天文写真館
(2004/04/17〜2002/04/21)
___ 晴れたり曇ったり  ̄ ̄ ̄
単発ですがシーイングが悪い17日AMと18日AMの結果は次のようになります。
04/04/17_00:15? 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
04/04/18_00:54 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
特に18日は高度も36°で酷いっス。
その酷い日に観測したのも物好きともいえます。
___ 皇座山復活  ̄ ̄ ̄
16日仕事が終わって天気予報を見ると「良くはないが晴れる見込み」です。
17日は「怪しい」予報だったので多少無理があっても出かけることにしました。
ガスっぽいので標高で稼いで低高度は捨てるべきなのでしょうが、整備が気になるので皇座山に出かけます。
出発が遅れたので現地着は零時前になりました。
整備されても天文環境は悪化していないので一安心です。
東屋が二つできていますが平屋なので問題はありません。
平ベンチが南側に多数配置され、テーブルもいくつかあります。
いずれもコンクリではなく木ですから機材を置くのに助かります。
南のがけには偽木の低い柵がありますが観測に邪魔な高さではありません。
駐車場と歩道は舗装されていますし、西側は未舗装のまま残してあります。
未舗装には車の乗り入れも可能です。
照明は未設置どころか一部撤去され涙が出るほどうれしいです。
トイレの感知センサーもオフになって気兼ねしながらトイレを借りる必要もなくなりました。
これはひょっとしてここで天体観測が盛んに行われていることを配慮しているのではないかと思わせます。
一例を挙げれば植樹がされていないことも特異です。
もしそうだとしたら配慮に心から感謝申し上げたいです。
例によって北>東>南>西の順に撮影しました。




ただ、風が強いのは相変わらずで、中腹に移動します。
セットがすんでまずは先の木星を撮ったのですが、高度が低い天体は押並べて全滅状態。
写しやすそうな天体を白黒で拾っていきます。
2004/04/17AM M14
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット
2004/04/17AM M28
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット
2004/04/17AM NGC5907
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット
2004/04/17AM NGC4216
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット
2004/04/17AM NGC5746
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット
一通り撮ったところで本日の秘密兵器登場です。

TGv-M用フィルターボックスです。
正体は30Aの塩ビ管の内径と外径をやすりで削り、スリットをつけたものです。
大径側は
2004/04/17_02:50 M20
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB:12コンポジット
2004/04/17_04:20 M20
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB:12コンポジット
高度差による影響が大きいです。
このガスっぽさで撮れただけ上等です。
フィルターボックス(?)を使うとスリーブの抜き差しの時間ロスが減りますし、何より像が視野で安定していますからLRGB処理時に気持ち良く像が重なります。
31.7mmのフィルターにはテープで耳をつけて出し入れできるようにしています。
夏物を漁ってみましょう。
2004/04/17 M16
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット
2004/04/17 M17
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット
2004/04/17 M8
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット
2004/04/17 M27
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット
2004/04/17 NGC6992
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット
ガスで少々苦しいとはいえ精度良く画像を重ねることが出来るので気持ちが良いです。
白黒と比較すると撮影効率は格段に落ち、フィルター交換の都合でリモート撮影にはならないのでこの程度はご利益が得られないと困ります。
ここまでくるとコンパクトデジカメを凌駕したことを実感できます。
気を良くして天の川のもLRGB撮影・・・薄明が始まっちゃいました。

1/3型用のレンズなので無理があるのは承知なのですがB画像が真っ白なのでお話になりません。
今度はもうちょっとマシなのを撮りたいものです。
___ 楽しみ・楽しむ  ̄ ̄ ̄
「今度」はすぐ来てしまいました。
昨日の予報と裏腹に今日も晴れ。
しかも新月時期の土曜日となると皇座山は開園祝いをしているのではないかと思い出遅れながらも出動。
これが皇座山に近づくほど雲が出てくる始末です。
山頂は案の定、曇りがちで周南の面々が酒盛りの最中でした。
広島からも来客があり8名とまずまずの集まり。
情報交換をしながら待っていると北極星が見えたのでそそくさとセットアップ。
ただし、先の木星の有様の通り透明度はボロボロです。
ま、適当にやりましょう。
2004/04/18 NGC5128
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:30/RGB: 12コンポジット
2004/04/18 M104
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:30/RGB: 12コンポジット
2004/04/18 NGC5364
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:100/RGB: 12コンポジット
こりゃ、ガスのせいばかりではありません。
気温も10℃ほどもあるようです。
NGC5364なんて10等で7分角なのでさぞかしいい画になるだろうと期待したのに泣けそうなレベルです。
目が慣れるほどに背景の白っぽさが苛立たしくなります。
周南の面々は・・・酒盛りしたり、星空の下で爆眠したり、PCでデータ整理をしたりと様々です。
この場にいる全員が星を楽しみにしているのは間違いないのですが、星を楽しんでいるのはどちらかといわれれば明暗が出ます。
もっとおおらかに構えるべきでしょう。
天文道九段なんて自称する人が現れる前にそうすべきです。
(もっと明るくなってから撮らなくちゃ!)
さて、昨日の復習です。
2004/04/18 いて座銀河
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット
2004/04/18 夏の大三角
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット
銀塩で撮れよ!と自分で突っ込みたくなりますわ。
最後は難物です。
C/2002 T7 リニアを狙います。
2004/04/18_04:33
C/2002 T7
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット
ステラナビゲータで対象導入しLiveCapture2で自動記録したなかからコントラストが得られた時間帯のものを選びます。
露出時間にあまり悩まなくても良いのがメリットですが、18日のガスは強敵過ぎます。
左上に収差がモロに出ていますが右(西)にメインの尾が見えるほかに、左上にアンチテールが見えます。
現地ではアンチテールの方がむしろ目立つくらいでした。
このときの高度はわずか6度です。
ステラナビゲータの自動導入・追尾、LiveCapture2のTGv-M出力の自動記録がなければ私も狙おうとは思いません。
T7が林に隠れている状態から追わせたので従来なら面倒な目盛環導入が必要な場面です。
後は自動でフィルター交換が行われればカラー化もできるのですが・・・値段が洒落になりません。