天文写真館
(2004/08/01〜)


___   ペルセの下拵え    ̄ ̄ ̄

 8月は頃合になると台風が邪魔する妙な天気です。
 結局上旬に撮れたのはこんなのだけです。
2004/08/07QV-3500IRCレス5枚モザイク

 精一杯誤魔化しているのですが上のほうがコマが足りないために青ノイズがベタに出ています。

 でもUFOCaptureがあるのでネタには困りません。
 先日は半年にわたって使ってきたHDDがついに満了してしまいました。
 前半は随分まめに削除圧縮していたのですが4月ころには諦めてしまい、7月の流星数急増でギブアップです。
 現在もっとも安価な記録媒体はDVD-Rのようですが、これに記録できる流星数は47クリップほどです。
 ペルセともなると一晩に300個のペースは覚悟しないといけないので30GBが毎晩消える可能性もあるのです。
 このためできるだけ大容量のHDDが必要で250GBのIDEドライブを買ってきました。

 勘のいい人はこの時点で失笑しているはずです。
 
「またやったか!」
 やりましたとも。
 Windows2000は
「わしには128GBしか見えん」と叱られました。
 CPUこそ更新したもののベースは3年前のアスロンPCです。
 BigDrive対応には期待せず、この際にIntelマシンに作り変えることにしました。
 このところPC雑誌も買っていないので世の中の事情も分からなかったのですがミニマム出費に抑えるには手持ちのパーツができるだけ使えるようにします。
 結局M/Bと2.8GHzのP4だけ買いました。
 さて、土曜日の昼から作業を開始します。
 カードを外しマザーボードを付け替え・・・
CPUクーラーが電源に干渉して入りません!
 このケースはATX規格発表間もない1996年製です。
 ここまでクーラーが大きくなるとは思ってもいなかったのでしょう。
 仕方なくケースを新調しますが電源は不要なのでかなり安く手に入ります。
 そうこうしているうちに日が翳ってしまいます。
 これはいけません。
 観測時間が始まってしまいます。
 面倒なので元のシステムHDDをそのまま繋ぎました。
 意外とあっさり立ち上がり
ラッキーと思ったんですけどね。
 やがてPCは「ドライバがないっス」とごねはじめました。
 素直に入れてやればいいんです。
 が、
 250GBHDDが気を失うほど遅い!
 CPUは余裕こいてるのにHDDはきわどい記録を続けています。
 一からインストールしなおしていると一日かかってしまいますから無理を承知で突っ走るほかありません。

 困るのは以前のトラブル解消法をきれいさっぱり忘れていることです。
 20時前後になると必ず
変なクリップが撮れるようになりました。
 BMPなしの無駄クリップでAVIの順序が変わっていたりと相当特異です。
 タスクリストをじっと眺めてようやく理由が分かりました。
 手持ちはTVキャプチャーカードなのでアナログキャプチャーカードと異なりTV波を受信できますが、この信号を利用して決まった時間に番組表を受信するようになっていたのです。
 スタートアップから予約ユーティリティは削除しました。
 それだけで20時の異常は止まりました。

 さていよいよペルセウス座流星群の極大が近づいてきて薄明時期に無駄キャプチャが出ることに気付きました。
 毎日発生するわけではないため発見が遅れましたが画面に動いているものが・・・ありました。
 庭木が伸びてきて画角に干渉し始めたのです。
 仕方なく少々刈り込みをしました。
 他ではゴミ袋も蜘蛛もキャプチャのトリガーになりますから変な動作の時には調べる必要があります。

 こうして準備を進めて台風・・・ではなく流星群を迎えます。
 盆に向けて台風が発生したときは「また、いつものパターンかよ!」と突っ込みを入れたくなったのですが幸いコースが中国寄りになりました。(その分、中国は大変な被害が出たようです。)


___   本番いきまーす    ̄ ̄ ̄

 お盆の話が盛んになるとペルセウス座流星群本番です。
 毎日のトレールマップを掲げると下の様子です。
2004/08/09-10、87個中45個がペルセ群です。
2004/08/10-11、67個中41個がペルセ群です。
2004/08/11-12、149個中114個がペルセ群です。
2004/08/12-13、226個中178個がペルセ群です。
2004/08/13-14、58個中38個がペルセ群です。
 12-13日は天気にも恵まれました。
 春の一か月分の流星が一晩で飛んだことに当たるのですから壮絶です。
 主だったものを集めたらこうなりました。
 meteor/library/M20040812_13.wmv(1.4MB)
 途中に3連流星も織り交ぜていますが残念ながら薄明中は画像が荒れて大きいのを外してあります。
 UFOCapture report
 ついうれしくて載せましたがレポートが143KBなのは凄いです。

 散在流星だけを数えても12-13日が最も条件がよかったようです。
 後は8月20日のはくちょう座群で、これが終わると小流星群ばかりの9月になります。
 なんとか夏を乗り切りそうな250GBHDD・・・と思ったらまだ50GBしか使っていません。
 おかしいのでプロパティーを確認すると
「圧縮モード」になってました
 こりゃ遅いわけです。


___   皇座山泣き笑い    ̄ ̄ ̄

 11日に仕事がはけると天気予報を見比べます。
 あまりよくはないのですが新月シーズンのお盆は貴重です。
 山間部は雲が出やすい予報なので青野山か皇座山でしょう。
 今時期は天の川が見たいので皇座山にします。
 到着すると車が大量にいます。
 周南天文同好会のペルセウス座流星群観望会です。
 早速陣取ってLX90-20のアライメントを終えます。
 が、ですね、やけに早い雲が山の端をなめていきます。
 やがてどっぷり雲の中です。
 仕方なく茶話会ですが昔話満載です。
 総じて光害の浸食に関するものですが会長はその昔暗い空を求めて鹿児島まで南下し気まぐれに船に乗ってしまったとか。
 あまりの星空に狂喜して写真を撮り始めたのですが、そのうち素に戻り「写真を撮ってる場合じゃない」ことを悟って眼視派に転向してしまったとか。
 これはパーフェクトな天の川を見たことがあるとうなずける話です。
 最大な問題はそんな天の川は日本人のほとんどが見ることができなくなってしまったという点です。
 ご存知の人も多いでしょうが日本の天文はプロを頂点とした多くのハイ・アマチュアが支えている事実があります。
 機材購入もままならない若い人が天の川や流星などで天文に興味を持ってくれないと先々その底辺が崩れてしまいます。

 暑中の盆とはいえ皇座山で雲の中です。

 Tシャツが長袖になりジャンパーまで着込みます。
 見知らぬ人が来たら異様な光景に声もかけられないでしょう。
 
零時を回っても状況が回復しないので皆さんぼちぼち就寝体制に入ってしまいました。
 会長と「どうします?」「下の駐車場でどうでしょう」と打ち合わせます。
 この雲は皇座山頂だけと考えたからです。
 雲から降りたらびっくりの快晴!
 他の熟睡中のメンバーには申し訳ありませんが楽しませてもらいます。
 流星観測でいまさらLX90-20を組み立てる気にもならないのでデジカメでの固定撮影に切り替えます。
 40コマ以上撮ったのですが・・・。
2004/08/13_04:32
 ひとつ撮れただけラッキーです。
 右下は皇座山の傘雲です。

 主体はQV-5700で撮ったのですが流星が撮れたのはQV-3500EXIRCレスです。
 流星でも赤外側は重要なのかもしれません。


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