいただけです。
 風除けに中腹駐車場まで移動し設営しましたが突風が気になります。
 気温は酷く低いわけではないのですが車の中から極楽観測にします。
 5m延長を準備したのですが「あ゙っ、モジュラーじゃない!」オートスター/シリアルの接続ケーブルはRJ12という受話器などに使われるものだったのです。
 でも、車まで引っ張るには十分です。
 車でヒーターをかけてPC上に表示される銀河のマークをクリックして導入し、構図を決めたらLiveCapture!を9秒インターバルでBMP記録し、手元のタイマーで2分(12コマ)たったら次の銀河に移ります。
 正味2分で次の撮影対象を決めるのでは忙しくて大変ですから予めEXCELにリストアップして撮影したら消しこんでいきます。
 車窓から南を見るとやはり少々雲がかかっており、風で画像も揺れますからパーフェクトとはいえませんがポケットウイスキーとおつまみを楽しみながら淡々と撮影は続きます。

 薄雲ならどうにか透過して撮影できるのですが3時前になって全天曇ってしまい一旦仮眠し、4時過ぎから再開し薄明まで引っ張ります。
 高度をギリギリまで稼いでケンタウルス座Aで打ち止めにして構成を変えて木星を撮って終了です。
 戦果は銀河69と星雲2に木星です。
 この2年間で記録した銀河の数は50個ほどですから、使える画像がどれだけあるかはさておき大変な数字です。

2003/12/20-21
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
7〜13コンポジット


M31

M32

M33

M51

M63

M64

M65

M66

M74

M77

M81

M82

M83

M94

M96

M101

M104

M105、NGC3384,3389

M108

M110

NGC147

NGC185

NGC247

NGC404

NHC488

NGC613

NGC720

NGC772

NGC891

NGC908

NGC925

NGC936

NGC1023

NGC1097

NGC1316

NGC1332

NGC1344

NGC1365

NGC1398

NGC1399

NGC1404

NGC2403

NGC2683

NGC2768

NGC2775

NGC2784

NGC2841

NGC2903

NGC2976

NGC3077

NGC3115

NGC3344

NGC3377

NGC3585

NGC3607,3608,3605

NGC3621

NGC3628

NGC3640

NGC3923

NGC3953

NGC4395

NGC4656

NGC4565

NGC4631

NGC4725

NGC5128

NGC7217

NGC7331

IC1613

 以上69個です。
 難易度が高いのも低いのもありますがこれだけの量になるといちいちコメントがつけられません。
 大型天体を除いて2/3にトリミングしてあり、撮影条件はほぼ同じなので参考にはなると思います。
 撮影コマ数は元々12コマ基準なのですが、突風と雲でコマ数が減ります。
 同じ手は球状星団でも利きそうですが散光星雲は様々なので選定が必要です。


M42

IC434馬頭星雲

 M42は大きすぎで馬頭星雲はOKです。
 この夜の木星はこんな調子です。


03/12/21 木星
20cmF10シュミット
x3バロー直焦点
ToUCam
600コンポジット

 大赤斑が入っていないので様になりません。

 しかしですね、1天体5分で撮影したとして70天体で6時間もぶっ通しですぜ。
 では1コマの画像処理に何分かかるかいうと5分では無理でしょう。
 撮影時間よりの画像処理時間の方が長いという釈然としない事実に気が付くのです。
 LRGBを始めると1天体あたりの時間が30分くらいになりそうなので精神的なバランスがとれそうです。

 もう一つは車のアイドリングヒーターで温まりながら撮影できるというのも地球にはあまりやさしくありません。
 車を風上に置くのは風除けの常套手段ですが、アイドリングをかける場合は像がむちゃくちゃに揺れるおそれがあります。
 発電機を使うのと大差ないので身の危険がない限り避けたいものですがキャプチャがPCの電源を食いつぶすのには良案が思い浮かびません。


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