天文写真館
(2004/04/22〜2004/04/30)


___   惑星シーズン終盤    ̄ ̄ ̄

 22日は予定が早く終わったのでさっさとセットアップ。
 天気予報は曇りだったのに局地の天気は分かりません。
 金星はちょっと低くなりすぎてゆらゆらで土星は暗い上にゆるゆるでいけません。


04/04/22_20:32 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 木星は漸く撮れましたが甘くないです。


04/04/25_AM 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

04/04/25_21:00?/22:24 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

04/04/25_PM 土星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 シンチレーションは悪くないです。
 透明度がよくない色が出にくいのが難点です。
 高高度で木星を撮影しようとすると日没から準備しないといけません。
 何しろ9時前には南中してしまうのです。
 高度30度が観測の限界でしょうから6月までは観測可能かもしれませんがしっかり梅雨が待っています。


___   新月が過ぎても    ̄ ̄ ̄

 金曜日の夜は観測地を求めて彷徨いました。
 永田光機があるむつみ村は光害が少ない地域です。
 地図と照らし合わせて千石台に狙いを付けたのですが予報に反して晴れない上に農家が散在して林も多いので残念ながら使えません。
 ホント観測地には困ります。

 翌土曜日は皇座山です。(好きでんな)
 望遠鏡をのんびり出したのは曇り気味だったからです。
 5名集まったのですがシーイングも感心しないのでみんなマイペースです。
 わずかに風がありますが、おかげで珍しくフードも着けずに観測できました。


2004/04/25AM NGC5139

20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット

2004/04/25AM NGC5128
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット

2004/04/25AM M101
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
24コンポジット

2004/04/25AM M64
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
24コンポジット

2004/04/25AM NGC6144

20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
24コンポジット

 ぼちぼちだと思います。
 寒いとビデオの調子がいいです。
 せっかくですので赤いものを撮り直しましょう。


2004/04/25AM M8

20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット

2004/04/25AM M20

20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット

2004/04/25AM M57

20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット

2004/04/25AM NGC6826
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
L:24/RGB: 12コンポジット

 青色の再現があまりうまくいきません。
 緑は光害の色なのでいやな感じです。
 M20はいい線まできていますが、M8はもっと大きいので自作鏡が適当でしょう・・・が、赤経ロックのクラッチが滑ってしまいました。
 先日発覚した雌ネジの磨耗が原因です。
 座金を外したのでアルミ板を変形させるだけでクラッチに圧力がかかりにくいのです。
 金曜日の観測で画角の不足は明らかですから使いたかったのに残念です。
 主鏡で中心だけ抜くことにしますが・・・。


2004/04/25_04:23
               C/2002 T7

20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット

2004/04/25_04:26
               C/2004 F4

20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット

 F4ブラッドフィールドにはビックリです。
 先にT7リニアを見ていたのでたかを括っていたのですがブラッドフィールドの方がはるかに明瞭です。
 しかしそれもわずか30秒ほどのことで雲の中に消えてしまいました。
 ガスと分離して表示するには強調せざるを得ないので仕上がりがヘロヘロなのが残念です。

 この日の作例はネット上でいくつも見ることが出来ましたが尾が非常に長いのでデジカメ望遠側でいい対象になったようです。
 勿体無いです。


___   彗星勝負    ̄ ̄ ̄

 28日は緑の日をひかえていますので夜更かしができます。
 それでも急がないといけないのは木星観測です。
 のんびりしていると高度がどんどん下がってきます。
 急いでセットしたら雲が被ってしまい90分も空振りで結局ありふれた木星になってしまいました。


04/04/28_22:19 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 せっかくなので彗星を撮影することにしました。
 東の低空が期待できるところはほとんどないのでまた皇座山に頼ることにしました。
 出発が零時だったのも月があるからやむを得ません。
 到着するころには月も沈むことになります。

 休み前なので彗星見物の人がいるかと思っていたのですが、吉本さんと二人の観測になりました。
 彗星ラッシュは吉本さんにとってうれしい反面でとてもせかされる結果になっています。
 観測精度を求めればもっともなことです。
 ましてや写真も予定に入れるとシッチャカメッチャカになるそうです。
 私は先週+α程度のセッティングで考えていたので「大変ですねぇ」くらいに考えていたのですがそれはいきなり訪れました。

 「上がってきましたよ!」の声に少々焦りました。
 まだデジカメを同架していなかったのです。
 さしあたり本体を写すつもりで25日と同じパターンで導入指令を出すと・・・
赤緯モーターが駆動しません。
 これは焦ります。
 電源を再投入して再アライメントをかけます。
 えいや!でやったのでケーブルが架台に絡みつきます。
 デジカメと軸をあわせていなかったので広角側で狙います。
 適当に撮る片方で主鏡で核を狙いますがなぜか視野が暗く、対象がなかなか導入できません。
 再び適当に恒星を導入しピントをざっと出してブラッドフィールドを入れると・・・風で視野が派手に揺れます。
 そこまで酷い風ではなさそうなのにおかしなことです。
 空が明るくなってようやくレデューサーをかましてなかったことに気が付きました。
 彗星に的を絞って来たのに大タコです。
これでは傷にしか見えません。
明るくなってからの方がまだマシです。
 いっそ両彗星の揃い踏みがいいかもしれません。

 撮影のコマが少ないのでいまいちですね。
 主鏡直焦点は下の様子です。


2004/04/29_04:20
               C/2002 T7
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
24コンポジット

2004/04/29_04:13
               C/2004 F4
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
24コンポジット

 星がふにゃふにゃですからろくなもんじゃありません。
 準備不足は明らかです。
 この手の一発勝負は場数が不足するといけませんね。

 口惜しいので家事で休みにした30日の早朝も出撃。
 よしとけばいいような天気なのですが・・・。

 ど真ん中の名点がブラッドフィールドです。
 透明度なんてレベルではないので写ったことがビックリです。
 クローズアップはTGv-Mの能力次第です。


2004/04/30_04:20
               C/2004 F4
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
24コンポジット

 右にポコポコゴミの影が出ていますが、レベル差が少ない原画から尾のイメージを引きずり出すと避けがたいです。
 29日にさっさと撮れていれば苦労しなくてすんだのですが天気予報を見ると「次の機会」はなさそうです。


___   2004年4月流星統計    ̄ ̄ ̄

 春ですなぁ、流星が寂しいです。
 それもここまで減るか!というほどなのは季節的なシーイング低下も無縁ではなさそうです。


 火球も-3等が精一杯です。

 4月にはこと座流星群があったのですが群流星の下の-3等が最高です。

 今月の目玉はこと座流星群で4月21/22日には輻射点が出ました。

 HR10程度の流星群でも十分解析できます。

 連休にはデータをせっせと圧縮しておかないとこのままサボって夏のシーズンを迎えるとわずかな期間でHDD破綻が待っています。


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