天文写真館
(2004/06/13〜2004/06/19)


___   QV-3500EX改2実写    ̄ ̄ ̄

 入梅はしているものの天気予報は台風一過と日本海の高気圧のおかげで晴れ。
 貴重な晴れ間なのですが風があります。
 風があるにもかかわらす皇座山に向かったのはQV-3500EX改2の試写を急いだからです。
 33〜100mm程度の撮影ですから柔なLX90-20で何とかなるでしょう。
 下界は曇りだったのですが皇座産を上ると星がちらほら見え始めました。
 先客は1名で雲間から見える星を肴に一杯始めておられました。
 私もボチボチと準備をすすめ、一応雲が取れたのは零時前です。
 ガスっぽいのでちょっと気が乗りませんがいて座のモコモコを撮ると液晶上でそれなりに表示されました。
 中途半端な星空なので夏の天の川合成写真を試みます。
 TGv-Mならほぼリアルタイム表示が可能ですからラップ部分の確認が容易ですが、デジカメの液晶プレビューは見えるはずがないし、光学ファインダーでも良く分かりません。
 仕方がないのでステラナビゲータ上で構図を決めることにしました。


2004/06/13 夏の銀河

QV-3500EX赤外透過
ISO500
60sec×4コンポジット後合成

 残念ながらこれだと視野が回転してしまいきれいには合成できません。
 天の川を南から北に2回なぞってつなぎが空かないようにし終わったあたりから空模様が変わりました。
 背景がぬぐったように暗くなり星が浮き上がるようになったのです。
 透明度が秋並みに上がったようです。
 しばし呆然と頭上の銀河鉄道の軌道を見上げていたのですが、時間的には月の出まであまりありません。
 IR素通し効果を確認する作業に入ります。
 この時期一番派手ないて座のバンビを中心とした南北と北アメリカ星雲を望遠端で狙ってみました。


2004/06/13 スタークラウド

QV-3500EX赤外透過
ISO500
60sec×5コンポジット

2004/06/13 NGC7000

QV-3500EX赤外透過
ISO500
60sec×10コンポジット

 気温は10度を楽に越えてますからノイジーで枚数も少ないのでなんですが一応撮れることは分かりました。
 それでもやはり銀塩のようにはいかないですね。
 空が白み始める前に撤収して帰宅後に地区のソフトボール大会で走り回ったのですが、抜けるような青空です。
 水平視界が80km級というのは年に何度もありません。
 日が落ちたら・・・今日は寝ます、ハイ。


___   やがて遠ざかる    ̄ ̄ ̄

 月曜日もまずまずの晴天で久々に彗星を追います。
 秋芳まで行ったのですが薄雲が出て「昨日撮っておけばよかった」という天気。
 処理をきつめにかけるとリニアの尾が出ました。
 ニートは尾は短くなりましたがまだまだ明るいです。


2004/06/14_20:38
               C/2002 T7
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
21コンポジット

2004/06/14_20:44
               C/2001 Q4
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
19コンポジット

04/06/14_20:54 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 ついでの木星は・・・。
 シーズンオフですな。


___   幻の流星    ̄ ̄ ̄

 6月になって5月よりキャプチャ回数が増えました。
 なにも撮れるのは流星に限らないのでして・・・。
2004/06/09 01:36:52のクリップです。
 曇っていても撮れたことに火球の迫力を感じました。
 しかも軌道が曲がるほどの代物です。
 通常軌道が曲がるのは爆発を伴ったりするのですが「隕石級ならアリかな」と思ってました。
2004/06/09 20:41;39のクリップです。
 流星が雲で見え隠れしているようにも見えますが、雲が薄いところで増光していないのが変です。
2004/06/11 22:16:30のクリップです。
 ん?!なクリップです。
 レンズの周辺歪はここまで酷いのかな、と思ってましたが・・・。
M20040615_220728-1.wmv
 2004/06/15 22:07:28のクリップです。
 絶対変です。
 でも増減光や速度はWAT-100N+CBC6mmで撮った流星そのものです。
 良く見ると火球としてはいずれも痕がないのですし、爆発もありません。
 思い当たるのはホタルです。
 ゲンジボタルの発光周期は2秒(西日本型)で軌跡は細かに揺れ、ヘイケボタルは発光周期が1秒ほどで軌跡は比較的直線だそうです。
 ただし、日本には42種ものホタルがいるそうですからその他の種かもしれません。
 この時期うちの周りでも何匹かは見ることがあるので間違いないでしょう。
 しかし、こいつをキャプチャのなかから弾いていく手間を思うと心和むというよりは鬱陶しいような・・・。

 台風の接近で一晩中曇りだと思っていたのですがこんなクリップが撮れました。
M20040617_235203-1.wmv
 2004/06/17 23:52:03のものですがちゃんと流星です。
 雲で滲んでいることと雲が切れているところでちゃんと増光していることが特徴です。
 サンプルが撮れると判別もしやすくなります。
 下は明らかにホタルです。
M20040618_012500-1.wmv
 動画で見ると思わず「惜しい!」と思いました。
 カーブが曲がりすぎてボールになった気分が味わえます。
 発光時間の長さから考えればゲンジボタルです。(ゲンジボタルも水辺を離れるんですか?)
 一年でもっと日が長いこのシーズンに思わぬ伏兵ですね。


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