天文写真館
(2004/02/21〜2004/02/29)
___ 加減、手加減、いい加減  ̄ ̄ ̄
世間の作例やうちのHPを見て「TGv-Mってそこそこ写るんだ」と感じた人は多いと思います。
これは半分本当で半分は誇張です。
12月21日に撮ったM51のコンポジット原画はレタッチしないと下のようになります。

一応分かるけどこのままでは鑑賞に堪えません。
そこで幾度かトーンカーブで底上げして明るさ調整で背景を絞って仕上げます。

私は通常ここまでしかやっていませんがステライメージに慣れた人ならトーンカーブに変化をつけて別の表現もできます。

同じ原画でもここまで階調を変えることができます。
お好みと目的によってこのあたりは使い分けになります。
先日のM1にしても加減によって随分変わります。
中心強調
周辺強調
全部をくっきり出したいのは山々なのですがうまく処理できません。
白黒はまだ良いのですが、カラーともなるとかなり厳しいです。
典型が惑星でIRフィルタレス、ホワイトバランス、ゲインの要素が交錯すると発色と精細さの両立で悩みます。
このところ多少はまともに木星も撮れて来ましたが、これは光軸の調整のおかげでレタッチの方は進歩がないです。
レタッチは目的によって手加減匙加減が重要なのですが、光軸調整はともかく高倍率で光軸を詰めていけばいいのですから楽といえば楽です。
記録を旨とするのであればToUCamを高倍率でセットし、恒星をピンボケ状態にして副鏡のネジを触りますがこれなら手元のPC上で光軸状態を見ながら調整ができるので大した手間にもなりません。
(眼視調整はこれがなかなか大変でついいい加減にしてまして・・・。)
___ 超長オートスターケーブル  ̄ ̄ ̄
信号配線の類はかなりシビアだと思うのですが、オートスターのRJ45コネクタケーブルはお手軽に製作できます。
通常は白-橙/橙/白-緑/青/白-青/緑/白-茶/茶で両端が仕上げてありますがこれを片側だけ茶/白-茶/緑/白-青/青/白-緑/橙/白-橙で付け替えます。

5mのものはあったのですがブロードバンド開通記念に材料として買ってきた30mケーブルでオートスター用結線を行うとちゃんと動いてしまいました。
ビデオケーブルも30mあるし、駐車場からメインPCまでの必要ケーブル長さはそれくらいだし・・・。
遠征が億劫な年になったらそれもありでしょうね。
夏は蚊のいないエアコンが効いた部屋で星空散歩を披露しても面白そうです。
___ 閏うるうる  ̄ ̄ ̄
景気の見通しも利きませんが春でシーイングも利きません。
04/02/27PM 土星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
04/02/27PM 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
04/02/29PM 土星
20cmF10シュミット
LV20mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
04/02/20PM 木星
20cmF10シュミット
LV20mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
アイピースを替えてみたりホワイトバランスを触ってみたりしたのですがどうもうまく色が出ません。
リレーレンズではアイピース端からCCDまでの距離が長い方が拡大されますので構成が凝ったLVの方が背が高く拡大率も低くなってしまいました。
29日は月もありますから、月でホワイトバランスを取ったのですがうまい肌色が出ません。
青が強すぎるのも原因でしょう。
そもそも霞んでコントラストが付かないのも一因と思っています。
今年は4年に一度の閏年の惑星が撮れました。(大した意味はないですが。)
ただ、「うるう」と聞くと花粉の「うるうる」を連想するので少々憂鬱です。
___ 2004年2月流星統計  ̄ ̄ ̄
1月に引き続き2月も流星の数が少ないです。
っていうか、1月の更に半分程度ですか?
晴天率、透明度ともに悪いのもありますが根本的に流星の数が少ないのではないかと思います。


流星が少ないとはいえPCのHDDは着実に食いつぶされていきます。
元々流星類以外の不要クリップはさっさと処分していたのですがとうとう120GBが一杯になってしまいました。
しょうがないので12月までのデータは明るい流星を除いて処分し、BMPはJPEGにAVIはWMVに変換しました。
それでも稼げたのは50GBです。
HDD増設しても同じことですから思い切りが肝心です。
なんだか流星をリストラしているようないやな感じです。
最後は「今月の火球」です。


爆発するとやはり派手ですね。