天文写真館
(2004/05/26〜2004/05/31)
___ QV-3500EX改2  ̄ ̄ ̄
赤外線で発光している天体に対しては長らくIRカットフィルターを外したQV-2300UX
とQV-3500EXで対応してきましたがTGv-MのLRGBでうちのウェブ素材には十分すぎること
が分かってきました。
例外は広視野の対象で、LRGBフィルターも安いものではないのでTGv-M用Cマウントレンズに応じてそろえるの
は無理です。
IRカットフィルターを外すとQVは単独ではピントが出なくなり
ます。
手元の機材を眺めるとQV-3500EXが2台ありTGv-Mの投入で使用頻度が低下しています
のでこのIRカットフィルターを素通しに改造しても良さそうです。
ご町内でフィルターと同じ寸法のガラスが拾えるとは思っていませんからロスは承知
でIRカットコーティングを取り除くことにします。
赤く見えるところがコーティングですな。
角度を変えるとただの色ガラスです。
フィルター自体が青色なので素通しにならないのですが改善はされるでしょう。
しかし、相手はコーティングですから普通は塩酸などで処理すると思われます。
塩酸は400円たらずと安いのですが、購入は面倒なので(薬局で住所・氏名・連絡先・
用途を記入しないといけない。)IRカット皮膜を削り落とすことにします。
ガラスに用いるのですから自動車用品のコンパウンドの油膜取りで上等でしょう。
今回はタケハラのキイロビンが420円の特売だったので利用しましたが、調べると酸化セリウムでした。

酸化セリウムは反射鏡の自作でもお馴染みの代物ですがフィルターが法物面になるほど削る気はあり
ません。
ティッシュにコンパウンドをつけてコーティング面を擦っているとそのうち四辺の色
が変わってきました。
ゆっくりとしか削れないようで直接指につけて表面をなでるようにしました。(無害
だから問題ないはずです。)
鬱陶しいほど時間がかかるので爪を立てたりするとコーティングに木津が付きました
から作業は進んでいるようです。
結局、CDジャケット(ポリスチレン)にコンパウンドを数滴落とし、この表面をくる
くる滑らせて削っていきます。
コーティングがある場所は光にかざすと赤く反射するのですが、削れたところは透明
になります。
ジャケットの曲率を指で適当に変えながら全面が透明になるのに1時間ほどかかりま
した。
これを水洗いし乾燥後にこれも自動車用のガラス撥水コートを付けて拭き取ります。
![]()
撥水コートで心持ち透過率がよくなります。(気のせいか?)
あとはカメラに組み込んで確認します。
ドキドキしながら電源を入れると室内の様子がちゃんと表示されフォーカスも出ます
。
しかし、IRカットフィルターを単純に外すと赤かぶりの表示になるはずがすっきり表
示されています。
「ひょっとすると干渉型I式カットではなく吸収式か?」と落胆しかけたのですがリ
モコンを覗かせるとこうなります。
コーティングを落としたもの
ノーマル
つまり、IRカットフィルターが青いのはカラーバランスをとるためのものらしいです
。
夜景をISO100ズーム端60secで撮ってみました。
原寸からトリミングしてあります。
コーティングを落としたもの
ノーマル
赤外はちょっとピンがでてません。
正確には試写の全てでピントが甘いです。
コントラスト式合焦には都合が悪い改造なのかもしれません。
緑が赤外を反射するのが分かります。
普通に使うと赤被りでろくなことにならないことが予測できます。
星空用なのでどうでもいいことですけどね。
___ 2004年5月流星統計  ̄ ̄ ̄
5月の天気はなんなんですか?(愚痴がかぶってるぞ!)
月間で200個ポッキリしか撮れていません。


みずがめ座ηがなければ相当むなしい観測になっていたところです。
来月は・・・梅雨ですな。
多くは求めない方が精神衛生上いいみたいです。