天文写真館
(2004/01/01〜2004/01/17)
___ 星始め  ̄ ̄ ̄
今年も初日の出を拝みました。
良き年になりますように。

2004年の観測始めは惑星です。
月齢もありますし、ガスがかかるのでやむを得ません。
経験的にガスっぽいとシンチレーションは良いものなのですがどうしてなかなか手ごわいです。
04/01/04AM 土星
20cmF10シュミット
x3バロー直焦点
ToUCam
600コンポジット
04/01/04PM 土星
20cmF10シュミット
x3バロー直焦点
ToUCam
600コンポジット
04/101/04 木星
20cmF10シュミット
x3バロー直焦点
ToUCam
600コンポジット
上下に画像を配したものは処理に違いがあります。
下が元々の画像でこれを少々ぼかしてアンシャープをかけたものが上です。
像は甘くなるのですが粒状感は良くなります。
ToUCamのおかげで従来のデジカメによる画像よりかなり良い像を得ることができます。
ToUCam2も出たようですがこれで十分でしょう。
もっとも低ノイズ・高感度になったのなら話は別ですけどね。
見聞きした範囲では冷却CCDの方が解像力で勝るようなのですが投資額が桁違いになります。
___ しぶんぎ座流星群  ̄ ̄ ̄
手を抜こうが抜くまいがUFOCaptureは日々データを蓄積しています。
少々心配なのはWAT-100Nの電源が入りっぱなしになっていることです。
CCDの劣化速度は私には見当も付きません。
関東・関西ではスプライトの観測も兼用され始めていますが、これは山口では蚊帳の外です。
ぷるさんの頭上でこの高々度放電現象は発生しているようなものなのですが、スプライト自体はその雲のはるか上方で起こる現象なので関東が良い観測場所になるようです。
ともあれ新春の流星群といえばしぶんぎ群です。
しぶんぎ座は現在はない星座なのでりゅう座ιが現在の名称かと思ったら正式名は相変わらず「しぶんぎ座」流星群だそうです。
4日早朝のものと5日早朝のものを見てみましょう。
1月4日
1月5日
5日の方が派手な流星がありますが群流星自体は4日の画像のちょっと上あたりから飛んでいるのが分かります。
散在流星は天気と月でろくなことになっていないのですが14日の早朝には久々にまともな火球にぶつかりました。
2004/01/14 06:23:43 -4.5等
フレームイン/赤経:16h28m55s 赤緯:+56゚36'16"
消滅点 /赤経:18h25m59s 赤緯:+65゚33'49"
観測地はE131゚17'/N33゚59゚です。
11月22日の火球のように爆発したりはしてませんがかなり派手です。
自動で観測させるためにカメラを北に持ってきたのですが秋のように散在流星が大量に撮れることはありません。
原因は何なのでしょう?
あまり有り難くない予測もありますな。
___ LRGBする?  ̄ ̄ ̄
1月17日の土曜日は予報こそ晴れでしたが寒波の後でしたから津和野は避けて皇座山に上りました。
この土曜日も周南の面々はお留守でしたが広島から藤井さんらが見えておられました。
冬はナイタースキーで山が使えないので皇座山に遠征し、銀塩でT7を狙うのとToUCamでの惑星撮影が狙いだそうです。
最初こそ無風でした。
即時性ではデジタルの方が有利ですね。
しかし、デジタル256階調ではすぐ飽和してしまいます。
冷却CCDが高ビットなのも一眼デジでRAW出力しようとするのもこれが原因です。
2003/01/17
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M直焦点
256フレーム
12コンポジット
尾が随分しっかりしてきました。
先が楽しみです。
この晩の小道具はICASのLRGB Type IV
の入荷記念で分解撮影を試みます。
とはいえ、少々風があるのでTGv-M+6mmレンズにフィルターをチョンと載せて撮影します。

一応カラーです。
強引にカラー強調します。

バーナードルーフを狙ったのですが今ひとつです。
馬頭星雲にいたっては全く色が出ません。

M42で詳細に見てみましょう。
+
=
Lは毎度の画なのですがClearを使うところだけが違います。
カラーはR、G、B各々のフィルターで撮ったものをRGB合成します。
これをLRGBにかけるのですが強調しても下程度の仕上がりにしかなりません。

なぜかというとL画像に比較してRGBが露光不足なのです。
元が露光不足だとレタッチしても駄目です。
この日はガンマは使っていないのですがLRGB用に限ってはガンマで色情報を稼がないとL画像とレベルが揃わないことになりそうです。
ここでPCのバッテリーを2本使いきり、風も出てきて撤収・・・にはならないのですよ。